小吉
2009-03-09(Mon)
5回目は、短めです。
ぐだぐだと悩むオイジェス王子です。相変わらず、他人の地雷を踏むのが上手いかも。ごめん。
馬にはどうにか乗れるようになった。
剣も弓も、形だけなら、な。誰かと対戦するのも、狩りに出かけるのも、苦手だけど、付き合えと云われれば付き合わないわけにもいかない。
なぜって、付き合えって云うのは、陛下がほとんどで、あとは、ジュリオだからだ。
忙しい陛下が毎日みたいにオレに会いにきてその日の成果を見たいと云われたら、畏れ多すぎて、断るなんて出来ない。
ジーンは、ジュリオが俺に近づくのをあまり快くは思ってないみたいだけど、それでも、兄上と云って慕ってこられると、無碍にも出来ない。
たまに、おしのびで狩りにと誘われると、やっぱり、断れないだろ。
どう考えたって、オレなんかにふたりが気を使ってくれてるんだってわかるんだから。
陛下といえば、夕飯以外のときにも、最近はオレを身近に置くようになった。
結構これがきつくてさ。
毎日の勉強に加えて、陛下が執務室での仕事や謁見をしているとき、その傍で見ていなければならない。ぼんやりと見てるだけじゃなくちゃんと目や頭を働かせてないと、不意打ちみたいに問いかけてくるから、気を抜けない。
陛下の家臣の目もあるから、下手なこと云えないし。
オレがどれだけ神経をすり減らしてるか、わかって欲しい。
なのに、ジュリオは、
「兄上がうらやましい」
って、云うんだ。
なんでよって、思った。
そりゃあオレは今は皇太子なんだけど、その前は、ジュリオが一番その座に近かったわけだ。だから、陛下は、今のオレにしているようなことを、とっくにジュリオにしてるはずだって思ってた。
けど、違ったんだ。
「兄上が行方不明のあいだも、私は第二王子というだけの存在でしたから。第二王子なんて、父上にとってはいてもいなくてもかまわない存在に過ぎないんです」
今も昔も―――――
なんて、寂しそうに云うんだ。
「今も昔も、父上が愛されているのは、お后さまと兄上だけなんです」
夕飯すら一緒にしたことがないと云って、オレよりも大人びてるジュリオが諦めたように笑って見せるのに、なにが云えただろう。
金髪で青い目のジュリオは、オレよりも頭ひとつぶん背が高い。南方の血をひいている浅黒い肌は、たくましさを際立たせている。まだ十四なのに堂々とした態度は本当に、彼こそが次の王には相応しいといわれるのももっともだって思ってしまう。
だから、ジュリオの母親にオレが嫌われてても仕方がない。
ジュリオによく似た豪華な美女である彼の母さんは、后じゃない。あくまでも、妃にすぎないんだそうだ。王の妃ということは、その、妾ということなんだそうで、ジュリオは、あくまでも妾腹ということになるらしい。
三年前引き合わされたときの彼女のあでやかな笑みに、怖さを感じてしまったのは、あながちオレの不安ばかりのせいではなかったのだろう。
そんなことも頭にあったんだって思う。
―――ああ、呼称な。突然変わったって、びっくりしただろ。
うん。変えて一年くらいになる。
オレは、自分を僕と呼ぶことをやめたんだ。本当なら、私とか気取ったほうがいいんだろうけど。そのほうが、だから流れの民は――なんて眉を顰められないで済むんだろうけど、あの時は、いろんなことに腹が立ってたんだ。
いくらオレが内にこもるタイプだっていったって、堪え切れなくなるときだってある。
そう。
一年前。
とにかく当時のオレは、必死でがんばってた。
自分向きじゃないって重々わかってることを――だ。
それでも、陛下とジュリオとジーン以外は、眉をひそめる。
だから、オレは疲れちまってて、陛下にお願いしたんだ。
陛下がオレに甘いってことは、周囲が一番嫌う現実だったけど、背に腹は変えられなかった。
陛下のことを、オレは、まだ、一度も父上と呼んだことはない。陛下も、別に、気にはしていないみたいに見えてた。でも、なんとなく、陛下がオレを見る視線に、オレの態度に対する苛立ちのようなものがあるって云うことは、うっすらとだけど気づいてたんだ。だからって、呼べるはずもない。オレにとっては、陛下は、陛下なんだ。自分が陛下の血を引いてるなんて、どう考えたって、本当のことのようには思えない。そんなオレを知ってて、陛下は、オレを甘やかすんじゃないかなって、なんとなく、そんなふうに思ってたんだ。
だから、陛下はきっと叶えてくれるだろうって、たかをくくってたのかもしれない。
―――なにを言っている。
低い声だった。
いつものように、食堂でオレは陛下の隣の席について夕飯を食べていた。
ぼんやりと、ただ、食べてたんだ。
味なんかわからない。
心もからだも疲れてた。
何をどうすれば、オレを認めてくれるのか。
頭の中は、混乱しきってたし。
だから、無意識のうちに、溜息をついてしまってたらしい。
ワイングラスをテーブルにもどす音が、かすかにした。
「心配ごとがあるのか」
静かな声だった。
視線を動かすまでもない。陛下がオレを見てる。
視線を痛いくらいに感じた。
返事をしないわけにはいかない。
そっぽを向いているのも、不自然だし、礼儀にかなわない。
右斜めを見れば、陛下の黒い瞳がオレを見ていた。
かすかな苛立ちめいたものは、見えない。ただ、オレを慮っているのが、わかった。
ふと、辺境にいる母さんと父さんを思い出した。
焦った。
二年にもなるのに、まだ、馴染めないのか。
そう思うだけでこみあげてくるものに、オレは、蓋をしようと、必死になった。
情けないだろう。
人前で。
しかも、食事中なんて。
限界だったんだ。
だから、涙を堪える代わりに、云ってしまった。
絶対に、陛下に向かって云ってはいけない言葉を。
「帰りたいんです」
刹那。
温度が下がったような錯覚を覚えた。
陛下のまなざしがたちまち凍りつくのを、オレは、見たんだ。
けど、一度堰を切ってしまった感情を押しとどめるすべを、オレは、失ってた。
「皇太子の地位を返上したいんです」
留まらない。
「僕には、荷が重過ぎるんです」
だから、お願いです。
いつの間にかこらえていた涙まで流して、オレは、訴えていたんだ。
けど――――
「なにを、言っている」
陛下の声は、氷点下の厳しさだった。
「そなたは、皇太子だ。私が見出し、認めた。私の唯一の嫡子は、おまえだけだ」
「…………ジュ、リオは」
「関係ない」
冷酷なほどあっさりと切って捨てる。
椅子から立ち上がり、王が、オレの背後に移った。
椅子の背ごとオレを抱きしめ、オレの髪を掻きあげた。
「ユゥフェミアによく似た顔をして、私を裏切ろうというのか」
きつい拘束に、からだが震える。
怖い。
忘れていた感情を、思い出す。
「陛下っ」
瞬間、オレは、激痛を感じていた。
「父と呼ぶようにと、何度言えば覚えるのだ」
髪の毛を鷲掴みにして、陛下がオレを仰のかせる。
「そなたの父は、私だけだ」
ごめんなさい―――――と。
何度も、
父上、許してください――――そう云って、オレは、謝ったんだ。
******
相変わらず変な夢を見てます。
港か桟橋か、とにかく船着場のようなところを見下ろしていると、ぬかるんだ黒い泥の上に、二頭の海獣が。
一頭は、立派な牙を持ってるでっかいの。コミカライズされたみたいな感じなんですが、どうやら、セイウチらしい。
もう一頭は、その幼獣らしいのですけど、そちらの尻尾の部分に太い銛のようなものが突き刺さってて、血を流してる。
野次馬のなかの誰かが進み出て、チャレンジするんだけど、銛は抜けず、幼獣が痛がって逃げる。
でも、あまり深追いしたら、親が怖いというので躊躇して、誰も手を出さない。
珍しくヒーロー精神を出したらしい魚里が、そこから下に下りて、幼獣の銛を抜いてあげるんですね。
元から人間に抜いてもらおうとでも考えていたのか、二頭は悠々と海に帰ってくのでした。
う~ん。
何気に今日気がついたのですが、もしかしたら、ロイ君、成仏してないかも………しれないです。
魚里の部屋のテレビの上に飛び乗って、熱を逃がすためにボディーが格子状になっているところで爪を研いでから、窓の外を眺めるのがお気に入りだったのですが。
夜中か明け方、結構大きな音がするんですよね。
家鳴りではないと思うんですよ。
プラスティックっぽい音だし。音源は、テレビらしいし。
パキというか、ドンというか。微妙な音がするんです。
大きい。
で、結構大きな音だから、一緒に寝てるジュニやら茶々も反応しそうなものなんですが、無視。
家鳴りでも大きかったらぴくんと、反応するものなんですが。ジュニなんか魚里の胸から腹にかけて、茶々なんか足の間とか腰の横とかで寝てるので、震えたらわかるんですよね。
もしかして――――ロイがいないと寂しいなぁと、無意識につぶやいてる魚里のせいで、成仏できてない? それは、辛いぞ。ロイくん。いいとこにいてください。ネイティブ・アメリカンの伝説の、虹の橋で待っててくれると嬉しいなぁ。
最近気になってることがあります。
深夜アニメは、見る気ないんですが。録画も出来んし。色々突っ込みそうなので。
ひとしきり喚きます。失礼を。
「花咲ける青少年」がアニメになるなんて~~~。
どうしましょうね。しかもクインザが速水さんだっけ? 子安さんだっけ? 忘れてますが。どっちかでしたよね。
ま、まぁ、彼は、重要なキャラですが、でもまぁ、ああいう人物ですから仕方ないですか。どういう文章やxx
気になるのは、ユージーンだな。誰が声当てるんだろう。
いつもの魚里のタイプなら、黒髪好きだし、やっぱリーレンなんですが。なぜだかこの話において、一番のお気に入りは、ユージーンなのです。彼が一番色っぽい。し、やっぱ、ムスタファと融合してるから、ねこ科好きの魚里としたら、彼なのかもしれません。報われんしね。あの切なさは、彼独特というか。
アメリカの彼は(名前忘れてるからな魚里)あのへたれ度からいくと、結構好みなはずなのだが。どうも、視界に入ってこないのでした。
ともあれ、魚里にしてみると、樹さんのあの華麗な男性人がアニメになるとどうなるんだろうという不安ばかりが先に立つのでした。
「八雲立つ」は、見たけどねvv 結構いい出来でしたが、他は、見てないのでした。
あと、ギョッとなったのが、今もう放映してるのかなぁ。「タイタニア」! あれ、なんでアニメでながれるんだ~~~~。原作、決着つけてなかったっしょ、田中さんっ! 徳間ノベル持ってますが、まだ完結してなかったよねっ! 完結してましたか? 待って待って待ちくたびれて、田中ファンから戦線離脱した魚里です。うん。「創竜伝」は、全巻ビデオ持ってますし、それくらいにはファンだったのですが。「銀英伝」は流石に買えなかったですが。最近は、もう、駄目~~~xx でも、「タイタニア」好きだったんですよね。だけに、なんか、釈然としない。
何回も完結さすといって復刻しながら、完結しない、「七つの黄金郷」みたいなもんですかね。これも寂しい。
ぐだぐだと悩むオイジェス王子です。相変わらず、他人の地雷を踏むのが上手いかも。ごめん。
馬にはどうにか乗れるようになった。
剣も弓も、形だけなら、な。誰かと対戦するのも、狩りに出かけるのも、苦手だけど、付き合えと云われれば付き合わないわけにもいかない。
なぜって、付き合えって云うのは、陛下がほとんどで、あとは、ジュリオだからだ。
忙しい陛下が毎日みたいにオレに会いにきてその日の成果を見たいと云われたら、畏れ多すぎて、断るなんて出来ない。
ジーンは、ジュリオが俺に近づくのをあまり快くは思ってないみたいだけど、それでも、兄上と云って慕ってこられると、無碍にも出来ない。
たまに、おしのびで狩りにと誘われると、やっぱり、断れないだろ。
どう考えたって、オレなんかにふたりが気を使ってくれてるんだってわかるんだから。
陛下といえば、夕飯以外のときにも、最近はオレを身近に置くようになった。
結構これがきつくてさ。
毎日の勉強に加えて、陛下が執務室での仕事や謁見をしているとき、その傍で見ていなければならない。ぼんやりと見てるだけじゃなくちゃんと目や頭を働かせてないと、不意打ちみたいに問いかけてくるから、気を抜けない。
陛下の家臣の目もあるから、下手なこと云えないし。
オレがどれだけ神経をすり減らしてるか、わかって欲しい。
なのに、ジュリオは、
「兄上がうらやましい」
って、云うんだ。
なんでよって、思った。
そりゃあオレは今は皇太子なんだけど、その前は、ジュリオが一番その座に近かったわけだ。だから、陛下は、今のオレにしているようなことを、とっくにジュリオにしてるはずだって思ってた。
けど、違ったんだ。
「兄上が行方不明のあいだも、私は第二王子というだけの存在でしたから。第二王子なんて、父上にとってはいてもいなくてもかまわない存在に過ぎないんです」
今も昔も―――――
なんて、寂しそうに云うんだ。
「今も昔も、父上が愛されているのは、お后さまと兄上だけなんです」
夕飯すら一緒にしたことがないと云って、オレよりも大人びてるジュリオが諦めたように笑って見せるのに、なにが云えただろう。
金髪で青い目のジュリオは、オレよりも頭ひとつぶん背が高い。南方の血をひいている浅黒い肌は、たくましさを際立たせている。まだ十四なのに堂々とした態度は本当に、彼こそが次の王には相応しいといわれるのももっともだって思ってしまう。
だから、ジュリオの母親にオレが嫌われてても仕方がない。
ジュリオによく似た豪華な美女である彼の母さんは、后じゃない。あくまでも、妃にすぎないんだそうだ。王の妃ということは、その、妾ということなんだそうで、ジュリオは、あくまでも妾腹ということになるらしい。
三年前引き合わされたときの彼女のあでやかな笑みに、怖さを感じてしまったのは、あながちオレの不安ばかりのせいではなかったのだろう。
そんなことも頭にあったんだって思う。
―――ああ、呼称な。突然変わったって、びっくりしただろ。
うん。変えて一年くらいになる。
オレは、自分を僕と呼ぶことをやめたんだ。本当なら、私とか気取ったほうがいいんだろうけど。そのほうが、だから流れの民は――なんて眉を顰められないで済むんだろうけど、あの時は、いろんなことに腹が立ってたんだ。
いくらオレが内にこもるタイプだっていったって、堪え切れなくなるときだってある。
そう。
一年前。
とにかく当時のオレは、必死でがんばってた。
自分向きじゃないって重々わかってることを――だ。
それでも、陛下とジュリオとジーン以外は、眉をひそめる。
だから、オレは疲れちまってて、陛下にお願いしたんだ。
陛下がオレに甘いってことは、周囲が一番嫌う現実だったけど、背に腹は変えられなかった。
陛下のことを、オレは、まだ、一度も父上と呼んだことはない。陛下も、別に、気にはしていないみたいに見えてた。でも、なんとなく、陛下がオレを見る視線に、オレの態度に対する苛立ちのようなものがあるって云うことは、うっすらとだけど気づいてたんだ。だからって、呼べるはずもない。オレにとっては、陛下は、陛下なんだ。自分が陛下の血を引いてるなんて、どう考えたって、本当のことのようには思えない。そんなオレを知ってて、陛下は、オレを甘やかすんじゃないかなって、なんとなく、そんなふうに思ってたんだ。
だから、陛下はきっと叶えてくれるだろうって、たかをくくってたのかもしれない。
―――なにを言っている。
低い声だった。
いつものように、食堂でオレは陛下の隣の席について夕飯を食べていた。
ぼんやりと、ただ、食べてたんだ。
味なんかわからない。
心もからだも疲れてた。
何をどうすれば、オレを認めてくれるのか。
頭の中は、混乱しきってたし。
だから、無意識のうちに、溜息をついてしまってたらしい。
ワイングラスをテーブルにもどす音が、かすかにした。
「心配ごとがあるのか」
静かな声だった。
視線を動かすまでもない。陛下がオレを見てる。
視線を痛いくらいに感じた。
返事をしないわけにはいかない。
そっぽを向いているのも、不自然だし、礼儀にかなわない。
右斜めを見れば、陛下の黒い瞳がオレを見ていた。
かすかな苛立ちめいたものは、見えない。ただ、オレを慮っているのが、わかった。
ふと、辺境にいる母さんと父さんを思い出した。
焦った。
二年にもなるのに、まだ、馴染めないのか。
そう思うだけでこみあげてくるものに、オレは、蓋をしようと、必死になった。
情けないだろう。
人前で。
しかも、食事中なんて。
限界だったんだ。
だから、涙を堪える代わりに、云ってしまった。
絶対に、陛下に向かって云ってはいけない言葉を。
「帰りたいんです」
刹那。
温度が下がったような錯覚を覚えた。
陛下のまなざしがたちまち凍りつくのを、オレは、見たんだ。
けど、一度堰を切ってしまった感情を押しとどめるすべを、オレは、失ってた。
「皇太子の地位を返上したいんです」
留まらない。
「僕には、荷が重過ぎるんです」
だから、お願いです。
いつの間にかこらえていた涙まで流して、オレは、訴えていたんだ。
けど――――
「なにを、言っている」
陛下の声は、氷点下の厳しさだった。
「そなたは、皇太子だ。私が見出し、認めた。私の唯一の嫡子は、おまえだけだ」
「…………ジュ、リオは」
「関係ない」
冷酷なほどあっさりと切って捨てる。
椅子から立ち上がり、王が、オレの背後に移った。
椅子の背ごとオレを抱きしめ、オレの髪を掻きあげた。
「ユゥフェミアによく似た顔をして、私を裏切ろうというのか」
きつい拘束に、からだが震える。
怖い。
忘れていた感情を、思い出す。
「陛下っ」
瞬間、オレは、激痛を感じていた。
「父と呼ぶようにと、何度言えば覚えるのだ」
髪の毛を鷲掴みにして、陛下がオレを仰のかせる。
「そなたの父は、私だけだ」
ごめんなさい―――――と。
何度も、
父上、許してください――――そう云って、オレは、謝ったんだ。
******
相変わらず変な夢を見てます。
港か桟橋か、とにかく船着場のようなところを見下ろしていると、ぬかるんだ黒い泥の上に、二頭の海獣が。
一頭は、立派な牙を持ってるでっかいの。コミカライズされたみたいな感じなんですが、どうやら、セイウチらしい。
もう一頭は、その幼獣らしいのですけど、そちらの尻尾の部分に太い銛のようなものが突き刺さってて、血を流してる。
野次馬のなかの誰かが進み出て、チャレンジするんだけど、銛は抜けず、幼獣が痛がって逃げる。
でも、あまり深追いしたら、親が怖いというので躊躇して、誰も手を出さない。
珍しくヒーロー精神を出したらしい魚里が、そこから下に下りて、幼獣の銛を抜いてあげるんですね。
元から人間に抜いてもらおうとでも考えていたのか、二頭は悠々と海に帰ってくのでした。
う~ん。
何気に今日気がついたのですが、もしかしたら、ロイ君、成仏してないかも………しれないです。
魚里の部屋のテレビの上に飛び乗って、熱を逃がすためにボディーが格子状になっているところで爪を研いでから、窓の外を眺めるのがお気に入りだったのですが。
夜中か明け方、結構大きな音がするんですよね。
家鳴りではないと思うんですよ。
プラスティックっぽい音だし。音源は、テレビらしいし。
パキというか、ドンというか。微妙な音がするんです。
大きい。
で、結構大きな音だから、一緒に寝てるジュニやら茶々も反応しそうなものなんですが、無視。
家鳴りでも大きかったらぴくんと、反応するものなんですが。ジュニなんか魚里の胸から腹にかけて、茶々なんか足の間とか腰の横とかで寝てるので、震えたらわかるんですよね。
もしかして――――ロイがいないと寂しいなぁと、無意識につぶやいてる魚里のせいで、成仏できてない? それは、辛いぞ。ロイくん。いいとこにいてください。ネイティブ・アメリカンの伝説の、虹の橋で待っててくれると嬉しいなぁ。
最近気になってることがあります。
深夜アニメは、見る気ないんですが。録画も出来んし。色々突っ込みそうなので。
ひとしきり喚きます。失礼を。
「花咲ける青少年」がアニメになるなんて~~~。
どうしましょうね。しかもクインザが速水さんだっけ? 子安さんだっけ? 忘れてますが。どっちかでしたよね。
ま、まぁ、彼は、重要なキャラですが、でもまぁ、ああいう人物ですから仕方ないですか。どういう文章やxx
気になるのは、ユージーンだな。誰が声当てるんだろう。
いつもの魚里のタイプなら、黒髪好きだし、やっぱリーレンなんですが。なぜだかこの話において、一番のお気に入りは、ユージーンなのです。彼が一番色っぽい。し、やっぱ、ムスタファと融合してるから、ねこ科好きの魚里としたら、彼なのかもしれません。報われんしね。あの切なさは、彼独特というか。
アメリカの彼は(名前忘れてるからな魚里)あのへたれ度からいくと、結構好みなはずなのだが。どうも、視界に入ってこないのでした。
ともあれ、魚里にしてみると、樹さんのあの華麗な男性人がアニメになるとどうなるんだろうという不安ばかりが先に立つのでした。
「八雲立つ」は、見たけどねvv 結構いい出来でしたが、他は、見てないのでした。
あと、ギョッとなったのが、今もう放映してるのかなぁ。「タイタニア」! あれ、なんでアニメでながれるんだ~~~~。原作、決着つけてなかったっしょ、田中さんっ! 徳間ノベル持ってますが、まだ完結してなかったよねっ! 完結してましたか? 待って待って待ちくたびれて、田中ファンから戦線離脱した魚里です。うん。「創竜伝」は、全巻ビデオ持ってますし、それくらいにはファンだったのですが。「銀英伝」は流石に買えなかったですが。最近は、もう、駄目~~~xx でも、「タイタニア」好きだったんですよね。だけに、なんか、釈然としない。
何回も完結さすといって復刻しながら、完結しない、「七つの黄金郷」みたいなもんですかね。これも寂しい。
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