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in the soup 16回目
 いつもご来訪くださってありがとうございます。拍手コメントいつも嬉しく思っています。レスは後ほど。

 今日は本編としてアップするには少なめなので、こちらにアップ。オジサンが、いつもどおりヤバイです。ちょ~っと、とちゅうで視点がずれてる箇所があるのが気になるのですが、あれくらいはご愛嬌かなぁ。やっぱエンリケくんはリメイク前だと重要キャラだったので、つい。そのうち彼視点が出てくるやもしれません。しかし、そうなったら、ますますバランス悪くなりそうです。

 とりあえず、おじさんのターンvv

*****






 くちづけひとつを嫌がる郁也に、ますます深くくちづける。

 本気で嫌がっているのはわかっていた。

 いつまでたっても慣れないからこそ愛しさが募るのか、嫌がるさまこそが愛しいのか。しかし、胸の奥にわだかまる虚しさもまた、否

むことはできないのだ。

 自由にできるのはからだだけでしかない。

 弱々しく見えて頑ななまでに心を開こうとはしない少年を、その薄い両肩を掴んで振りたてたい。

 私を見ろ―――と、叫びだしたくなる。

 しかし、そんな弱みなど見せるつもりはない。

 思うさま堪能して、郁也を解放した。

 郁也は震えるだけだ。

 そんな郁也に対して残酷な思考が滲み出す。

「そう、だな。おまえが本気で望むというのなら、あんな屋敷ひとつ全焼させてやってもかまいはしなかったのだがな」

 低くつぶやいた瞬間、郁也の背中がかすかに震えた。

「だからと言って、私がおまえを解放するなどと思うな」

「っ! なんで………なんでだよ。なんでオレなんだ。オレなんか、ただのガキじゃないか。オレみたいなガキ、さっさと飽きて捨てて

くれよ。捨てるのが嫌なら、いっそのこと殺してくれっ」

 うつむいたままで、郁也が叫んだ。

 しわがれた声は、それだけにより一層の痛々しいものに思えた。

 それでも。

「憎らしい口だ」

 郁也の背中に添うようにして屈みこみ、耳元でささやいた。

 捻っている上体から伝わる高い熱はもとより、小刻みな震えまでもがいとおしい。

 たとえそれが、自分を嫌っているからこその震えだとしても。

 どちらにしても、愛しいのには変わりないのだ。

 だからこそ、

「私がおまえに飽きるだと? そんなこと、夢にも起きるわけがないだろう」

 ことさら甘くささやいてやる。

「私からおまえを奪うものは、たとえおまえ自身であろうと許しはしない」

 毒をひそめて、

「おまえは、一生、私のものだ」

 止めを刺す。

 断末魔のものにも似た郁也の痙攣が、伝わってくる。

「髪の毛一本から足の爪まで、おまえのものであっておまえのものではないのだと、心に刻みつけておけ」

 しゃくりあげるようなすすり泣きが、とても耳に心地良かった。

「誰にも、おまえを奪わせはしない」

 誰にも―――――だ。

「覚えておけ」

 からだの奥深いところからじわじわと熱が溜まっていた。

 この病院が自分が出資するもののひとつとはいえ、まさかここで今、熱を解放する訳にはいかないだろう。

 十代のガキでもあるまいし。

 郁也に対して我慢の利かない自分自身に、苦い笑いがこみあげた。

「はやくからだを治すんだ」

 存分にかわいがってやろう。

 嘯くように付け足した。

 そのときを楽しみに、今はやめておく。

 名残惜しい思いを追いやり、昇紘は郁也からはなれた。





 やらなければならないことがある。

 すでに素材は手に入れてあるのだ。

 後は行動に移すだけだった。

 自分の計画を聞いて、エンリケはいい顔をしない。

「本気なのですか。まだあの少年を手放されないのですか? あんな騒動を起こした張本人ですよ」

と、非難してくる。

「これ以上なく本気だが」

「奥様がどう言われますか」

「おまえがあれの味方だとは知らなかったな」

 ネクタイを結びながら昇紘がそう返す。

「味方というわけではありませんが、一番の問題はあの方だと思いますので」

「そうだな」

 肩を竦める。

「養育費を少し上げてやれば問題はないだろう」

 文句は言わせない。

「そうだ。あれの部屋だが、私の部屋の奥の続き部屋に変えておけ。退院すればそこに移す」

 カフスを執事が持つトレイの上から取り上げながら、昇紘が命じる。
「かしこまりました」

 執事がおだやかに肯った。

 驚いたような顔をしてエンリケが昇紘を見た。

「あそこに移せば、あれは動けなくなるだろう」

 昇紘が喉の奥で抑えたような笑い声をもらした。

 あそこから出るには、昇紘の部屋を通るしかないのだ。おそらく郁也は、いつ戻るか知れない彼の気配に怯えて部屋から動けなくなる

のに違いない。

「あれはそういうタイプだ」

「しかし、また火をつけるかもしれないではないですか」

 燃えたのはベッドだけとはいえ、あのベッドはアンティークの高価なものだったのだ。今では同じデザインのものを手に入れることは難しい。

「どうやって。私の部屋にはライターはない。マッチもないだろう」

 あの部屋にも元々ありはしなかった。また医師が落として帰らないとは言えない。それに、

「マッチやライターがなくとも、ランプがあります」

 ただ単に火をつけるというなら、電気を使う手もあるのだ。

「同じことは二度すまいよ」

「逃亡を諦めるとは思いませんが」

「だろうな」

 昇紘の口角が引き攣れるように持ち上がる。

 それに、エンリケの背中が小波立つ。

「それでも」

 エンリケの口から、低い声が出た。

「それでも―――――だ」

 エンリケの言葉の先を切って捨てるかのように、昇紘は言い切った。

「例の計画を実行に移してくれ」

「はい」

 一礼してきびすを返したエンリケの耳に、

「逃げ帰れる場所などありはしないのだと、あれに教え込んでおかなければな」

 薄ら寒くなるような独り言が、届いて消えた。

***** と、まぁ、こんな感じでしょうか。ちょっち郁也くんが切れてましたが、当然でしょうvv 切れてもいい。もっと盛大に切れてもいいんだよ~~~! 書きながら思ってました。しかしまぁ、オジサン、悪辣もいいとこです。オジサンが言ってる計画って、あれですよ、あれ。リメイク前では既に書いてますが。この話はもう、オジサンがいかにして郁也クンを籠の鳥としたかみたいなもんですね。エンリケさんもオジサンの執着に呆れてるのか恐れてるのか。半々ってところかな。貴重なアンティークのベッドを全焼させたガキを追い出すどころかより懐深くに留める気ですか。これくらいずけずけと言いたかったことでしょう。まぁエンリケさんはある意味キーパーソンのつもりではあるのですが。だから本当なら視点をもっときちんと作ってあげないと駄目なんですけどね。

 妙にバター風味のクッキーが食べたくて買って来ました。もう少しさくさくでバター風味の強いのがあった気がするんですが。これも美味しかったですけどね。そういえば、クッキーを自分で作ったことってないなぁ。ラングドシャは、レンジの中で解けて巨大なおせんべいみたいになってしまったことがありますが。美味しかったけどね。ラングドシャ――食べたいなぁ。
 秋だからか、妙に飢えてる魚里です。

 牛のすね肉と大根の簡易おでんを作りました♪ 好みでタマネギも投入。朝のうちに3時間くらいかけてことこと煮込みました。すね肉もやわらかくなって、美味しかったですvv
 そういえば我が家のおでんのタレは、通常うちの地域じゃ珍しい白味噌と辛子と砂糖をおでんだしで解いたものです。うちの地域はどうやら麦ミソ風味がデフォらしい。が、最近の魚里は、辛子だけで食べるのがお気に入りなのでした。関東風か。でもねぇ、おでんの卵を白味噌と辛子と砂糖のタレで食べると、めちゃくちゃ美味しいんですよね~大好きです。あ、我が家のおでんに、タコは入れませんvv ちくわブもないなぁ。練り物といえば、てんぷらさん各種とちくわだけかな、あまり人気はないけどかまぼこさんも入れるか。あとは、大根、サトイモ、ジャガイモ、コンニャク、焼き豆腐、厚揚げ、ゆで卵と、筋肉と鶏肉か。オーソドックスかなとは思いますが。巾着は滅多に入れません。お餅が解けるからvv
 あ、なんか普通のおでんが食べたくなってきた。

 以下レスです。

 trapさま、こんばんは。

 ジェフリー・ディーヴァーさん、読み慣れないと回りくどいのですね。わかりました。1000Pのボリュームを読むのに回りくどいのは、二の足かなぁvv とっつきいいのからチャレンジですね。
 『粘膜蜥蜴』ググって来ましたよ。わ~なんか、グロそうですね。もしかして、『粘膜人間』を読まれたのでしょうか。コメントを全部ざーっと流し読みして、魚里はちょっと無理かもと。スミマセンxx
 拷問――実は苦手です。『世界の残酷な拷問』だったかなんだったか、一時『やんごとなき姫君のトイレ』とかの本が流行ったときに資料として読んで、挫折した過去が。最後まで読めませんでした…………。いえ、まぁ、確かに、お話書く上では役には立ちましたが、二度と開きたくない本です。
 『異形コレクション』でも、平山夢明さんとかのアバンギャルドなグロいスプラッタは、ちと、退き気味で読みます。いえ、それでも読むのですがvv 『姉飼い』も、怖そうで手が出せません。スプラッタは、どうも苦手です。なのに、『レクター博士』シリーズは平気なんですね。書き方なのかなぁ。

 「ドツボ」の郁也クンは、もう、仕方ないということでご容赦ください。オジサンも散々酷いことしてますが、最終的なこと(?)まではしないというのが救いです。根底にあるのが愛情だということでvv 愛情がないSM物ほど読んでて苦痛なものはないですからね。吐きそうになるのよ。いえ、「ドツボ」はSM物ではございませんが。一応耽美の範疇に収まってると主張したい魚里なのでした///

 アップルパイ食べたいですvv 美味しいですよね。お店で売ってるのは、スポンジケーキが下に敷いてあるじゃないですか。あれが甘すぎて魚里は苦手です。アップルパイにスポンジケーキはいらないですよね。お好きでしたらごめんなさい。で、パイシートを買って来て作るときには絶対スポンジケーキは入れません。パイシートまで手作りは無理ですxx 前にどこかで食べた、丸ごとアップルパイというのはスポンジケーキがなくて実に美味しかった記憶がありますvv

 「自業自得」のオジサンは、イクちゃん手作りのスイーツを食べてますよ。あまり甘いものは得てなさそうですが、食後のデザート感覚なら食べられるタイプではないかと。だから、食後のデザートは気が向いたときにはお昼にイクちゃんが作っておくのでしょう。さすがに毎日はね。だから、主におやつ向きですが。で、有人と史月のほかに来客がいたら、スイーツはオジサンに当らないんですよ、きっと。こども達に内緒って言ってるんですよ。イクちゃんの作るスイーツが甘さ控えめなんですね。だからオジサンの口にも合うということで。きっと、有人も史月もイクちゃんの味に馴染んでるので、寄り道した店でのスイーツは甘すぎる~とか言ってることでしょう。普通に注文するのだろうか? 悪友に洋菓子好きがいてあそこのは美味いとか言うのかも。で、なら買って帰ってみようかな~と、三人分買って帰るのですよ。オジサンがイクちゃんが作ったスイーツ以外は食べないの知ってるからあえて買わないvv シェフもそれは知ってるので、元々オジサンだけのときはデザートは作らなかったのでしょう。で、イクちゃんが来て、子供たちが来てからアイスクリームとかは作るようになったんですよ。アイスクリームは面倒でイクちゃんが作らないんですよきっとvv 焼き菓子作るほうが好きらしいです。

 一番大事な人―――意味深過ぎていいでしょうvv 手も脚も出ないくらい大切なひとなんですよ、きっとね。
 ママ――は、言いたくないのかも。イクちゃん――って呼ぶのがママとイコールに最大限に近い感覚で大好きなんですよ。結構マザコンですvv

 イクちゃんを外に出すのは、オジサンが心配になるから駄目なんですよ。小司馬とかに攫われた過去がイクちゃんよかオジサンの方にトラウマ化してるようです。
 なんかもう、でろ甘っぽいですね、このオジサン。でも、あくまでツンデレでvv で、デレのほうも外見上はあまりわからない感じで。余裕を持って愛妻(笑)に対してるんですよ。
 「おまえは働く必要などないから、ただここにいろ」ですかね。いいなぁvv
 最初のうちはどうしようとか思っておろおろしてたんでしょうが、大学に通いだして、子供たちもやってきて、自分にもすることができた――って言うのでやっと落ち着けたんでしょうね。で、大学を卒業して時間に余裕ができたら、菓子作りのレシピの制覇とか、テレビ見たりとか、ゲームしたりとか、本読んだりとかですね。実家にいたころとさして変わらない生活に落ち着くのではないかな。
 お屋敷の蔵書は難しそうです。原書とか専門書とか山とありそう。布装丁の金文字箔押しとか、皮装丁とか。制覇は無理そうなので、読めそうな本にチャレンジかな。
 イクちゃんは、天然っぽいですねvv 昼寝して失踪扱いって、普通にありそうですvv むやみやたらに広い庭と広い屋敷ですからねぇ。携帯は家の中でも普通に携帯してたりしそうです。でも寝てしまっては役に立たないvv オジサン真っ青です。有人君も史月君も気が気じゃなくて、あちこち走り回ります。で、ワンコがおうちの不穏な気配に気づいて、ふたりかオジサンのところに行くんですよ。で、ちろちろと振り返りながら、案内するんですvv そこでは、ニャンこにまみれて寝てるイクちゃんがvv ほっと胸を撫で下ろす一同なのでした。

 Hちゃんは、まだ保護なわけですね。行儀見習いみたいな感じですかvv で、お父さんとお母さんはそういう意味だとは気づいていないわけですね。罪作りですねメガネさんvv ま、まぁ、まだ条例違反ですし、仕方ないかな。フミちゃんに双子の相手はかわいそうですよ。自分がまだまだ遊び足りない歳ですもんね。子供の世話は大人でも大変。ま、まぁ、Hちゃんは一緒になって遊びそうです。双子も大喜びですね、きっと。メガネさんはちょ~っと、最初のあたりは避けられてそうですね。Hちゃんの背中越しにそっと見るvv 困惑してるメガネさんでしょうか。

 それでは、今日はこの辺で。
 今日も一日おつかれさまでした。
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