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2018/01
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たった今というか数分前
 いつもご来訪ありがとうございます。

 仕事も終わり、あとは寝るだけ〜とネットを漂ってましたら、

「前の車少し横によってください」って、外から聞こえてきました。
 なんとなく興味を惹かれて、窓から覗き見ますと、隣の病院の駐車場のちょうどいい場所に車がバックで駐車中。で、パトカーが入ってくる。
 ?
 パトカーさん、できればちゅ社スペースに停まりなさいやと思いつつvv
 出てきたおまわりさんが、くだんの車の運転手に、おいでおいでと手を振ってる。
 ふむふむ何事?と、なおも見てると、「ここ」と指差す。
 ああ!
 ガソリン注入口が開いてる。
 運転手さんもありがとうございますと、ほのぼので終わった出来事でしたvv
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読んだ
 いつもご来訪ありがとうございます。

 とりあえずやけ買いしたコミックスは制覇しました。ほとんど一日コミックスを読んで終わりました。

 BLは〜「10 DANCE」かな? が結構面白いです。一般誌に移行してるけどBLだそうで。ううむソシアルダンスの話です。1を読んだ限りでお気に入りのキャラが将来的に姿を消すのか? という危惧が芽生えたので、ちょっと続きは悩み中です。

 あとは、我島ひろさんだったかな? の「本能」。短編集ですが、絵が結構好き。今風の艶っぽいけど乾いてる感じの絵です。ちょ〜っと恋愛にしたら一方的というかある意味でのハラスメント的な恋愛もどき的な話な気がしますが。なんか気になります。

 女性向けは、「片恋グルメ日記」1、2ですかね。
 ううん。
 なんだろう、片恋なので、ヒロインの妄想炸裂がメインなんですが、ストーク飯ですし、ちょ〜っと微妙といえば微妙なんですよね。残念。


 今日の第五は、「オネーチャン部屋におるけん、下行きたいなら行ってき」という言葉が通じたらしく、振り返り振り返り下に降りて行っておりました。
 まぁ、偶然だとは思うけどvv


猫と竜
 いつもご来訪アンド拍手ありがとうございます。

 なんだか休みの日って、コミックスとかをヤケ買いしちゃうんですが。衝動買いとも言う。

 Kindleって半額セールとかあるのがいいのか悪いのか。
 BLの半額セールとかやってたのをちょろちょろ見たけど、あまり趣味なのがなくて、結構スルーできたんですけどね。
 一迅社の半額セールを覗いたら、3巻まで買ってあとなんか展開がめんどくさくなりそうなコミックスがあって買うのやめようか悩んでた新刊が出てたのでつい。この一文日本語的にぐねぐねしてる。
 コミックスはBLも結構あって、初めての作者さんで、絵の雰囲気良さ気なのとか、買おうかどうしようか迷ってそのまま放置にしてたのとか、ぽっちりしてしまったorz
 小説、ウェブ小説だよね。1000円前後するやつ。あれでなんか読んでみようと思ってたの悩んでたんだこれも。それもとりあえず。
 ただ、この手のセールは、千冊超えてセールしてても、検索かけにくい。玉石混交もいいところ。
 BLはコミックスシリーズっていうのかな、gateauコミックスっていうレーベルで検索できたんだけどね。ああ、レーベルで検索かければいいんだ。今頃xx どっか抜けてるなぁ。

 んで、タイトル。これは一迅社じゃなくって、宝島社から出てるコミックス。一巻完結かねぇ? カウント付いてないし。こちらは紙媒体で購入。
 猫と猫に育てられた竜と人間の話。
 一話目はちょ〜っとありがちでウザそうと思ったんだけど、うん。結構楽しめた。三話目から一気に楽しくなった。続きがきになるような話だけど、敢えてない方がいいのかもしれない。そんな感じの話ですかねぇ。一話完結で、連作形式かな。
 人間に血の繋がってない猫兄弟家族を殺されたりして、人間不信なんだけど基本身内と認めた相手に甘い竜と、竜を家族と信じてて彼のそばで出産して育っては巣立って帰ってきて〜を繰り返すケットシー族の交流をメインに、すぐそばの王国の王様一族との交流が絡む感じで。
 3話目の子猫たちと羽のおじちゃんの展開というか落ちが笑えるというか楽しかった。
 羽のおじちゃん=竜のことですね〜。

 で、小説というかラノベは、「超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する」の1を読んでるところ。
 これは、ウェブ上で面白いので毎回楽しんでるんですけどね。
 ただ、ウェブ上だと結構アニメやら特撮? やらの技とか色々こう引用気味に伏せ字で使ったりしてるところを改稿してるので、さて面白さが半減してないか? と思ったんですが。今のところは、まぁいけます。うん。
 このおじさん小心者なのか優しいのかふわふわおたおたしてるタイプなので、今の所上から目線がないのがいいんですが。現実にいたら42歳でこれは〜と心配になりますが。うん。まぁ、ある意味で、おじさんおじさんしてる感じで、おじさんといいつつどこにおじさんにする必要があるんだろう? 的な展開の多いウェブ小説ではましな方ですね〜。

 おばさんの場合もあるけど、異世界にきて若くなるんだったらおばさんにする意味ってあるんかね? って思ったり思わなかったり。
 その点では、「オタクおばさん転生する」は案外潔い方かもしれない。これも今の所はまぁ楽しめる。うん。
 あと楽しめてるのは、「おばあちゃん(28)は自由ですヨ」がいい感じかな。いやこれは、逆転の発想で、本来28歳の女性が転生させられて(巻き込まれだったか? 忘れてる)みたら、一気におばあちゃんになっていたというもの。まぁ、自制をしない神々の過保護のせいでめちゃチートですが、そこを笑う話だな、これは。うん。

 とりあえず、今の所あまり恋愛絡まない話のほうが面白いの多いかもしれないウェブ小説だったのでした。うん。まぁうお里の好みだけどね。
 
暫定 無題(いつまで?)12回目かもしれない。
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます。

 まだケイティのターンですが、とりあえず5kbほどかけたのでアップです。
 難しいわぁ。
 ホラーテイストなんぞ取り入れるんじゃなかったorz
 しかも、ジョン・ソール風って。マイナーもいいところだわ。

***** 少しでも楽しんでいただけると嬉しです。




 部屋だけじゃなく、視線を感じて振り向くと、薄暗い影からわたしを恨めしげなねつい視線で睨みつけているそれを見つけてしまう。

 落ち着ける場所が、なかった。

 どこにいればいいのだろう。

 ただ、わたし以外にだれかがいればそれは姿を見せることがなかったから、わたしはいつも以上にエドナに頼ってしまっていた。だって、悲しいけれど、ウィロウさまは滅多に私のところにいらしては下さらなかったから。

 それが、あのことの原因のひとつになったのだろうか?

 まさか、エドナがあんなことを考えていたなんて、わたしは思いだにしなかった。





「奥さま、どうかなさったのですか?」

 最初に水を向けてきたのは、エドナだった。

 外装に傷がついたピアノの代わりにと、ウィロウさまが取り寄せてくださったアップライトのピアノの蓋を開けた時だった。

 届いたばかりのそれからは、塗装の匂いや木の匂いが漂っていて、ほんの少しだけわたしの心を慰めてくれた。

 黒い外装ではなくて白と金の優美な外装のそれは、ウィロウさまご自身が選んでくださったのだと、ハロルドから聞いていた。

 最新型のピアノだということで、鍵盤の数は八十八ある。その滑らかな白と黒の感触を楽しんでいた時に、不意にエドナが話しかけてきたのだった。

 思いつめたように、心配そうに。

 だからと言って、わたし以外に見えない、かつてはひとであったろうそれのことをどう伝えればいいのだろう。

 どうしてあんなにも恨まれ憎まれなければならないのか、わたしには皆目見当がつかなかったのだ。

 誰なのかすらわからないのだから、当然と言えば言えた。

 ただ、記憶の片隅に、ほんの少しだけ引っかかるものがあったのだけれど、それをうまく捕まえることができなかったのだ。

 だから、わたしは、このことをウィロウさまにも言ってはいなかった。

 ただでさえ、以前のことがまだ解決していないのだ。この上こんなことでお忙しいウィロウさまのお手を煩わせることはいけないことだと、自分を抑えていたのだけれど。

 努めて、平静を装ってはいたつもりなのだけれど、

「どうしてそう思うの?」

 ピアノの椅子をクルリと回して、からだごとエドナの方を向いた。

 ティーテーブルの上で数冊の楽譜を広げていたエドナが、

「お顔の色がお悪いのですもの」

と、わたしの方を見て言った。

「侍女たちも、皆心配しておりましてよ」

 そのことばに、己の自制心が思っていたよりも脆いものだったのだと思い知らされる。

「そ、う………」

 適当な鍵盤をひとつ指で弾く。

 E音が澄んだ音色を響かせる。

 エドナから顔を背けるようにして全身でピアノに向かい、心の鬱屈を打ち消すようにメロディを掻き鳴らした。

「”Twinkle, twinkle, little star”ですね」

 そう言われて、思わず、

「気分は”Ah! vous dirai-je, maman”(ああ、お母さん、あなたに申しましょう)なのだけれど」

と、言っていた。

「蓮っ葉ですよ」

 前世紀に流行ったシャンソンの歌詞を思い浮かべたのか、エドナがたしなめてくる。

「Peut-on vivre sans amant ? 」

 恋人なしではいられないの?

 最後のフレーズを口ずさむ。

 −−−ウィロウさまなしでは、いられないの。

 そう。

 我慢しているけれど、わたしは本当に、ウィロウさまが大好きなのだ。

 本当は、いつだって、お側にいたい。

 いつだって、お声を聞いていたい。

 いつだって、抱きしめていてほしい。

 そう。

 わたしが求めているほどにウィロウさまがわたしのことを想ってくださってはいないことは、知っているけれど。

 ウィロウさまが心の底から求めているのがどなたなのか、忌避すべき疑惑と共にほぼ確信してはいるけれど。

 それでも。

 こんなにも不安でたまらない時には、側にいてほしい。

 そう思って、何が悪いだろう。

 ずっと、ずっと我慢してきたのに。

 そう。

 本当は、なりふりかまわずに、すがりつきたい。

 ずっと、一緒にいてください−−−と、泣き叫びたい。

 ウィロウさまなしでは、いられないのだ。

 ひとり寝のベッドの中で、忌まわしくもあらぬこと、あってはならぬことを想像してしまうほどに。

 くちづけてくださいと。

 触れて、ください−−−と。

 その方ではなく、わたしを、見てください。

 わたしを抱いてください−−−と。

 はしたないことと全身が火照ってしまうけれど。

 このお腹の中にいる子ともども、愛してくださいと。

 泣き叫んでしまいそうになる。

 わたしだけのものになってください! と。

 ほとばしり出そうになるのは、これまでわたしが感じたことのない情動だった。

「本当に、どうなさったのですか?」

 心配そうな声に励まされるような気がした。

「怖いの」

 あの幽鬼のことを口にすればおかしくなったと思われそうで、

「怖くてたまらなくて………だから、ウィロウさまにお会いしたいの」

 理由をぼやかす。

 けれど、

「なにが、そんなに恐ろしいのです?」

 誤魔化されてはくれないエドナを、まるであの幽鬼のようにぞろりと恨めしげに睨み上げて、

「信じないわ」

 睨めつける。

「そんなこと!」

 ありません、あるわよ、と、何度も押し問答を繰り返す。

 どれくらい繰り返しただろう。

 互いに肩で息をするほどに続けて、最終的に顔を見合わせて苦笑する羽目になった。

「本当に信じてくれる? 見えないわよあなたには、きっと」

「見えなくても、信じることはできますわ」

 見下ろしてくる榛色の目を見上げて、

「わかったわ。決して、わたしの気が触れたなんて思わないで」

 そうして、わたしはエドナに話して聞かせたのだ。





 
PCなのかなぁ?
 いつもご来訪ありがとうございます。

 某ピンテレストとかっていうところに一応所属っていうのかなぁ? 遊ばせてもらってるんですが。ここのところ、ボードの選択ができない症状に陥ってます。選択ボードが出てこない。ううむ。これは、マイパソの具合が悪いのだろうか? それともなんか他に理由があるのだろうか? 一応お伺いメールは出したんですけどね。返信あるのかなぁ? いまいち信用していないんですけどね。

 ええと、気分を変えまして。
 前々からチャレンジしてみたかった豆腐系レシピ(ってほど大げさでもないですけどね。自分で考えたガンモドキもどきです)に手をつけてみました。
 豆腐の水切りがめんどくさかったので、おからパウダーをチョイスしたあたりで既にガンモドキじゃない気がしないでもないんですけどね。
 しかも、キクラゲ………国産がなかったので、諦めました。キクラゲ好きなんだけどね。
 材料は、ライスペーパー、豆乳、おからパウダー、人参、エビ、大葉。あとは、調味料ですかねぇ。マヨネーズと酢と砂糖、胡椒ですかね。この辺微妙な調整が入りますし、マヨが残り少なかったのであまり意味ないしorz お酢と砂糖の味がメインですね。おからでお寿司なんていうのをどこかで小耳に挟んだことあるのでいいんじゃないかなと。
 ともあれ、ライスペーパーに混ぜたのをのせて、揚げればいいんだけど、油は後処理が面倒なので、焼きました。トースターにあるカツ設定と、それだけじゃ数がいかないので、フライパンで20分ほど蓋して蒸し焼きですかね。ここでも既にガンモドキの影も形もないですが。

 ともあれ、美味しくできたと思います。はい。が、卵で繋いだ方が良かったかもしれない。ちょっと反省点でした。
上から目線
 いつもご来訪ありがとうございます。

 ええと、異世界転生もしくは異世界転移ものに関してですかね。

 「戦国小町苦労譚」のなろう連載分新作を読んで、ああああと、なっちゃったのが、タイトルですかね。

 面白かったのになぁ。「戦国〜」

 なんというか、ううん、わからなくなるんですが。
 突然、上から目線なセリフとかが出てくると、いや、まだセリフだから大丈夫なのかなぁ。これが思考→行動になっちゃうと、かんっぺきアウト〜なんですが。

 年下の子に檄を飛ばす場面なので、かろうじてセーフかなぁと思わなくもないのですが、なんかそのセリフが学校の先生のようで、会社の上司のようで。ううん。上から目線だよなぁと。

 何がイヤって、転生転移もののばあい、現代の知識があるから仕方ないけど現代の知識を振り回して悦に入るとか、現代の知識を下地にしてこれは悪とテンパって行動に移るとか。

 郷に入っては郷に従えという日本の諺はどこに行った? となるのがどうにも。

 これを何個か発見して読めなくなった異世界転移転生小説って結構あるんだよね〜。

 作者さんは無意識なんだろうけど、なんかいや〜な感じを受けちゃって読めなくなるんだよねぇ。私が神経質なだけかもしれませんけどね。 



 いつもご来訪ありがとうございます。

 ちょこっとこの間、また、「炎のミラージュ」な夢を見たうお里ですが。なぜか、読んでもいない戦後が舞台の話だったっぽい。
 高耶さんじゃなくって、景虎様だったんだよねぇ。
 外見は高耶さんたちだったんだけど。
 なんでだろうとつらつら考えてたら、「戦国小町」を読んだからだったのかもしれないなと。
 一応「御館の乱」とか謙信とか兼続とか出てきたからかも。

 そいや、やっとこずっとこで日本号が手に入りました刀剣乱舞。で、日本号のセリフに「正三位(セリフがよく聞き取れないんですが、おおいみちの位? よくわからんので謎)」とかって〜のがあるんですが。
 もしかして、槍の分際(vv)で、従三位な光圀さんより位が上だったのかい! と突っ込んでしまったりしたのでした。

 まぁ、五位鷺ってーのもありますし、結構無造作に位を人間外にも与えてるらしい昔の朝廷人ではありますけどね。ただ、槍って、無機物だよなぁとvv

 面白いよね。

 んで、まぁ、雑記なのでゴロゴロ話題を変えますが。

 音の本とかってあるじゃないですか。CDブックってやつかなぁ。
 朗読してたりするやつ。
 あれねぇ、実を言うとうお里苦手なんですわ。
 目がしんどい時とかには良さそうだし、いろいろ社会的にも役立ってるんでしょうが。ディスレクシアの方とか、弱視な方とか、いろいろとたしかに役には立ってるとは思うんだけどね。
 ただ、個人的に、昔から、国語の時間とか朗読あると、目で文章を追うほうがどうしたって早いから、早く進めろ〜となっちゃうタイプだったりするんですよね。
 イライラしませんかね? うお里はするんだわ。
 それがあって、ドラマCDでさえ、しゃんしゃん進めよ〜とストレスがたまるという。まぁ、何本か持ってますけどね。
 要は、趣味じゃないってだけなんで、よっぽどじゃないと手は出さないですけどね〜。なんとなく。
ダイゴさんorz
 いつもご来訪アンド拍手ありがとうございます。

 今朝のことではないですが、あまりに寒かったせいか、ご主人様(うお里だvv)が起きた後40分も起きてこなかったダイゴです。
 起きてきた後はストーブの前を陣取る。
 邪魔〜。
 まぁ、すでに着替えてご飯も食べて終わってたけどね。
 どれだけ動きたくなかったんだろう。
 布団の上で寝てるので、寒さがどうかは謎ですが。中で寝てたら出られないだろうなぁ。

 それにしても、犬じゃないね、犬じゃvv
え?
 いつもご来訪ありがとうございます。

 ちょっとベトナムの子に日本語の歌を教えて〜と言われて、悩んで悩んで「一期一会」にしてみようと翻訳サイトで「一期一会」を翻訳しました。ら。
 出てきたのが、

 「フォレスト ガンプ」

 もちろんアルファベットで表示されておりましたが。

 え? そうなの? もしかして、ベトナム語って、一期一会に相当する言葉がないのか? しかたないので、辞書で調べた一期一会を長々しく入力したのでした。
そうか
 いつもご来訪ありがとうございます。

 姪っ子とラインのやりとりしてまして、鯉口、鍔、を知らなかったというか、読めなかったらしい。あれ? けっこう一般的な感じだと思ってたんだけど、そうでもないのかな。まぁ、まだ高校生だしな。知らなくても仕方ないのか。と、思ってましたら、三十代の子も知らなかった。あれ? 読めるかどうかは知らないけど、鯉口は知らないらしい。鍔はさすがに聞かなかったけど。

 鯉口を切るとかって………時代劇限定かなぁ。読んでないと知らないか。そうか。


 んで、昨日の第五。

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 何に怒ってるのかというと、「お風呂」とうお里がしつこくしたから。
 ため息だよねぇ。
 だいたいからかわれてるってわかってそうなんだけど………。まぁ、ワンコだし。
古紫と
 いつもご来訪ありがとうございます。

 今年はなぜか妹が誕生日プレゼントをくれまして。
 なんの植物か知らないが、観葉植物。芋科かなぁ? ヤツガシラとかあの辺な気がしないでもないけど、植物はよくわからないので、謎。

 んで、この写真は、唯一生き残った古紫くん。
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 どうやら、芽が出ても土に植えちゃダメだったようで。
 水耕栽培がデフォなんですかねぇ。
 紅茶用のグラスに一応置いてますが。他にないんだもんなぁ………。


 最近もまぁ刀剣乱舞やってますが。
 どうしても入手できなかった日本号って日本3名槍の一本をどうにか。これをゲットするためにこのキリのイベントけっこう頑張った。いえ、なんだって、この槍、へし切り長谷部に関係するらしいのでね。このことへしと博多なんとかで、黒田組なんだそうで。黒田家所有の傑物? 逸物? なんだそうで、トリオなんですよね。
 ゲームは無課金派なので、ちっくりちっくりですが。うん。三日月宗近ゲットするのきっちり7ヶ月かかったしね。
 最近はまぁ、どうでもいいんだけど、へしがいるので一日一度は触ってる。彼がいないと遊ばないとは思うんだ。

 んで、「戦国小町苦労譚」どうにか全話読み終えた。ただいま連載中もどうにか。
 しんどかった。
 が、面白かった。
 うんちく部分はすっ飛ばしたけどね。でないと、無理。
 足利義輝が生き延びてて逆タイムスリップしてて主人公に心から依存してる設定なもので、このヤンデレ? が恋愛にはならないところが面白い。主人公は義輝とは知らないけどね〜。けっこう主人公の見ていないところですごいです。鬼畜というか割り切るというか。ううむ。基本が戦国時代の征夷大将軍? だから、怖いですね。見ようによっては信長より怖い人物像になってます。まぁ、暗殺されて一度は死んでるひとだからなぁ。主人公のためだけに生きてます。
 もはや史実がどれがどれやらわからんですが。
 本能寺の変をスルーできるといいなと思いつつ読んでますね〜。
おやん、間違ってる
 いつもご来訪ありがとうございます。

 ええ〜本多忠勝だったかな? 間違ってたなぁ。勝頼とか戦国武将の名前は間違う間違う。また間違ってたら、もう笑う。

 足利義輝とか義昭とかも結構ごっちゃになってますし。皆さん同じ漢字をどっかに入れたりするからわからんようになるんよ! と、愚痴るvv いや、同じじゃなくて覚えられんかもしれんが。

 最近とみに固有名詞を覚える努力しなくなってますしね。これ、やばいなぁ。
ちょこちょこと
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます。レスは後ほど。

 IMG_0691.jpg

 今日の第五の写真ですが。見ればお分かりな通り、未だ絶賛換毛期という、なんとも微妙な状況です。はい。なぜ変わり切らない………。もう一月だぜ!

 んでこの犬、明日から仕事というときに今更年賀状の印刷編集を言ってきた母にブチ切れてた(いや、まだかまだかと以前からハッパかけててこの体たらくだったのよ)うお里に恐れをなしたらしく、ベッドの上からそろそろと気づかれないように〜って感じで逃げて行きました。
 人が落ち込んでるときは無視するくせに〜と思ったね。よっぽどうお里がピリピリしてたんだろう。自覚あるし。

 ええと、只今「戦国小町苦労譚」の2を読んでおります。多分苦労譚だと思う。携帯小さいから表紙の文字がねぇ。というか、正直最近ちゃんと小説のタイトル覚える気がないような?
 ある意味ベタベタなタイムスリップものです。まぁ、恋愛ネタが今のとこ全くないので読みやすいっていうのがあって読んでます。平坦といえば平坦な小説ではありますが、読みやすいね。やっぱりここが重要か?
 戦国時代にタイムスリップした少女が信長に会って、才能を証明しろと言われてチートするってやつですが。農政、内政チートかねぇ………。高校生の割に農業やらなんやら知識ありすぎ! 戦国時代オタクらしくその上に、戦国時代の諸々を変えて天下統一するためにはとか色々シュミレーショんしたり、道具を自作したりしてたらしいくらいのオタクというかvv
 読んでて思ったのは、そういう趣味とかあるのは女性より男性が多いよなぁとか思った。が、まぁ、この場合男だったりしたら、信長が重用はしても安心できんだろうなぁとは思うね。うん。「信長のシェフ」はあくまであれ料理人だからだろうし。あれで武器もってぶいぶい戦えますってタイプだったら、警戒されてる気がするしねぇ。

 んで、ず〜っとうお里は、なぜか蜻蛉斬りって名槍の持ち主を山中鹿之助(いたよね?)だと思ってました。違ったのね。本多勝頼だったのかorz これも勘違いだったら失礼。

 ま、もともとあまり日本史に興味なかったからなぁ。うん。そうなんよ。実は、あまり興味なかった。お話書く上で必要な時代とかは調べたけど、それだけだったしなぁ。

 あ、それで思い出した。

 「たとえば、それが」ですが、あれ、実のところ東南アジア方面のイメージで書こうと思ってたんですよね。ところが、どうしても東南アジア方面の過去の民族衣装に萌えられなくて、あえなくポシャって西洋っぽくなったんだ。女性の民族衣装はいいんだよ。けどね〜男性の民族衣装がね、カンボジアとかのあたりをイメージしてたんですが、うお里の範疇外なんだわ、あの衣装。申し訳ない。暑い国だから〜ってのもわかってるんですが、実のところ人間は(特に男性は)着込んでなんぼって思ってるものですから、男性が膝下丸出しな衣装とか、上半身裸がデフォとか、ダメなんよ。
 そんなこんなであえなくポシャった名残が、男性の名前に散見されるかもしれない。まぁアヴィシャに関してはなんとなく思いついてつけた名前なんだけど、王様の名前がねぇ………おそらくカンボジアの古代の王様の名前だったかもしれない? フルネーム全てがじゃないけどね。確か、ジャヤ・ヴァルマンって言ってなかったかなぁ? あやふやもいいところだけど一応、なんとなく言い訳的に書いておこう。

 うお里的に萌えられる男性の衣装っていうのは、詰襟とかきっちり着込むタイプなんだよね。着物は別として。うん。着物はね、いいんだ。着流しまでなら。尻っぱしょりは論外だが。時代劇の主人公が尻っぱしょりするのって、見たことないような? あ、「一心太助」ならありか。「銭形平次」もしてた? 記憶あやふやだけど。十手持ちはしてないこともないか。
 ともあれ、美少年とか美青年の水着姿とかあっても萌えないんだよなぁ。それよりも、ワイシャツとパンツの方が萌えれる。流行ってるのかどうなのか、ヘソチラ? も、どうでもいいわ。それよりは無造作に襟元をくつろげるとか袖を捲り上げる方がドキッとする。ズボンの裾はNGでvv

*****

 この辺でレスです。

trap様
 こんばんは。
 スコシくんなワンコだったのですね。お疲れさまです。添い寝で腰を痛めたとは、家主様が遠慮しすぎちゃダメですよ! はい。ワンコってつけあがりますもんねぇ。お大事になさってください。
 そういえば「動物のお医者さん」は妹が借りて行ったまま何年も返してくれてません。「エースをねらえ」も「のだめ」も………。他にもあったかも。まぁ、本棚のキャパがないのでこちらも言いませんが。それをいいことに取ってるなぁ。
 お正月はゴロゴロ寝正月が一番ですよね〜。
 ああ! あのサービスだったのですね。すっかり映画館から足が遠のいておりますので、忘れてました。「相棒」劇場版から行ってないかもしれないです。「ガフールの伝説」はそれより前でしたよね。確か。
 正月はなんかから回ってましたorz というか、年末母と喧嘩したっぽいのが尾を引いてましたね。そういうもんですよ〜。女ばかりな家族だし。リラックスとは程遠いかな? 一日に姪っ子連れてカラオケ行ったくらいかなストレス解消は。
 いつもいつもご心配おかけしてしまってます。申し訳ありません。感謝しております。
 それでは、trap様こそお風邪など召されませんように。
 おやすみなさい。
遅くなりましたが。&「たとえば、それが」2回目
 いつもご来訪&拍手コメントありがとうございます。レスは後ほど。

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


 そういえば、昨日出掛けてて、hondaのfitが目の前を走ってたのですが、後ろ姿が、なまはげに見えて仕方がなかった。ううむ。


 以下「たとえば、それが」2回目です。

******






***** 







「どうしてよ!」
 ミュケイラの叫びに、侍女は無表情だった。

 やっと願いが叶ってここまでやってきたというのに。

 目的にほぼ王手をかけているというのに、こと大公家での生活は思い通りに運ばない。

 侍女達は従順で、そこに不満はない。

 けれど、ミュケイラは戻った自室で叫ばずにはいられなかったのだ。





「ミュケイラさま」

 静かなアディルの声に、我に返った。

「あ………」

 口元に手をやる。

「ご、ごめんなさい」

 ここは、大公の書斎である。

 彼の背後の大きくくり抜かれた窓からは、この国の象徴ともいうべき瀑布が見える。もちろん、音は完璧に遮断されている。でなければ、この位置に城を立てようなどという物好きはいないに違いない。

「何が不満だ」

 大公の薄いくちびるがようようのこと言葉を紡いだ。

 机の天板の上に両肘をつき組み合わせた両手の背に繊細な顎を乗せた格好で、ミュケイラを見上げている。ただし、逆光のため表情ははっきりとはわからない。

 静かな声には、なんの感情も含まれてはいないかのようだった。

「滝の見える場所に部屋を変えて欲しいのです。それと、婚約発表の場に着るドレスの生地が、その………………」

 少しばかりわがままかなとは思わないでもないけれど、と、ミュケイラは内心で独りごちる。

 瀑布の脇に建つ白亜の城。

 王城を頂点に少しずつ位置を下げて大小様々に趣向を凝らした美しい城の数々は、瀑布から流れ落ちる大河の両側に広がる王都に暮らすものたちにとって憧れの象徴である。子爵以下ともなれば王都に城を構えることを余儀なくされる。しかし、それでも、子爵以上の貴族であれば、滝に沿うように造られた棚地に城を建てる権利を持つ貴族の令息令嬢であれば滝の見える場所に部屋を持つことが自慢になる。少なくとも、学園ではそうだった。だから、大公の娘だと認められこの城に迎え入れられた時には、滝の見える部屋を与えられるだろうと確信していたのだ。しかし、与えられたのは、滝とは真逆の部屋だった。ただの平民の娘として生きて来たミュケイラにとって、天上とも思えるほど夢のように美しい部屋ではあったけれど、窓から見えるのは、城の中庭だった。

 それに、一月後に迫った婚約式の場で着るドレスの生地が気に入らなかった。店に入ることさえもはばかられるほどに高級な、国内でも三本の指に入る商人を彼女の客間に呼び寄せるという、これぞ王侯貴族! という慣習に自尊心をくすぐられたものの、目の前に広げられた数多の生地のきらびやかさに目を奪われたけれど、それでも、これではないと思った。そう。ただの極上の絹では駄目なのだ。

 追い落とした王太子の元婚約者。

 創世の神の巫女姫である彼女が折々に身にまとった、アグリアメタスソコリガという魔物からだけ取ることができるという夢のようにやわらかく美しい、特別の絹。魔物の名の前をとって、アグリアメタクシと呼ばれるそれで作られたドレスをどうしても着たかった。なのに、

「どの商人も、在庫がないと言うのです」

 希少性の高さから、天井知らずの値がつくとは聞いていた。そのため、基本的に、身にまとうことができるのは王侯と巫女だけなのだと。それも、折々の特別な場でのみのことである。しかし、今や大公令嬢と認められたミュケイラならば、婚約式の場であれば着ることができるはずである。それなのに!

 悔しい。

 ここまで思い通りに運んだだけに。

「もう時間がないのです」

 望む形のドレスを縫うのには時間がかかる。

 もちろん、お針子をたくさん集めているけれど、それでも。

 可愛い娘のおねだりならば、父親は叶えてくれるはずだ。

 なにしろ、生まれる前から行方知れずだった我が子の願いなのだ。

 そう思いながら、ミュケイラは両手をひねり合わせるようにして、悲しそうに目を伏せて見せた。

 目の隅に、アディルが何事かを大公に耳打ちしているのが見えた。

 長く感じた沈黙の後に、ようやく大公が口を開いた。

 低く心地の良い声音が、しかし紡いだのは、

「部屋を移ることはならぬ。そなたの部屋は居心地よくしつらえられていよう。また、ドレスをアグリアメタクシで作らねばならぬということもあるまい」

 無情なまでの否定だった。

「お父さま!」

 思わず机に走りより、天板に両手をついていた。

「ミュケイラさま」

 アディルが、とりなすかのように促すかのように声をかけた。

「閣下はお忙しい方ですから、もうご無理は言われませんよう。アグリアメタクシはお諦めください」

「ひどい………」

 机から遠ざかる。

「お父さまはわたしがお嫌いなのですねっ」

 涙目でふたりをねめつけるようにして、ミュケイラは書斎から飛び出した。

 その彼女を大公とアディルがどんな眼差しで見ていたのかを、幸か不幸か、彼女が知ることはない。

「騒々しい」

 高い足音がようやく消えて、大公が吐き捨てた。

「”お嫌いなのですね”………だと? 嫌いに決まっておろうが」

「閣下」

 諌めるようなアディルの声音に、

「止めるな」

 片手を振る。

「しかし」

「誰が聞く」

「たとえ聞いたとて、”ご注進”とはならぬさ」

 皮肉な声に、

「仮にも殿下の許嫁でございましょう」

「略奪とはな。はしたないことよ」

 口角をもたげて、大公が嘲笑う。

「あれが、我が子などであるものか」

 吐き捨てる。

「我が子は………」

「閣下」

 顔を伏せた大公に、アディルもまた沈痛な面持ちで口をつぐんだ。







***** 







 生まれも育ちも外国の大公の友人の忘れ形見ということで学園に入学したのはいいものの、月の半分は寝込んでいるトオルである。

 親しい人間はできることなく、客扱いでただクラスにいるだけだった。

 一応真面目に授業を受けてはいる。

 少しずつファリスやアディルに教えてもらっていた文字や語彙も、学園に来て増えた。それでもどことなくたどたどしい発音や、綴り間違いの多さに、おそらくはなぜ学園にいると思われていることだろう。

 それでもかまわなかった。

 庶民から王族まで、かなりたくさんの人間が集まる学園は、基本無償で通うことができるらしい。ただし、裕福な家庭のものは寄付という名目で多額の金額を払うこともあり、学園内では様々な雑事を免除されている。例えば校内清掃とかの煩わしいものは、彼らには関係がない。ただ、雑事とはいえ、庶民に命令されるのが嫌という理由なのか、生徒会とかクラス委員的な役目は、彼らに割り振られることが多かった。

 有償と無償の学生の違いを見分けることは簡単だ。

 制服を着ているか着ていないかですぐにわかる。

 男子はどこか軍服めいた詰襟の制服で、女子はセーラー服のような襟のついた細身のドレスだった。ただし、トオルは制服を着ることはない。詰襟の制服などは、治りきることのない傷に触れてしまうからだった。そのため、庶民に間違われることがないようにと、アディルが揃えさせた、トオルの目には華美に映る絹らしき布地の胴着の着用の許可を特別に得ていた。また、トオルには、大公の意向でファリスがつけられていた。

 そんな彼が周囲から遠巻きに見られても、仕方がない。けれど、トオルは、それでも良かったのだ。

 トオルが知る学生というのは、小学生までのことだったけれど、それでも、かつて味わっていた普通の学生の雰囲気を味わうことができるのならそれだけで構わなかったのだ。

 面白いのは、算術だろうか。

 加減乗除ができればそれで充分な授業は、こちらに来た時が中学入学直前だったトオルにはとっつきやすいこともあり、気分転換になった。

 あとは、魔術か。

 トオルに魔術の素養はなく完璧に”お客さま”でしかなかったが、座学で不思議な呪文のような話を聞き奇術のような現象が目の前で繰り広げられる実技を見るだけでも興味深かった。

 そんな毎日が、十日も続くと、トオルはだんだんと落ち着かなくなる。

 また、夢渡りの儀式がくる。

 そう思いながら校庭で昼休みを過ごしていた。ただ、いつもは控えているファリスが外していた。

 混沌の神は夢を渡ってくるため、逃げようはないのだ。

 胸に空いた黒い穴があの不気味な神につながるとの連想はたやすい。

 時期が来なければ死ぬことはないと、ここに来た当初に投げつけられた言葉もまた、容易に思い出すことができた。

「誰だって、必ず死ぬんだ………」

「早いか遅いかの違い」

「苦しむか苦しまないかの違い」

 必死で自分に言い聞かせる。

 わかっている。

 けれど、あまりに早すぎるだろう。

 わかっている。

 けれど、あまりに苦しすぎるだろう。

「逃げることなんかできないんだ」

 そう独りごちた。

 その時。

 何かが頭に被さってきた。

「ごめんなさい。ハンカチが………」

 甲高い悲鳴の後で、可愛らしい謝罪の声が聞こえてきた。

 ハンカチを手に、トオルはひとりの少女を見上げた。

 赤味のかかった褐色の瞳が、素早くトオルを値踏みしてくる。その際、彼の胴着に目を見張ったように見えた。

「この学園の生徒です?」

 ハンカチを受け取りもせず、高めの声が、訝しげに訊ねてきた。

「あ、ああ」

「お名前は? わたしは、ミュケイラ・ジャヴァ」

 にっこりと笑んでそう告げる。

「ジャヴァ?」

 聞き覚えのある苗字に、首をかしげる。

「はい。ジャヴァ大公の娘ですわ。あなたは?」

「………トオル」

 ジャヴァ大公と言われ、心臓が大きく脈打つ。

 では、この少女は、アヴィシャの娘なのか−−−と。

 挨拶をしたほうがいいのか? それとも、知らぬ振りでいいのか。

 アヴィは、自分に娘の存在を教えてくれてはいない。

 会ったこともなかった。

「どちらのお家の方ですの?」

 そう訊かれて、はたと、瞬いた。

 元の世界の苗字は忘れるようにと言われていた。今となっては、当然のこと意味もない。入学当初名乗ったのは、ただのトオルとだけだったような記憶がある。

「家名は別にありません」

 そう言った途端、

「庶民?! なんてこと! 庶民のくせに、なぜ?! どうしてアグリアメタクシの胴着を着ているの」

 聞き馴れない単語に、トオルが戸惑う。

「これは、庶民なんかが着ていいものじゃないのよっ」

 言いながらトオルの肩に手をかけてくる。

 かすかな痛みに眉間が歪んだ。

 ハンカチが、手から落ちる。

「わたしですら、手に入れられないのに」

 ハンカチを踏んだことさえ気づかずに、少女の揚げた甲高い声に、唖然と目を見開いた。

「どこに行ったのかと思ったらこんなところで何をしている」

 大きな声とともに、背の高い男が近づいてきた。

「王太子さま」

 まるで語尾にハートマークがついたかのような甘い声だった。

「ヴァイスと呼ばぬか」

 青銅色の髪の毛の男の声もまた、同じくすぎるほどに甘やかだった。

「ヴァイスさま」

 呆然と目の前の出来事を見ていると、

「御前でいつまで座っている」

 男の背後に控えていた騎士らしき男が、トオルを叱咤する。

「バルマ王国王太子殿下であられる」

 戸惑いつつも、椅子から立ち上がる。

 けれど、これからどうすればいいのか、トオルが知るはずもない。

「アグリアの絹をまとっているな。そなた、公家のものかそれとも、侯家か?」

 それにしては見覚えないが。

 トオルを見る青銅の目が、酷薄な光を宿す。

「いいえ。このひと庶民なのですって」

「なに?」

 癇性そうな皺が男の眉間に刻まれた。

「そなた、法を知らぬのか?」

「っ」

 騎士が腕を背後にひねり上げ、背中を押してきた。

 地面に直に座らされ、痛みに顔が歪む。

「王侯、もしくは巫女しかアグリアの絹をまとうことは許されておらぬのだぞ。しかもその意匠はどこぞの王侯のようではないか」

 そんなことを言われても困る。

 それが、トオルの正直な気持ちである。

 そんな法など、トオルが知るはずもない。が、相手もそのことを知るはずがない。

「身につけてはならぬものを身につけた罰だ」

 顎に騎士が手を上げて顔をもたげさせる。露わになった襟元に王太子が指を引っ掛け力任せに引っ張った。

 儚い音を立てて、脆くもない布地が裂ける。

 その時だった。

 野次馬の列ができていたことに気づかなかったのは、当事者たちだけで、いつの間にか遠巻きに彼らは見られていた。そのうちの幾人かが探して知らせたのだろう、ファリスがようやく駆けつけてきた。

「トオルさま」

 駆けつけたファリスが脱いだ上着をトオルに羽織らせる。

「ファリスじゃないの」

 ミュケイラの声が訝しげにその場に響いた。

「誰だ」

 王太子の誰何に、

「大公家の従者にございます」

 深々と頭をさげる。銀の髪が、さらりと音たてて彼の顔を隠した。

「その従者がなぜ、ここにいる。しかもその庶民を気にかける」

「失礼ながら。トオルさまは庶民などではございません。大公閣下の庇護を受ける身でございますれば、この服装は法に抵触いたしておりません」



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 レスです。

trapさま

明けましておめでとうございます。こちらこそ、旧年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。

 ご実家でのご奉仕、お疲れさまでございました。
 「オリエント急行」ご覧になられましたか? 楽しかったのならいいですね。
 そうか。映画正月は安いのですね。………存じませんでした。
 それでは、非常に簡単で申し訳ないのですが、この辺で。
 三が日お疲れさまでした。
プロフィール

魚里

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