fc2ブログ
2018/02
≪01  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28   03≫
銀色のフラッシュ
 いつもご来訪ありがとうございます。

 ひだのぶこさんの漫画全8巻、制覇しました。

 で、思ったのが、「虹色のトレース」って、「銀色のフラッシュ」にけっこう影響受けてる? と思ったので掲載年を調べたのですが、結構被ってるような?
 あまりすっぱりと年がわからなかったのでちょっとあやふやなんですが、これかろうじて70年代なんだ。モチっと後だと思ってた。

 いえね。「フラッシュ」のほうの当て馬少年南条くん。ひらひら長髪でアメリカ人とのハーフで、両親離婚して引き取った父親がカナダかアメリカだかで死んじゃって、スケートしたいとお世話になったスケート場の持ち主の父と娘に結構縛られてる。

 これだけで、「トレース」のほうの、ヒーローのバックグラウンドと結構かぶさってるんだよね。ほぼ同じ。まぁこちらはおそらく孤児だったような? 純日本人としてもハーフとしても、劣性遺伝の塊のふわふわ長髪が金髪で青い目だったような? しかもお金持ちのパトロン(ツバメとかそっちの意味じゃないパトロンね)であるお家のお父さんと意地悪悪役であるお嬢さんに縛られてます。で、このお嬢さんヒロインをいじめるいじめる。かなり執拗に、陰湿に。かわい子ぶりつつ悪辣な。
 と、まぁ、こちらのいじめっ子はかなりしつこく陰湿ですが。

 「フラッシュ」のライバル(ほぼいじめっ子にはなり得ない程度)は、ある意味でいい子が少しだけ嫉妬して〜ってスタンスなんだけどね。

 まぁ、「フラッシュ」が王道だとすると、「トレース」は少しずれてたんだろうなぁ。

 で、時代を感じるのが女性が3回転をジャンプするのが難しく、ダブルで3回転? をするとびっくり! な時代。
 なんだけど〜なんだけど〜ヒロインがダブルで成功するまで頑張ってこの辺りの展開になってくると恋愛も伏線回収でかなり深く絡んで来るために、スケートのほうが等閑になっちゃってて、そこ、もっと盛り上げるだろ? という大会での成功が………モブっぽい。ううむ、もったいない。そこの盛り上がりが見たかったなぁ。

スポンサーサイト



ストレス解消
 いつもご来訪アンド拍手コメントありがとうございます。レスは後ほど。

 病院に行ったついでにストレス解消してきました。
 が、病院の駐車場で、知らないおばさんに、途中まで乗せて行って欲しいと言われまして、ついでなので乗せました。ううむ。まぁ、いいんですけどね。

 んで、カラオケ〜。
 キャンディーズの「春一番」「年下の男の子」なんて初チャレンジしてみました。うろ覚えですが、なんとか歌えました。
 昔見たアニメの「天空のエスカフローネ」のオープニングだったか「約束はいらない」って結構好きで、演奏もどこだかのフィルハーモニーさんで豪華だし、よく歌います。カラオケ画面がアニメだしね。懐かしいです。が、なかなか家で歌わないし、点数は上がりませんね。

 家で歌わないし、聞かないのが、ネックなのかなぁ。

 サブちゃんの「北の漁場」は、玉砕です。低いわ! 後半だけで点数くれましたよ、機械が………。

 まぁ、これで熟睡できるといいな。


 *** 追記

 なろう系のムーンライトノベルさんというR18女性向けさんで、「僕の婚約者がやり過ぎたので婚約破棄したいけどその前に彼女の周りを堕とそうと思います」というのを読んでました。
 まぁ、R指定してますがそういう行為は描写ほぼないですので読みやすい。が、誤字脱字文章がおかしい箇所が結構目についた。それでも面白いと思えるのだから、すごいなぁと思いましたね。
 僕とあるので主人公は男の子。皇太子殿下。で、婚約者は大公令嬢。なんだけど、彼女が悪役令嬢転生パターンで、最悪のラストを回避〜とテンパりすぎて、皇太子殿下が困ってます。ちょっと違うが。皇太子殿下は周りから愛情を与えられてない子で、いろいろあって悪魔と取引してたりして〜って感じです。ラスト切ない。切なかった。はい。



 この辺でレスです。

trapさま
 遅くなりました。
 最近休みの前の日とか次の日とか睡魔に負けてます。
 ごめんなさい。
 ひだのぶこさんご存知とは嬉しいです。田渕由美子さん、懐かしいです! 「クロッカス〜」ってあったような? 目の大きなくりくり天然パーマの女の子が主人公だったかな? リンゴ通信かなんかもあったような記憶がありますが別の人かな? 大学生の男の子の婚約者の女の子の話だった気がする。
 「愛のアランフェス」はロマンチックだったですよね〜。好きでした。が、なぜか「鏡の中のアリス」とかの初期の漫画の方が我が家の本棚には残ってます。あれ? ちょ〜っとラストがイマイチだったのかなぁ? はっきりしないラストだったかも?
 はっきりしないラストだったかどうか、思い出したのが、有吉さんのバレエ漫画「SWAN」。これ続編が時々出てるみたいですが、なんか手が出せずにいますね。長編化するし?

 羽生くんはすごいですよね〜。今のフィギュアスケーターの中で唯一顔と名前がわかるので応援しております。
 オリンピック自体は興味なかったのですが、彼の結果だけは心配でしたね。
 イラスト合戦なんてあったのですか! すごいですね。
 まぁ、彼のお顔はハンサムというか優しい感じで整ってるので、書きがいがあるかもしれません。スタイルもいいですしね。うお里も結構好きです。なんとなく動作とかもミッチーに似てるしvv
 それでは、この辺で。
 ちょっと温くて、痛みが楽な一日でした。
 おやすみなさい。
キラキラ
 いつもご来訪ありがとうございます。

 往年の少女漫画を大人買いしてしまいました。
 まだ読んでませんけど。
 昔、古本屋で見つけて買ったら、途中の巻が抜けていた記憶があるんですけどね。
 そう。
 昔でも、すでに古かった。
 ’70代の少女漫画ですから。
 タイトルは「銀色のフラッシュ」全8巻。作者はひだのぶこさん。
 ひだのぶこさんの漫画は結構好きだったりしたんですが。
 なぜか知ってるんですよね………。リアルタイムで読んでたわけではなかったはずなんですが。
 本当は、短編の恋愛ものが好きでした。
 マーガレットコミックスあたりがね。
 野球選手(二軍か一軍か忘れた)と少女漫画家の女の人の恋愛ものとか。
 会社の先輩と女の子の恋愛ものとか。これは三角関係とか複雑に絡んで、ラストは別の人とハッピーエンドなんですが。
 この二本がベストだったなぁ。
 なんかその後くらいからスケート漫画を描くようになったのかな? その辺は知らなかったんですが。うお里おこちゃまだったしねぇ。
 ともあれ、きらっきらしてますよ。

 上原きみ子さんのバレエ漫画とかと似通ってるのかも。

 もう少し後になれば、ひとみコミックスの「銀色のトレース」とかマーガレットコミックスの「愛のアランフェス」とかもでてきますが。当時はフィギュアスケート物って珍しかった気がしますね。
 いつもご来訪ありがとうございます。

 書くことないから最近書いてないんですけどね。

 ええ〜最近は仕事中頭の中をサブちゃんの「城」がぐるぐると。昨日なんか一日中でしたからねぇ。覚えたてと言うかそいういう時に一回はありますね。こういう現象。

 ともあれ、この「城」がどこの城なのかは〜わかりませんが、歴史好きとか戦国好きあたりに受けそうな歌です。と、個人的には思ってますね〜。
 雷鳥とか出てくるし、山河やら風雪やら天の川やら出てくるので、北のほうかな。やっぱり。長野山梨あたりかな? と、何気なく思ってたりしますが。さて、正解は? 知らないですわ。はい。

 んでまぁ、今日は何をとちくるったか、「お馬の親子」が頭の中に。おい! 幾ら何でもなんだろう………。
 で、このところきらきらぼしやら蝶々やら妙に動揺違う、童謡が湧いたりするんですが、曲と歌詞を入れ替えてみたりしてました。蝶々と牡馬の親子は結構入れ替え可能っぽいです。はい。きらきらぼしは、結構難しい。

 そんなけですねぇ。
体は年相応だなぁ
 いつもご来訪ありがとうございます。

 病院に行ってきました。
 診断名………五十肩orz

 五十肩なんですか? 聞き直しましたよ。
 四十肩にならなかったのに………xx って、あれ? 四十肩ってありましたっけ?

 リハビリ週二回は無理なので、運動だそうで、プリントいただきましたが、ね。
 一応、肩は動くんですよ。
 手もちゃんと伸ばせるんですよ。
 ただ、とにかく痛いというかコキコキと軟骨が音を立てるというか。
 で、最近手首がやばいです。
 なんかまたレントゲン撮られそうでヤだったので、今回はパス。レントゲンばっかり撮りたくない。
 このあいだもらったというか出してもらった、軟膏でも塗ります。結構効くからこれ。

 それにしても、心の方は全然老けないというか成長しないのに、体は確実に年相応に老けるよなぁ。

 そればかりがショックだったりvv

 んで、珍しく去年の末に買った年末ジャンボが3000円当たってましたわvv 珍しいですね〜と思わずつぶやきましたよ。
 可愛らしいもんですが、ず〜っと300円が戻ってくる程度だったのでたまにはいいよねぇ。

 そんな半日でした。

 んでもって、なろうでヤンデレ〜をノーマルBL関係なくググって読んでました。
 たまに読みたくなるんですが、なろうはなろうでもムーンライトの方なので、18kじゃないやR18だったりするんですけどね。
 濃いですわ。
 絡みのシーン、みなさん頑張って書かれますよね〜。バカにしてるわけじゃなく、しみじみと本気で感心してるんですよ。ある意味尊敬してると言ってもいい。書ける人が羨ましいわ。
 私、無理です。
 照れが出るのかなんか知りませんが、書けない。
 まぁ、あの手のシーンは、一歩間違うとお笑いになりかねないというのもあるんですけどね。
 単語のチョイスが厳しいと思う。
 猥語を使うのは、難しいぞ。
 変な話「お股」と書いてるのを読むと脱力するんですが。
 「くれよんしんちゃん」かい! とな。
 ううむ。
 このあいだ「そんなやつぁいねぇ」というコミックスで、男性器の正式名称に対する女性器の正式名称? を、知る機会があったのですが、それを使ったとしてもおそらく、脱力するか笑い出すかのどっちかだよなぁ………。
 正式名称かなぁ? よく”お”をつけて呼ぶやつね。なくても通じるけどさぁ。まぁ、うお里的には小説の中には出さない単語だが。
 あの手の単語は一気に現実に戻るよな。
 ぞわぞわして気色悪いというか、なんというか、になってしまう。
 オブラートに包んで綺麗に書きたいという病気をもってるからかもしれんなぁ。
 ある意味で、BLはファンタジー! という感じでしょうかね。
 綺麗に書きたいのよ。
 いっても耽美まで。
 そのラインを踏み越えたくないんだよ〜。
 だから、今の状態から抜け出せないんだろうなぁ………。
なっかなか
 いつもご来訪アンド拍手コメントありがとうございます。レスは後ほど。

 昨日は眠くて、レス〜と思いつつ気づいてたら寝てました。失礼しました。

 この間、夢の中で怒り狂っておりましたが、その前後、なぜかマイケル・ジャクソンさんが登場なさいまして。
 なぜだ?
 ファンの方には申し訳ないが、うお里まるっきり興味のない方なんですが………。
 バラッドを歌ってくださいました。
 うん。
 うお里のためだけに。
 よっぽどうお里疲れてたというかストレス溜まってたんだろうなぁ………。


 エルフィンブック届きました。でもって、ついでに買った、フリクションボールペン。いえ、ノートに一本付いてたんですが、色が欲しくて、四色が一本にまとまってるのを。個人的にはブルーブラックくらいしか使わないとは思うんですけどね。でもまぁ、チェック入れたり直したりするなら赤が欲しいなぁとvv それだけで四色というのもなんですが。まぁ、大は小を兼ねますから。←違う! ともあれ、何気にフリクションボールペンは持ってるんですけどね。なぜか消しゴム? 使わないのよ。基本的にボールペンは二本線で取り消しにする癖がついてるから、消さないというかなんというか。まぁ、ノートでそれやるとやギロシクはなるんですけどね。あ、ややこしくというか見辛くというかね。

 前も書いたかな? うお里はいろいろ筆記具使って最終的にユニのジェットストリームにたどり着いたんですけどねぇ。それから、ペン先の細いのといろいろ使い分けたりしてたのだけど。
 個人的に好きだった万年筆、とか、シャーペンとか、鉛筆とか………紙をひっかく音が耳障りになってから使えなくなったという。神経質だな、オイ! と、自分が面倒臭い。
 ボールペンはあまりひっかく音がないので、使いやすいというのがいいね。

 一応、うお里はスマホ使ってますが、アンドロイドじゃないんですけどね。エルフィンブックのアプリはアンドロイド専用っぽいんですが? スマホにダウンロードできたんですけど………使えるのだろうか? ちとなぞ。これからいじってみないとわからない。


 この辺でレスです。

trapさま

 こんにちは。
 ご心配ありがとうございます。
 最近は比較的暖かめなのか、腰とか痛くなくて嬉しいです。
 ただ、やっぱり筋だからか、寝てて痛いのが方の付け根ですね。週二回でリハビリはきついというか、就業形態上難しいんで一回になりそうなんですが、一回じゃ効き目がないらしいorz
 困ったものです。
 海が近いと比較的雪には悩まされませんが、今回は別みたいですね。
 trapさまもお気をつけください。
 また寒くなるとか小耳に挟みましたので。
 それでは、今日はこの辺で。
 おやすみなさい。
積雪
 いつもご来訪アンド拍手コメントありがとうございます。レスは後ほど。

 痛み止めが切れそうだったので病院に行ってきました。
 ついでに、首から右肩がめちゃくちゃ痛いのでレントゲン。しましたら、肩は筋だねと。ただ首の骨がまっすぐになってるらしい。やばそうです。半年に一度はレントゲン検査が必要だとorz 腰骨もまっすぐらしいんですけどねぇ………。

 ともあれ、初リハビリ………。温熱療法的なもので、温めて、なんか伸ばす。を、してきました。
 痛いけど伸ばせるんですよ、手。一応仕事場でも伸ばしたりしてるから。

 昔ゴルフ場でウェイトレスさんを経験した時は肩のラインから上げることができなくなるほど痛かったことありますが。あそこまでではないんですよ。ええ! でも、痛いのは変わらない。

 歳とるとほんっと、きますねぇ。
 しみじみしちゃいます。

 昨日もでしたが、今朝はもっと雪が積もっておりました。車のバンパーとか窓とか5〜10センチくらい積もってる? 病院に行くのも倍かかりましたし。
 足元怖かったですよ〜こんな悪路状態で走ったことなかったですからね。
 ポーチが雪で滑る滑る。

 それでも、昼前にはほぼ溶けておりましたので、買い物もして帰りましたけどね。
 なんかストレス買いしてしまう。
 いけないと思いつつしてしまう。
 困ったものです。
 まぁ、明日ヴァレンタインだから、ね。
 仏壇にチョコとかvv フィギュアにチョコとかvv 自分用とかvv まぁ、いいじゃんってことで。


 まぁいいじゃんって、アマゾンギフトカードを購入しまして、入力したら、ただいま使うことができませんだったかな? おい! 思い切って買ったのに………。どうしろと?! と、ため息です。

 いえねぇ、ベッドから敷きマットが落ちるんですよ。どうしても。だからガードを購入しようとしまして。あと、10年日記っぽいアナログノートを買おうかなぁといろいろ検索してて、ロケットノートと変えるフィンブックとかなんかそういう永遠に使えるノートブックとかっていうのを発見しまして、物は試しと購入してみようと。したらこれですからねぇ。
 アナログからデジタルっぽくなっちゃいましたが、ノートはノートなんですよ。うん。ただクラウド上になんかしたら保存できて、ノートのページ自体も水とかで拭き消すことができるとかなんとか。
 まぁ、うお里結構メモやら紙やら集めてるんですが、なかなか減らないんで、どうかなとは思うんだけどね。
 創作上のものって、たいてい頭の中だったりするし、メモるよりテキストに書きかけで保存する方が多いからね。
 無駄だったら姪っ子にでもあげようと思ったんだけど、支払い出来ないんじゃどうしようもないじゃんか………。ううむ。


 この辺でレスです。

trapさま

 こんにちは。
 お膝ですか! 辛いですよね。わかりますとも! 膝は半月板に罅入れた過去がありますから、今でも痛い時ありますからね。
 エレベーターは高層建築には必須ですとも! 三階以上だと必須だったかな? 違いました?
 ご自愛くださいね。
 寒さで症状が出てる時もあるらしいので、温めるといいかもです。
 灯油、そんなに上がってるのですか。
 ガソリンが週替わりで値上がりしてる気がする今日この頃ですから、あるのもわかりますが、きついですね。ファンヒーターでしたっけ? しかないと、灯油は必須ですもんね。痛いです。確かに。
 懐も体も痛いというのは、辛いですよね。お互いに。
 ともあれ、もう少ししたら寒さも和らぐかな?
 と、少々期待をしつつ。
 この辺で。
 お疲れ様でした。


13回目
 いつもご来訪アンド拍手コメントありがとうございます。遅くなりました。レスは後ほど。





 狂人を見るような視線だと思った。

 それはすぐに消えたけれど。

 ああ。

 やっぱり。

 失望だろうか、諦念だろうか。

 エドナの目は、いつも通りの色を宿していたけれど、瞬間的な感情の発露を見逃すことはなかった。

 それでも。

 胸の内に溜まっていた恐怖を口にしたことで、わたしの心は少しだけ晴れた。

 くすぶることは他にもるけれど、今一番の恐怖は、”あれ”のことだったから。

「誰かが一緒にいれば、現れないのですよね」

 ゆっくりとエドナが口を開いた。

「そうよ」

「夜も、出てくるのですか?」

 一番恐ろしいのは、夜だ。

「そう」

 だから本当は………。

「公爵さまはご一緒では」

 言いかけて、はしたないことと口に手を当てるエドナに、

「お忙しい方ですから」

 そうとだけ、告げた。

 それだけで、腑に落ちることがあったのか。ひとりうなづくエドナに、顔が熱くなるような心地を覚えた。

 閨事情の一端を自ら漏らしてしまったことに、遅ればせながら気付いたのだ。

 しばらくの居心地の悪い空気に、鍵盤を見つめた。

「でしたら、わたしがケイティさまとご一緒すればいいのでは?」

 思わぬ提案に、エドナを見上げた。

「そうですわ。わたしがケイティさまと一緒のベッドで眠れば問題ありません」

 そうすれば、ケイティさまは安眠できましてよ!

 名案だと手を打ち合わせるエドナに、

「同じベッドで眠るの?」

 微妙な表情になった自覚があった。

「女同士ですもの。おかしなことではありませんでしょう?」

 それは、わたしのベッドは広いから、エドナの三人くらいなら余裕で一緒に眠ることができるだろうけれど。

 故郷にいたころには、仲の良かったお友達と同じベッドで眠ったことくらい何度もあるけれど。あれは、気心の知れたお友達だったから、できたことなのだ。と、そこまで考えて、自分がエドナをそこまで親しい存在だと思っていないことに気づいた。

 それに。

 それでは根本的な解決にはならないだろう。

 わたしの望みは、”あれ”が現れなくなることなのだから。

 ”あれ”が超自然的な存在だとわかっていたから、本当であれば牧師さまにでも相談すればよかったのだろう。考えなかったと言えば嘘になるけれど、どうしても踏ん切りをつけることができなかったのだ。それには、この教区の牧師さまがご高齢であるということが原因だったけれど。

 穏やかでお優しそうな牧師さまに、あの恐ろしいものと対峙していただくなど、考えられなかった。

 だから、

「そうね」

と、了承したのだ。







***** 








「母上どこに行くのです」

 手を引かれて歩く。

 足取りも軽く、踊るように歩く母の歩調に合わせるのは、僕には難しかった。

 遅れそうになるたびに駆け足になる。

 今がいつなのか、わからなかった。

 ここがどこなのか、どの領域なのか、階なのかさえもわからないままに。

 左右ずらりと並んだドアの間、壁のロウソクが灯っていてさえも薄暗い廊下を、ただ幼子のように母に手を引かれて。

 夢だと思った。

 いつもの、縊れ死にした刹那の恐ろしい表情をした母ではなく、楽しそうな微笑みをたたえた母。

 そんな表情が僕に向けられた記憶など、ないけれど。

 しゃらりしゃりりと、どこかでドルイドベルが独特の音色を奏でている。

 手首に巻かれた赤いレースが、恐怖を与えてくる。

 どこに行くのかわからないというのに、これがあるということは彼女は自分に憑依するつもりなのだ。

 恐怖と、それを受け入れる己に対する諦観と。

 不意に投げ出されるように、手を離された。

 まろび、膝を打ち付ける。

 カーペット越しの廊下の感触にしたたかな硬さを感じて、生理的な涙がにじむ。

 霞む視界に、何かを指し示す母の姿が見えた。

 琥珀色の光が降り注ぐそこ。

 暖かな光の海の中に、母以外の誰かが立っていた。

 ガウン姿の女性は

 あの栗色の髪は。

 ドクリ。

 嫌な鼓動だった。

 いつの間にか母がすぐそばで僕に囁きかけてくる。

 死ねばいい−−−。

 ウィロウさまの子供を産む女なぞ、死ねばいい−−−と。

 わたくし以外がウィロウさまに抱かれるなど、許さない−−−と。

 巻きつくリボンが、手首に食い込んでくる。

 たとえ、おまえでも、許さない−−−と。

 きつく。

 きつく。

 憎い。

 憎い。

 憎くてたまらない。

 死んでしまえ−−−と。

 頭の中にこだましつづける。

 笑いすら孕んだその声が、いつしか僕自身のものへと変貌を遂げて−−−。

 そうして。





 僕の手が、僕の意思に反して、伸ばされてゆく。

 手にするのは、赤。

 僕の視界には、白く細い喉頸。

 鮮やかに禍々しく色を見せるのは、一本の赤。背徳的な戯曲の悲劇のヒロインに与えられた刑罰への示唆のような赤。

 そこまで認めて、ようやく僕は己の行動の意味を知る。

 手から力が抜けて行く。

 力をなくした手から逃げる蛇のようにするりと落ちた赤いリボンが、床の上で赤黒い溜まりを形作る。

 振り返りざま僕を見たのは、驚愕に見開かれた双眼。前髪に隠れて、まるで曇天の空のよう。

 ゆっくりと閉じられて、倒れ落ちた。

 ああ!

 なにを。

 僕は、なにを。

 憎いと。

 死んでしまえと。

 手に残るのは、リボン越しに伝わってきた鼓動。

 たおやかな白い喉頸には似つかわしくない、したたかな筋肉の感触。

 僕は、僕の足元に倒れる彼女を見下ろす。

 殺したのだと。

 この手で、彼女を殺してしまったのだと。

 だから。

 僕は。

「ち………ちち、うえ………………」

 こぼれ落ちた叫びはつぶやきにもならず。

 頬を、耳を、頭を、両の手でかきむしる。

 彼女の感触を拭い去るように。

 父を呼びながら。

 父ならば僕を助けてくれると、足が、一歩を踏み出した。

 その時。

 絹をつんざくような悲鳴が聞こえた。





*********** アークレーヌが唐突っぽいんだけどね。ううむ。こんな感じです。

 このところストレス溜まりまくって、まして、夢で怒り狂ってたり酷いです。我ながら。
 腰椎狭窄は冷えると痛くて、ぎっくり腰か? と思うくらい痛かったりxx これでも軽症。ううん。これ以上ひどくならないようにしないと。


 この辺でレスです。

trapさま
 こんにちは。
 ええと、長くレスなしで申し訳ありませんでした。
 ちょ〜っとストレスとかたまりまくったり冷えで腰が痛くてたまらなかったりして、ブログ書く気力がでなかったのが原因です。
 コメントありがとうございました。
 灯油口開きっぱなしって火災原因になるんですね。存じませんでした。そうか。それならお巡りさんが注意するのもわかります。
 寒いですからね。
 今朝は雪が積もっておりました。積雪1センチ未満っぽいですが。びっくりしました。
 今年はほんっとうに寒いです。
 腰が痛い時はマジで痛くて辛いです。治らないですしねぇ。ため息です。
 それでは、この辺で。
 trapさまも暖かくなさってくださいね。
 おやすみなさい。
プロフィール

魚里

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる