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2024/02
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桓祥? + 昇浅 + 剣ちゃん(ゲスト)  6回目
「ちっ。うるさいはえどもだ」

 更木は、舌打ちをした。

 同心どもに見られたのはやばかった。

 しかし、

「久しぶりに、楽しかったがな」

 桓堆と仕合った手ごたえを、反芻する。

 まっすぐに寮に戻るのは、やばいだろう。

「しばらく、ほとぼりが醒めるのを待つか」

 更木は、濃くなりはじめた夜の帳に、身を翻す。

 向かった先は、なじみの女の家だった。

「あら。更木さま」

「しばらく厄介になる」

 女がうなづくのも待たず、更木が、草履を脱ぎ捨てた。

「あいからず、突然ですねぇ」

 女は慣れたものだ。

「お風呂とお酒の燗をたのみますよ」

 女中に言うと、奥の部屋へと、更木を促した。







 止水屋の死体が見つかったのは、三日前。

 まるで試し斬りでもされたかのような、無残ななりだった。

 浅野屋とも繋がりのある大店の主人の死は、大事件だった。

 弔問に訪れた浅野屋のお郁の存在ともあいまって、瓦版は飛ぶように売れ、あちらこちらで、噂話がひきをきらなかった。

「これで、浅野屋と昵懇にしていた商家の主人が、ふたりと、浅からぬ縁の者が、ひとり」

 ぱちりと音をたてて、駒を置く。

 ほたほたと、行灯の明かりが揺れる。

「なにもないと言うほうが愚かだろう」

 あまりにもあからさまに過ぎる。

「しかしですね、殿さま。昵懇にしていた商家の主人がふたりと申されますが、それは、穿ちすぎというものですよ」

と、船宿の一部屋に通された同心が、別の駒を、動かした。

「なぜだ」

 十手で背中を掻きながら、

「一ト月も、間が開いておりますよ。あちらは、袈裟懸けに一刀両断。こちらは、なます。しかも、三原にいたっては、心中ですからなぁ」

「しかし、すべて、浅野屋にかかわりがある」

 言いながら、桓堆が駒を取り上げる。

「あいた。待った、は、なしですか」

 同心が、桓堆を見上げた。

「なしだ」

 にやりと、桓堆がひとの悪い笑顔を見せた。

「それで、殿さまは、調べられたんですか」

「そうだ」

「で、なにか出ましたか」

「浪人がひとり」

「ほほぉ」

 同心の目が、キラと光った。

「脅しか本気か。俺を斬ろうとしたな」

「ああ、先ほどの一件ですね」

「左の額から顎にかけて、大きな一本傷のある男だ」

 将棋の駒をもてあそびながら、桓堆が、言った。

「殿さま」

 廊下側から声がかけられた。

 すっと障子が開き、祥瓊が現われた。

 将棋盤をずらし、膳を、ふたりの前に、据える。

「これは」

 同心が恐縮した。

 あたたかそうな匂いのする鍋が、火鉢と共に運ばれてくる。

「うまそうですな」

「やってくれ」

 言いつつ桓堆は、猪口を祥瓊に差し出した。

 くいと飲み干し、

「これは、どうだ」

「は?」

 手酌で酒を飲んでいた同心が、顔を上げる。

「止水屋はともかくとして、だ。その前に殺された、吉原屋、三原、それに、これは病死らしいが、浅野屋の主人。全員が、止水藩の出身だ」

 それに、同心の目が見開かれる。

「どうだ、これでも、まだ、偶然だと?」

「止水藩と言いますと………」

 なにやら眉間に皺を寄せて、同心が記憶を探る。

「そうだ。十数年ほど前に、王城普請の不手際から領地換えを命じられ、大藩から小藩へと格下げになった」

「ああ。あの折には、たくさんの止水藩の武士が、浪人に身を落とすはめになり、巷にあふれかえって手がつけられなかったと記憶しております」

 祥瓊が鍋からほどよく煮えた具を皿に取り、桓堆に手渡す。

「何かあるような気がしてこないか」

「胡散臭いというか、きな臭いというか」

 同心が腕組みをして、首を肩に埋める。

「そうだ、祥瓊」

「はい」

「一度、おまえの幼馴染と話をしてみたいのだが」

「あ……はい」

 祥瓊は、ほとんど忘れかけていた、午後の光景を記憶の奥に押しやりながら、桓堆の差し出した猪口に、酒を注ぎ足した。







説明説明xx
しかも、少々短めです。
え~と、領地換えになったら、藩の名前も変わるような気がしますが。どうなんだろ。ご愛嬌ということで。
フナ鍋、あるのか? まぁ、フナとなると、鯉の親戚だしな。あるとしておいてください。


◇雑記◇
 変な話?
 や、BLを読んだり書いたりしてる者として、前々から微妙に気にかかっていたことのひとつに、実は、前立腺というものがありました。
 女性にはないなと、わかっていたというか、推測していたというか。女性には不要な気管ですからね~どう考えても。ですから、まぁ、男同士のそういうのって、ほんっとに、BLであるみたいに、その、感じるのかというあたりが、疑問だったのですよね~。や、疑問が解けましたというか………。やはり、その、医学的(?)にそういう現象を促す箇所でありますから、触れられるとそれなりのというか、男性の機能へのダイレクトな衝撃はあるのだそうです。が、それを、心地好いととるかどうかは、どうも、千差万別というか個人差があるらしいのです。感じるひとは感じるけど、痛いとしか感じないひともいるそうで。結局、根気よく慣らしてゆくと言うのが、必要だそう。
 謎が解けてよかったと思う反面、うちで扱ってるキャラたちは、根気よく慣らさないといけない性質のひとばっかだなと///
 や~すぐに悶えるタイプより、やっぱねぇ、肉体的にも精神的にもそれなりの抵抗があって、少しずつおとされてくって言うのが、萌えだと思うのですよ。魚里は、そういうのが好きですvv でもって、究極というか、浅野くんは、慣れないというのが、魚里の中ではほぼ決定事項なのだった。――や、なが~い生ですから、そのほうが、昇紘さんも、飽きなくてよかろうかと。あ、鬼ですね、魚里ってば。やっぱり。

◇追記◇
 変な夢。
 前にも、四肢を切断される夢を見たことある魚里です。こりは、なんか、明治時代くらいが舞台で、魚里は振袖姿。相手は、刀を翳して、魚里の四肢を切断するという。
 今回も、なんかそんな感じの夢。
 微妙に、ホラー系の雑誌に載ってそうな漫画チックな内容で、どっかのお医者にいったら、そこで、麻酔もされずに少しずつ神経つつかれながら、解体されてくって夢。で、三人で行って、一人がされてる間に、魚里と別の女の子は、玄関まで逃げて、ドアを開けて逃げるのだ。多分逃げれたと思うのだが。しばらく経ってるので、あやふや。
 犠牲になってる女の子が、「いたいよ~」と、泣いてるのが聞こえてくるのが、夢ながらヘビーでありました。
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