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2009/12
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よい一年が皆様に訪れますように。
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪

 更新使用しようと思いつつ何となくし損ねていた「ビロードの闇」3回目をアップしました。
 ブログからそのままなんですけどね。
 少しでも楽しんで頂けますように。

 今日はとても寒い一日でした。
 雪もちらつく始末。
 そんな天候の中、祖母を連れてお墓参りをしたり、年越しそばならぬ年越しうどんのつゆを作ったりと魚里にしてはばたばたとして過ごしました。
 今年も後数時間だと思えば、来年は今年よりも少しはよい年だと良いなぁとついつい願ってしまうのでした。

 明日からの一年が、皆様にとってよい一年になりますように!

 それでは、今年一年ご来訪ありがとうございました!
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あいかわらず
 いつもご来訪ありがとうございます♪

 相変わらず時間ができると邪魔が入る魚里です。とはいえ別に大掃除とかの所用ではなく、下で半分留守番のような感じでした。だらーとしてはいたのですが。
 テレビだけ見るというのはどうも最近できなくて、手持ち無沙汰というか、おそらく集中して見るほどのテレビプログラムに出会えていないとでも言ったほうが良さそうです。うん。
 で、まぁそういう時の友は~PSPだったりしますが。ほぼ一日PSPを手にしてましたねぇ。
 ゲームはルミネス。2だったかもしれない? テトリスの変形バージョンみたいなゲームで、四角のブロックを重ねて消して行くというゲームなんですけどね。こういう単純なのは向きになります。困ったもんだ。ゲームの止め時がなぁ………。

 一日を居間で過ごした珍しい日。
 室生亜希子シリーズ28話目と相棒のなんか知らないけど年末スペシャルを見ておりました。
 その辺は日中だったので、にゃんこたちも邪魔はしなかったのですが。
 問題は午後六時からの珍百景でした。
 いつもはだいたい7時前には部屋にこもる魚里なものですから、猫が部屋に行きたくてたまらないらしい気配。
 じーっと魚里を睨んでる。それでも10時過ぎまではテレビを見て無視してたのですが。
 根比べに負けた魚里でした。
 行くよ!
 お休み!
 と言いましたら、着いて来る来る。
 いつもは決して先に部屋には入らないというのに、先立って部屋に入って行く茶々丸。
 そんなに我慢してましたか。ごめんね。
 でもねぇ。
 おねーちゃんだってたまにはテレビを見たい時があるんだよ。
 ま、まぁ。
 テレビプログラムで5時間というのは長過ぎだとは思いますけどね。
 なにごとにせよ、長けりゃいいってもんじゃないのだよ。
 でも、最近じゃぁ、何でも長いほうがいいみたいな感じがありますけどね。違う! と、声を大にして言いたいです。はい。
またもや。
 拍手、ご訪問ありがとうございます♪ とっても嬉しいです。

 とりあえずクリスマスっぽい素材だったので、取り替えました。
 思い立ったときに換えないと、おそらく魚里は一年中でも同じ壁紙ですからね。
 なるたけ季節感のない物をと、一目惚れのクリスタル調チェスです。

 このごろの茶々丸さんは~魚里に懐きまくりです。
 寒いからというのはわかってますが。
 魚里が動くとこ動くとこ、着いてきます。
 可愛いんですけどね~。
 おかげで、じゅにばぁさんがまたもや割り食っております。
 茶々丸を避けてます。茶々がまた、じゅにばぁさんに襲いかかるんだ。いや、本気じゃなくじゃれてるだけだと思うんですが、としだからなぁ、じゅにばぁさんは。嫌がって本気で怒るんだ。おかげで、じゅにばぁさんの居場所は、こたつの中です。まぁ、猫としては至福の場所でしょうが、冷えてしまうと眠ってる魚里の背中に乗ってくるので、どこまで仲が悪いのか、マジでわからない2匹なんですねぇ。
 さて、さて、予定が早まって、明日からお休みになりました~♪
 お話が書けると良いなぁ。
 掃除は? する気ないんですけどねxx
あり?
 いつもご来訪&拍手、それにコメントありがとうございます。とっても嬉しいです。
 レスはメールでvv

 いつの間にosのバージョンアップができていたのか。この間、確かに二回ほどインストールしたのですが。あのときにアップしてたのかな? マイクロソフトOfficeのひとから連絡がありました。あら、本当に今週に連絡をくれましたね。明日からサポセンは休みですからねぇそういえば。で、アップバージョンにしましたか? と言われて、まだですと言ったのですが。してました。あらま。で、例のフリーズの確認。フリーズしませんでした。よかった~。ちょっと落ち着けそうです。

 昨日は暖かかったのに今日は寒いですよね。昨日なんか、畝起こし(?)していない親戚の田んぼでおのらのワンコがひなたぼっこしてたのになぁ。

 ワンコたち
犬091227_1
犬091227_2

 水鳥
水鳥091227_1

 目を凝らせば火の鳥っぽく見えなくもない?
雲_鳥

 目を凝らせば竜か麒麟っぽくないかなぁ?
雲_竜

29回目
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます。

*****


 ソファの上には、疲れきったからだを放置したはずの少年の姿がなかった。

 からだの中に大人の男の爪ほどもある多面体のエメラルドを入れられて、出すことをさえ禁じられて、あの少年が動けることが意外だった。

 ぐるりと室内を見渡す。

 いない。

 澄ませた耳が、かすかな音を拾ったような気がした。

 水音のようだった。

 バスか。

 足を向けた昇紘は、郁也が自殺を図ったのではないかと咄嗟に思った。

「何をやっている。バスタブで溺れ死ぬ気か」

 声がこわばりつくのが自分でわかった。

 タブの中に腕を突っ込み、引きずり出す。

 確かな重みが腕から伝わる。

 咳き込む郁也に、少年の生を感じた。

 しかし、胸の内にこみ上げてくるのは、どうしようもない怒りだった。

 安堵を押しのけて、胸の中を占拠する。

 どうしてくれようか。

 背中をさする頭の中、その一言だけがこだましていた。

 そう。

 そのまま、郁也を思うさま蹂躙していたとしてもおかしくはないほどの激情だった。

 いつもなら全身を硬直させて自分が触れるのをやり過ごすはずの少年が、思いがけない行動に出なければ、昇紘はそうしていたに違いない。

 郁也が、まさか、自分の腕に縋り付いて来るなどと、想像したこともない。

「ごめんなさい」

「もう、出して」

「お願い」

「苦しい」

 泣きながら、抱きついて来る少年に、からだが熱を持つ。

 何を出せと願うのかに思いいたるのは、すぐのことだった。

 背中のラインをたどっていた手を、そのまま腰へと滑らせた。

 ぬれた肌が水をはじくさまが、瑞々しい。

 滑らかな手触りが、熱を煽る。

 腰の丸みをたどる手と指で、エメラルドが少年を苛む箇所を触れた。

 ほんの少し力を加えると、難なく指を受け入れる。

 少年が爆ぜるように震えた。

 くっきりとした耳から顎へのラインと、その皮膚の薄さを、歯をたてて愛でる。

 どんなに愛しいだろう。

 どうしようもない想いのまま、より深くへと指を二本に増やす。

 エメラルドの固い感触が指先に触れた。

 何が起きたのか。

 理解するまでに、わずかばかりではあったが、時間が必要だった。

 郁也が感じている。

 いつものただ食いしばるだけのうめき声ではない、喘ぐような音が、昇紘の耳に触れた。

 その音を何に例えるべきなのか。

 しかし、その感動は、

「どうしたの? 続きは?」

 ねばりつくような口調とともに自分を見上げて来る瞳の色に、破られた。

「お前は、誰だ」

「誰って。郁也だよ」

 決まってるじゃない。

 声も、顔も、からだも、間違いなく郁也である。

 間違うはずもない。

 しかし。

 その表情と言葉遣いとが、昇紘の知る郁也とはかけ離れすぎていた。

 こんな、ひと慣れしすぎた猫のような甘えた表情や声は、しない。

 昇紘の背筋が、逆毛立つ。

「こんな郁也は、嫌い?」

 くすくすと笑う。

「ああ。嫌がるボクを無理矢理抱くほうが、燃えるんだ」

 残念だね。

 ボクは別に、あなたに抱かれたってかまわないんだ。

 セックスは、気持ちがいいでしょう?

 それは、誰としたって変わらない。

 なのに。

 バカだよね。

 郁也は、好きな相手としかセックスしたくないんだって。

 そうだね。今は、誰ともしたくないって思ってるけど。

 セックスなんか一生しなくったってかまわないってさ。

 もったいないよね。

 あんなに気持ちいいことを嫌うなんて。

 だから、ボクがあなたの相手をしてあげる。

 あなたも、気持ちよくなれて、ボクも気持ちいい。

 これが、一番でしょう?

 違う?

 満面の笑みを、媚が彩る。

 からだを起こして近づいて来る郁也ではない郁也を、昇紘は、ただ凝視する。

「そうだな。おまえもまた、郁也であることにかわりはないのだろう。なら、それでいい」

「来い」

 それに向かって、昇紘は、手を差し伸べた。

「望み通り抱いてやろう」

 にっと、郁也の笑みが深くなる。

 掌にのせられた手を握り、昇紘は、郁也を抱き寄せた。



***** とりあえずこんな所かな。郁也くんが、壊れましたxx この郁也くんが何なのか~。悩みまくりなんですけどね。どっちにするか。ま、隠すほどのネタでもないのでばらしますが。取っつかれているか、二重人格か。そんな感じです。唐突に取り憑かれてはコメディにしかならないような気配が紛々と漂いますので、おそらくは二重人格になるような気がしますが。まだ、おそらくは軽症でしょう。まだ。です。この性格、リィくんですね。まさかここで登場するとは、魚里実はまるっきり考えてもいませんでした。するりと出て来て居座っちゃいました。どうしよう。この状況をおじさんが喜んでるのか不機嫌に思っているのか。それが問題ですね。ま、八、二で、不機嫌でしょう。こういうタイプをおじさんが好むとは思えないので。でも、こういうペルソナ(?)が出たということは、郁也クンにはこういうタイプになりうる可能性があったということですよね。ふむ。出たは良い物の、どうやって消すかが大問題なのでした。うん。誘い受けと女王様受けは苦手なので。
 個人的に、飼い主に懐きまくりの猫好きですがvv

 昨日の蛙の映像。あれは本当にリアルな蛙なのか? CGというわけじゃないのかなぁ? あまりに気持ち良さそうに人間の指に撫でてもらってるもので、その姿や行動が、リアルに思えないのでした。リアルだったら、すっごい可愛いと思う。両生類でも人間に懐くんだ~すごい。餌貰うだけじゃないのね。

 このところ、DVDを見まくってました。ってほどでもないかな?
 「森は生きている」「ハウルの動く城」「マルタのやさしい刺繍」「ロバと王女」「笑う大天使」の5本です。
 貸してたDVDも帰って来たので、いそいそと見ましたが。
 「ロバと王女」と「笑う大天使」は、見れば見るほど失笑がこみ上げてくるのをどうしよう。
 映像は良いんだけどねぇ。特に「ロバと王女」の映像は奇麗だ。が、なんか、いまいち魚里の中では盛り上がらない。主人公が自分が美人というのを知っているというあたりがどうも、こう、鼻につく? わからん。下働きをしてる割には、結構優雅な日常を送ってるように思えるのが、童話だ。うん。突っついちゃ駄目よ~と思いつつ。雇い主より優雅だろう。あと、王子と王女の魂だけが邂逅してデートをしてるシーンは、すっごい人間臭い気がする。人間臭いというより、ミーハーというべきか? 俗物的? な~んか、物足りない。うん。
 「笑う大天使」は、深みが足りないのね。なんだろう。必死で演技してるのに、ふざけてるように感じるのはなんでなんだ。わからんです。日本のコメディって特にこれを感じる時があるんだけど。魚里が変なのかなぁ? あと、台詞回しが変な箇所が数カ所。日本語としてなってなかろうと突っ込みたくなった。ストーリー自体も、川原さんのマンガを弄るならもっと弄り方があるだろうにと、不満がわき上がる。詰め込みすぎたのを削りすぎて、空虚になった感じ。別にアクションに拘る必要ないのになぁ。残念。どうせなら、DVD全部にダミアンストラップをつけてほしかったな。ダミアン好きだし。
in the soup 4話目 28回
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます!

 途中ですが、書けた所までアップです。うわっxx 原稿用紙200とん枚分をあっぷしてしまった。なにをやってるんだ~xx

****


 この支部長はなんと言うのだったか。

 この地域の者に知られるだろうことは予測済みではあったが、着いてさほど経たないていどの時間差で訪ねて来るとは思わなかった。

 一見裏社会とは無縁に見える伊達男は、饒舌だ。喋らなければ損だと考えている手合いなのだろう。

 にこやかで軽い弁舌に反して、目の奥深くに満たされない心を覗くことができる。それは、目の前の男が女性を喰いも物にしてのしあがって来た手合いであることの証だ。

「それでは明日の夜、お待ちし申しております」

 野心家の目をした男を思い出しながら、昇紘は、眉間に深い皺を刻んだ。

 確かあの男だったろうか。

 クリスがそういえばと言った風に思い出してみせたのは。

 クレアの所に足しげく通っている男がいるという話だった。

 気にかけることはなかったが、立場上ではあれ自分の妻であることを望んでいるのは彼女自身なのだ。彼女がその立場を理解しているならば、自分以外と情を通じることは即裏切りに繋がるとわかっているだろう。

 分別のないことをすれば、自分がどうなるか。

 それを読み違えているというのなら、それだけの女でしかない。

 自分は、わずかの躊躇も見せず、あの女の命を奪うことができる。

 そう。

 あの女のしでかしたことを、自分は決して忘れてはいないのだ。

 わすれられるはずがない。

 あの心の痛みを。

 飢餓感を。

 飢えだ。

 そう。

 今もなお自分を苛む飢えを。

「郁也」

 主寝室のドアを開ける。

 古い飢餓を癒しながら、新たな渇望を抱かせる存在の名を呼ぶ。

 どれほど求めても、抱いても、手に入らない少年を。

 ただ一度だけ、少年に向かって告げた愛の言葉は、少年自身聞こえてはいなかっただろう。それでよかったと、今では思う。愛していると口にした途端、また奪い去られるのではないかと思えば、口にすることさえも憚られる。

 郁也がここにいるということが、それだけが現実でありさえすればいい。

 満たされることのない想いは、耐えてゆこう。

 これまでを思えば、容易いことに違いない。

「郁也?」

 
***** と、まぁ、こんな感じですね。あまりにドS度ばかりが取り上げられていたので、少しは切ない面も出しておこうとばかりにvv あざといですか? この後の展開のための布石ですね~。ま、ありがちの展開ですが。少しは楽しんでただけ増すように。

 可愛い蛙の動画があったので、アップです。
 苦手な方はスルーでよろしくです。

びっくり。
 拍手&ご来訪ありがとうございます♪

 「どつぼ」の原稿が原稿用紙換算で200枚を越えてしまいました~。びっくり。最近書いた話の中では最高に長いです。まぁ、普通にこれくらい書くひとはたくさんいるでしょうが、魚里的には、快挙というかなんというか。結構頻繁に行かえもしてるからなぁ。段落をあまり考えてない今日この頃。ほとんど雰囲気で変えてるあたりが、魚里です。
 長い話にチャレンジは基本無謀な魚里です。これは~長い話と意気込んでなかったから書けるのかも。不思議だなぁ。

 さてさて、年賀状はどうやら、元旦には無理です。ヘタしたら作りすらしない可能性が。
 というか、作ったのですがね。
 システムエラーでフリーズしちゃうから怖い。いえ、まぁ、サポセンで懇切丁寧に診断してもらったので、できないことはないのですが。ちょっと二の足vv せ~っかく虎の写真もあるしと実を言うと作る気満々だったのですが。最近の魚里は何もかも裏目にでるようです。溜め息。
 マイクロソフトOfficeのバージョンをアップデータすれば、その現象は起きないだろうという話なんですが。起きた時には、もしかしたら、Mac本体のほうのサポセンにまた電話? 本来電話が苦手な魚里には、非常に苦痛なんですが。

 めんどくさい話はそれくらいで。

 昨日さすがにケーキがないのは寂しいと、職場の近所にあるケーキ屋さんでケーキを買って帰ったのですが。
 一応妹宅にもお裾分けしようかなと余分に買ったんだけど、「いらない」と。まぁ、普通は自分家で買うしね。それもありなんと、納得しつつ次の日にまた食べようと思ってたら、ケーキの箱を見て、どうやら、あのケーキ屋さんが知る人ぞ知るらしい有名なケーキ屋さんであったらしく、今日になって、貰いに来るとvv 店の名前は知ってても、場所が分からなかったらしいのですよね~。そりゃそうだ。こういっちゃなんだが、田舎の町にあるちいさなケーキ屋さんなんだ。これが。田んぼの中というか、なんというか。最初見たときこんな所にケーキやさんってやって行けるんだろうかとか、いらないことを考えた魚里がいますもんね。
 帰ってみると、しっかり持って帰ってた妹でした。いいけどねぇ。現金な奴。
 あ、ちなみに、ケーキはおいしかったですよ!
 チョコレートケーキと塩キャラメルのケーキとちょっと大きめのイチゴのプリンケーキ? 三種類買ったのですけどね。イチゴのプリンケーキは(底にロールケーキとプリント生クリームで、上からイチゴをトッピングしたのをカフェオレカップにいれてあるというもの)三人でわけて食べましたよ。甘さ控えめでおいしかったのです。で、チョコレートケーキは、ガッツリ系。がつんって感じでしっかりとしたチョコレートが凄くおいしい。ナッツも入ってます。もちろん、塩キャラメルのケーキもすっごい濃厚。塩の味はわからなかったけれどvv びっくりするくらい。
 あ、全部いっぺんには食べてませんよ~! 念のため。
質問日でしたxx (どつぼ 13回目 更新)
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪

 相変わらずなんだか書く気満々の日に限って、邪魔が入る魚里です。
 いきなり、午前中、年賀状専用のプリンター(?)ワープロ(?)の使い方を教えてと、母に半ば強制されました。
 買ったのが、今年9月で、たまに思い出しては、使い方わかった? と聞いてはいたのですよね。付属のDVDも見ている気配があったので。そうすると、わかったと返って来ていたので油断していましたxx
 まさか、今日の今日、教えろと来るとはxx
 お~い、わかったって言ったじゃないか~xx
 親子の遠慮のなさでちょっとキツイ口調になると拗ねるし。逆切れするし………あんたはこどもですかっ! はぁ。
 あげく、母が住所入力しきるまでついているはめに。で、お次はもちろん、裏面の印刷なのですが……エラー。にっちもさっちもいきません。初期化すら不可能というエラーに陥り、サポートセンターに電話。三十分くらいかけたけど、結局、アウト! 修理だって。年賀状どうするんだろう? 午前中はこれで全部パーxx 明日また、今度は修理依頼に電話しないといけない。かーさん、ご自分でなさってくださいxx しかも、この二カ所の電話って、0120じゃないんですよ~。泣くよ。

 そうやって、終わった~と思って、魚里も年賀状の準備をしたかったので、部屋でフォトショップの無料体験版~と、クリックしたら、Windowsのみですかいxx 仕方ないので、チョコフラップとかいうMac専用のフリーソフトをダウンロード。おそるおそるです。だって、英語だけなんだもんなぁ。おおよその勘です。フリーソフトだしとか。で、まぁ、エレメントは使ったことあったので、勘だけをたよりに弄ってると、もろ、フリーズ! って、あなたxx Macのサポートセンターに泣きつき、一時間近く常々これ不良箇所だろうとか思ってたのとかも混ぜて質問。おお! 無料期間なのに懇切丁寧な教え方で、感謝感激の魚里なのでした。

 そんなわけですので、大きかった写真も小さくすることができるようになりましたので、アップしてみます。
 お気に入りのショットですvv って、そんな大げさなものじゃないですけどね。と、やっていたらまたもや、ループxx フリーズだ。あまり画像は使わないからなぁ。気づいてなかったのだが。
 もう一度、チャレンジ! できると良いな。

 こちらは、お気に入りの川の写真。川がお気に入りというより、偶然撮れたショットがお気に入り。よく見ると、魚がジャンプしてるんですよね。カモメとニアミス。狙われまくりの魚です。

景色

 こちらは、悪夢よけに、獏の写真vv やっとアップできた~♪

バク

 写真の保存場所が悪いのかな? ふむ。


 ということで、追記。

 えと、どつぼ13回目更新しました♪ 先日までのブログ更新におじさん視点のプラスαです。
 ♪ つけるほど楽しい内容ではないですが。しかもちょっとぶち切りですが。ほんとは、昇紘さん視点がも少し続きます。ということで、次の更新は、おそらくのっけからおじさん視点の予定です。ま、未定とおなじですけどね~。イクちゃんに使われたのはペンダントトップでした~というオチで。もったいないような気がしないでもないですが。これならポケットに入れててもセーフでしょう。使用目的がちょっと~ではありますが。おじさんいったい、何を考えての使用ですか。謎です。
 少しでも楽しんでくださると嬉しいです。
ちょっとね。
 いつも、ご来訪&拍手ありがとうございます。嬉しいです♪

 突然みたくなった「Five star stories」かけ流しておりました。
 いや~キラキラしいなぁ。
 みたくなってすぐ見れるあたり、DVD持ってるんですけどね/// マニアックだなぁvv
 時代を感じる演出も多々ありますが、まだまだ大丈夫。視聴に耐えるよん。
 『時の異邦人』は、耐えんかったからなぁ。残念。これは、挿入歌がいいんだ。個人的に、内容は、原作みたく、森蘭丸が無事現代に落ち延びてくれるほうが好みですが。しかたないこればっかは。

 で、その後、『レインボーブリッジを封鎖せよ!』をかけてたのですが、なんか途中で気力が萎えちゃって、結局消してしまいました。ふむ。なんでかなぁ? まぁ、話自体は、映画版1話目のほうが好きなんですが、なぜか、持ってるのが映画版2話目というあたり。

 あと、見たいなぁと引っ張りだして来たDVDが3本。
 『笑う大天使』『ロバと王女』『森は生きている』だ。マニアックだなぁ~つくづく。

 ちょっと最近思っちゃったんですが~。
 子孫を残さない子孫に、先祖の加護はあるのか?
 意識して残す気がない魚里なんですが。自分の遺伝子は自分で切ってしまえって感じですね。所詮、女系家族で、魚里に先祖の因縁やら業やらがかかってるらしいと聞いたことがありまして。だとすると自分がもし結婚してこどもができたとしても、同じくだったりしたら、可哀想だろう? 違う? そんなことを考えたりしたら、結婚する気も恋人見つける気も、なんもなくなりますが。ともあれ、先祖から見放されてる気がしてならない今日この頃。うむ。これを考えだすと落ち込むぞ~vv
27回目?
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪

 ちょっとだけ書けたのでアップです。が、めちゃくちゃちょっとの上に、思いも寄らない方向へと話が進みそうな? そんな不安な予感が。う~む。また軌道修正書ける可能性が高いですが。ご容赦ください。
それでは。

*****


 一番いてほしくない存在だった。

 なのに。

 郁也は、自分の次の行動を、信じられない思いで反芻した。

 なんで。

 いったい、どうして。

 空気を吸った反動で、肺が悲鳴を上げた。

 苦しさにからだを縮こまらせたその背中に、昇紘の掌が触れた。

 いつもなら、からだをこわばらせて、やり過ごすというのに。

 何が起きたのか、郁也には、わからなかった。

 信じられなかった。

 郁也は、昇紘の飽いているほうの腕に、しがみついたのだ。

「ごめんなさい」

「もう、出して」

「お願い」

「苦しい」

と、何度も繰り返しながら、泣きながら、しがみつき、そうして、抱きついた。

 誰に?

 最も嫌う相手に……だ。

 なぜ?

 どうして?

 これは、オレの、自分の意志じゃない。

 なにか、別の何かに操られているんだ。

 そう思うと、体温が下がった。

 足下が低反発マットのように不確かになる。

 ぐにゃりと、こどものいたずら書きのように、周囲の景色がすべて輪郭を崩れさせてゆく。

 嫌だ。

 嫌でたまらないのに。

 どうして、オレは、こんな行動をとっているんだ。

 目の前が薄青い紗の帳に覆われたと思った時、

 バカだよね。

 まったく。

 しばらく、眠ってなよ。

 そんな声を、聞いたと思った。



***** と、まぁ、こんな感じなのですが。これ、魚里、続けられるのだろうか? 不安だ~xx
in the soup 4話目 26回
 いつもご来訪&拍手、コメントありがとうございます♪ 嬉しいです。レスは後ほど。

 少しだけですが、「どつぼ」の続きが書けましたので、アップします。とは言いながら、この回ちょっとだけ書いてたと思ったのですが、どこを探してもテキストが見つからない。あれ? 書いたと思ったのは気のせい? それとも、間違って捨てた? う~ん。それにしても、相変わらず文字の置き換えが不自由だなこれ。
 ちょ~っとコメディテイストの話に取りかかれない気分らしく、こちらですが、少しでも楽しんで頂けると嬉しいです。

***** 26回目







「おや」

 知り合ったばかりの女性に軽く手を振って別れたクリスは、ホールのソファに腰をかけているエンリケに気づいた。

「禁煙ですよ」

と、タバコを取り上げる。

「クリスさん」

「おまえさんがタバコとアルコールとは珍しいと思ったが、火もついてないタバコとはね」

 全部貰っていいよな?

 テーブルの上、琥珀の液体の残るグラスの横、パッケージとライターをスラックスのポケットにねじ込む。

 エンリケの目の前にどさりと腰を下ろして、奪った煙草をそのままくわえた。

 クリスが指を鳴らすと制服姿のボーイがやってくる。

「お客様お煙草はお控えください」

「火はつけないつけない」

 にやけてコーヒーを注文する。

 ひらひらと手を振って、ボーイを見送る。

「なにがあった?」

 エンリケの黒い瞳を、よく似た黒い瞳が覗き込んだ。

「べつになにも」

「ってツラじゃないだろ」

 いつもすかしてるお前とは思えないよな。

「原因は、弟クン……か」

 運ばれて来たコーヒーを一口飲んで、クリスが一人語散た。

 ぼんやりと何かを堪えているかのように見える虚ろな一対のまなざしが、宙をさまよう。

「惚れた…………か?」

 かすかなまなざしの揺らぎに、クリスは答えを知る。

「堅物ってぇ噂のあんたがねぇ。まぁ、親父殿も堅物だしな。弟クンは、そういうのに惚れられるタイプなのかねぇ」

 溜め息が漏れる。

「切ないね」

 確かにタバコとアルコールでもなけりゃあ、やりきれないか。

「クリスさん」

「どうした。突然あらたまって」

「お願いがあります」

「はは。怖いね」

 頭を下げるエンリケに、クリスがおどける。

「私はもう、おそらく彼には近づけないでしょうから」

 けれど。

 あなたなら、ボスもそう嫌いはしないでしょう。



「とは言われてもねぇ………」

 火のついていないタバコがクリスのくちびるの間で上下に揺れる。

 父親たちが泊まっている部屋のドアの前で、クリスは肩を竦めた。

 ホールには専用のコンシェルジュがデスクについて、用事を申し付けられるのを待っている。

 その視線を感じながら、クリスはドアを開けた。

 玄関を模したような小さな部屋が現れ、その奥に、広いリビングが広がる。豪華な飾り付けのゆったりとした空間のどのドアを開ければ、郁也がいる寝室があるのかあらかじめ教えられていた。







「大丈夫……じゃないよなぁ」

 嘯くような声に聞き覚えがある。

 そう思ったものの、郁也は、動かない。

 今の自分の格好は、見られたものではないだろう意識はある。しかし、少しでも動こうものなら、おそらくは、今も自分を苛み続けている忌まわしい器具の存在を他人に知られてしまうだろう。

 なぜこんなものを。

 それ以前に、どうして、あんなことを。

 あの男の機嫌を量るのが難しいことは骨身に沁みてはいるものの、まさか、人前でされるだなど、考えたこともなかった。

 エンリケの目がそらされることもなく、自分に向けられていた。

 ひとに見せる行為じゃない。見られて嬉しいはずもない。なのに、あの男は、自分が泣き叫びながら無理矢理イかされ、あの男を受け入れる所を、さいごまで、エンリケに見させたのだ。

 何が原因だったのだろう。

 わからない。

 わかるはずがないのだ。

 あの男が考えることなど。

 ピアスをつけさえすれば外に出してもらえると、あんなに我慢したというのに。

 耳の痛みも、まだ苛まれている箇所の痛みも、じくじくと疼く。

「おい。郁也……だったよな? このままじゃ風邪を引くぞ」

 この声の主が誰だったか。

 ああ。

 クリスとかいったはずだ。

 義理の兄という続柄になる相手を思い出す。

 出会い頭の最低な挨拶にからだがこわばり、痛みが走った。そのはずみに無機物に苛まれている箇所が、脈動を激しく刻む。

「起きれるか?」

 目が覚めているのは、知られているらしい。

 それでも、従う気にはなれなかった。

 どうしてなれるだろう。

 クリスは、あの男の息子だというのに。

 そうだろう?

 あんな男のこどもなのだ。

 それに、クリス自身、オレにあんなことをしでかしたのだ。

 あのおかげで、オレはあの後また、酷い目にあった。

 何くれとなくいちゃもんをつけてオレをいじめることがあの男のストレス解消なのじゃないかと思えば、クリスとは関わらないほうがいいに決まっている。

 放っておいてほしかった。

 動くことを考えるだけで、ぞっとする。

「放っておいてくれ」

 やっとの思いで言ったのに、

「クーラーも効いている。サマーセーターを羽織ってるだけでは風邪を引くぞ」

 そう言って、クリスが肩に手をかけ引っ張った。

「ひっ」

 体内の異物が角度を変える。

 痛い。

 痛くてたまらない。

 出したい。

 出してしまいたい。

 けど、出したりしたら、怒られる。

 怒られるのだ。

 気絶寸前の朦朧となった意識の中で、

『私が戻るまで出すんじゃない』

 出したりしたら、酷いぞ。

 そんな風に言われたような気がする。

 泥の中に埋まったような、怠くてたまらない全身を、クリスに引き起こされて、郁也は、脂汗を流した。

「そら。バスを使うといい。換えの服がないなら、コンシェルジュに買って来てもらおう」

 Tシャツとジーンズでいいだろう。

 親父さんの趣味はフォーマルすぎるからなぁ。

「くぅっ」

 抱え上げられて、異物が動く。

 出したい。

 痛い。

 出してしまいたい。

 けど、昇紘も怖い。

 どうすればいいのか、わからなくなっていた。

「じっくりあたたまるんだぞ。夏の風邪は長引くし辛いからな」

 大理石のバスタブにからだが沈んでゆく。

 クリスがバスルームを出てゆくのを見るともなく見やりながら、郁也は、からだのこわばりがほぐれてゆくのを感じていた。

 しかし。

 からだの奥から器具がおりてくるような気配に、鳥肌が立つ。

 駄目だ。

 泣きたい気分で、郁也が力をいれる。

 刹那に走った痛みに、バスタブの中で足が引き連れるように震え、滑った。

 悲鳴を上げる間もなく、気がつけば湯の中でから天井が揺れるのを見上げていた。

 遅まきに伸ばした手が、浴槽の縁にとどかない。

 焦りが激しくなり、息が苦しくなる。

 足が滑る。

 どこが浴槽の縁なのか。

 ただ闇雲に暴れて、自分がパニックを起こしていることにすら、郁也は気づいていていなかった。

「何をやっている。バスタブで溺れ死ぬ気か」

 固くこわばりついた声は、一番聞きたくない声だった。



***** とまぁ、こんな感じ。クリスくんのキャラクターが……ベランメェ調の江戸っ子イメージに変わった気がしてなりません。いえ、単なるイメージで、江戸っ子がこういうタイプかどうかは、知りません。おせっかい焼きの下町の兄ちゃん風? ま、まぁ、いいけどね。まだクリスのキャラが固まってない証拠だなぁ。
 郁也クン、相変わらず酷い目にあってます。な、何を入れられてるんですかぁ……と慌てつつ、ギャグにしか思えないでいる魚里なんですが。シリアスに感じてもらえるかな? 不安です。
 個人的には、その辺にあった文具用品を使われてるような気がしないでもないのですが。いや、ほら、そう言うものを常日頃おじさんが持ち歩いてるって方が気味悪い気がしますよね。ただ、ホテルの寝室に、そうころころと文具用品が転がっているのかどうかという疑問が。う~む。きっとなにかがあったんでしょう。個々シリアスに考えちゃ駄目ですよ。いや、話としては考えないと駄目でしょうが。読む方は気楽に読み飛ばしてください。危ない内容ですからねぇ、ここって。
 やはり、リアルに名前を出すことにはばかりのある魚里なのですが。何をされているのかは、理解して頂けてますよね? 不安だなぁ。

 さてさて。
 この辺で、レスなど。

trapさま
 拍手コメントありがとうございます♪
 『ハウル~』音楽のためだけに買われたとは、凄いですねっ! 
 私はあの話好きですよ~♪
 カブ頭の謎が知りたくて、原作を買って読みました。二話目三話目とヒロインの妹たちの話に絡むっぽいですね。
 どうでもいいですが、昔からファンタジィやSFって三部作多いですよね。まぁ、キリがいいというのはなんかわかりますけど♪
 過去現在未来と書くのにちょうど割り振りがイイってこともあるのかな? オリジナルのほうの『就眠儀式』で計画たててたこともあるのですけどね。挫折です。やはり、男同士の話のほうが書きやすい魚里なのでした。
 どうも、女の子を虐められないのですね。女の子を過酷な状況に落とし込むのにめちゃくちゃ抵抗がある質らしいです。その反面、男の子だと結構落とし放題。なぜだ~と、頭を抱えてわめいたことがあったりします。
 それでは、この辺で。
 くれぐれもご自愛くださいね。





10:38 09/12/20
頭痛にやられてしまいましたxx
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪ 嬉しいです!

 朝起きる前に、何となく頭が痛いような気配。これは~持病の偏頭痛の予兆かも。と、文章を書く気満々だった魚里は憂鬱な気分で起きました。
 朝から予定も詰まっておりまして、その合間にネットをさまよって、お話に手を付けるつもりだったのですが。
 溜め息xx
 某ブログさまでルネ・ラルー監督作「ファンタスティック・プラネット」の映像がリンクされていまして、つい、見てしまったのが運の尽きだったのか? 次第に吐き気がこみ上げて来るし目の上が痛くなってくるし。これは、もしや、眼精疲労の頭痛かも? もうだめだ~とばかりに薬を飲んでばててたのですが。まだ少々変だったりします。
 「ファンタスティック・プラネット」は1970年代に制作された、フランスとチェコ合作のアニメなんだそうですが。
 たしかに、絵柄が、諸星大二郎さんにしか見えない。内容自体もシュールな話でありました。
 体調もあって最後の変は吐きそうでしたが、おそらく内容のせいではないですね。シュールではあっても、淡々と見れるレベルではありましたので。

 妹に、「ハウルの動く城」を返してほしいと言ったらば、下の姪っ子が今夢中だそうで、もう少し待ってと言われてしまいましたxx ううう。一年近く貸してないか? 見たいんですけど。ぐちぐち。
テンプレートを替えました。
 拍手&ご来訪、ありがとうございます♪

 一目惚れしちゃったものですから、テンプレートを替えました。
 季節物はなるたけ避けたいのですが、これイイ! と思っちゃったので。

 月形黄門でふと疑問に思ってしまいました。

 「隠居とはいえ従三位光国」なのですが。先の中納言なのですね。“先”の中納言は、隠居していても従三位?
 先の副将軍というのは、いいんですが。判りやすい。
 先の中納言と従三位の間はどうなっているのか? 中納言の位は要するに代々水戸藩主が継承する位なわけなんですよね、で、すでに甥に家督は譲ってるので、先の中納言となるわけかな? だとすると、隠居とはいえ従三位なのはそれが彼個人の位なわけなのかな? ちょ~っと疑問に思ったのでした。

 従三位が身分で、中納言が身分に見合った官職だそうで。従四位以上か従三位以上が公卿なんだそうです。貴族ですね?
 つまるところ、官職は跡継ぎに譲ったんだけど、身分はそのままってことなんかな? 複雑すぎるぞ。
文字化けxx
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます。レスは後ほど。

 特定の人にメール、しかも添付メールをして確認するとなぜか文字化けする確率が高い。これはなんだろう?
 しかも今日はメールを書いていて無限ループに入った気配があったため、強制終了してしまった。怖いxx
 いや、添付用のフォルダを間違ったので別のフォルダを開こうとしただけだったんだけどなぁ。不思議です。

 今日は昼、小雪がちらつくくらいに冷えました。
 讃岐山脈も昨夜は初冠雪だそうで。
 寒いのも仕方ないなぁ。
 でも、冬はこれくらい寒いのが普通だよねぇと思ったり。
 いつまでも暖かいままのほうがずっと怖いです。はい。

 以下レスです。

 trapさま

 こちらではお久しぶりです♪
 はい! 月形黄門さまですよ~。12話目だそうですね、この話。違ったかな? できれば全作網羅したいなぁと思ってみたり。難しいかな? これは面白いですよ。ファザコン息子と溺愛父親が楽しめます。て、普通に見ても面白いですけどね。もちろん。台詞まわしは難しいと前にいわれたことありますが、このひとはどんなに台詞回しが難しくても滑舌がいいので聞き取れるのが嬉しい! 喋りがこれくらい雰囲気あるほうが落ち着いて聞いていられます。まぁ、話にも寄るかもしれませんが。これは、これくらい重々しいほうが楽しい。
 趣味渋いですか? ま、まぁ、月形さんは渋いですよね。はい/// 「おぼろ籠」もよかったですが、いかんせんあれは白黒。月形さんは主役の親友とはいえ、脇でした。やはりカラー映画のほうがしっくり来るカラー世代です。一応vv
 スカパーの時代劇チャンネルでやってくれそうですのにね。古い名作をってやったら、ディアゴスティーニと重なるから今はできないのかな? 後22本ですが、その中に、黄門さまはラインナップされるのか、気になる所です。サイトに行ったのに以下のラインナップは表記されてなかったのでした。
 それでは、今日はこの辺で。
 拍手ありがとうございました!
天下の副将軍
 本日二度目です。

 なにげに書きたくなったんですが~。
 先ほどまで、「天下の副将軍」を見ておりました。
 結局買ったんですねぇ。
 ちょうどこの話を見たいなぁと考えてたときにニアミスしたというのが痛恨なのか幸運なのか。
 見て楽しめたからよしとしておこうか。

 お春という登場人物。ありがちとはいえ悲しい役だった。ラストはハッピーエンドっぽかったけどね。当時の旅籠の下働きの女の子はこれくらい純だったのね。で、それでもてあそばれてポイされる場合もあると思えば、危険もいっぱい。貞操観念は強いほうが良さそうだ。格さん口からでまかせで金の肩代わりさせたが運の尽きですね。お春ちゃんに掴まりました。よかった。でも、個人的には格さんより隠密の兄ちゃんのほうがいい男だと思う。
 もうけ役のお庭番いや、えと隠密。似てるようで微妙に違うのか? 一緒? 子飼とそうでないのくらい違うのか? 結構好き勝手にやって抜けたから。まぁ、いい男だけどね。女房になったら苦労しそうだ。きっと一生好き勝手やって生きてくタイプだろう。
 助さんはもてなくて拗ねてましたが。最後の最後、あ~あってかんじですね。自分だけ恋人がいないって?
 で、まぁ、久しぶりに見て、え? と思っちゃうほどファザコンな中村錦之介。ほんっとうにお父ちゃんが大好きだ~って、背中がこそばゆくなるくらい甘えるラスト近く。でもって、お父ちゃんも、息子が可愛くて仕方ないのね。本気で注意してないもんなぁ。いくらでも甘やかしてそうですね。大人になって久しぶりに再会してあれだというなら、子供の頃って、めちゃくちゃ甘い父ちゃんだったに違いない。
 やばいやばい。腐女子の血が騒ぎそうだxx

 話が変わって、「レーン最後の事件」ただ今のところ90ページ近くなんですが。翻訳にしては読みやすいなぁとちょこちょこ読んでたのですが。ううう。犯人が判ってしまった魚里xx 事件自体ほぼ起こってないのに犯人がわかるってなんでやねん? でも、だめ。むずむずと彼が犯人……というのが頭から抜けなくて。ラストを読むという暴挙に出てしまいました。ミステリなのに…………。
 で、当りxx
 読めんじゃない。
 もう読めない。駄目だぁ………。

 あ、と、「クマとハリネズミ」ってDVDのタイトルですが、間違い。「霧の中のハリネズミ」が正しいタイトルです。気になってたんだけど、訂正するの忘れてました。
初めて見てしまいましたxx
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪ 嬉しいです~vv


 初めて見たということで、伏せ字です。魚里が常日頃書いてる話のほうが伏せ字には向いてる気がしないでもないですが、初戦は魚里テイストですから、なまぬるいですよね~。魚里のあの手の文章は、基本男の人が読んでも平気というレベルなので、基本R指定はいっさいないのです。
 しかし、今日のブログは、そっちネタが魚里にしてはあからさまなので。
 そんなわけで、以下は、公序良俗を鑑みるに、それくらいの配慮は必要かなということで、あえて伏せ字。とはいえ、生々しい表記はいっさい使用しておりませんので、そういうのを期待して読んじゃ駄目ですよ。肩すかしもいい所です。おそらくは、普通に書いてても教育的指導はいっさい貰わなさそうなんですが、魚里的に少々恥ずかしいのであえてです。このくどさが、魚里の羞恥のほどを物語っております。

 初めて見たというのは~~~~できれば伏せ字にしたい、○○○な映像。
 う~む。
 この歳で初めてというのも問題かもしれないですが。見ない人は一生見ないかもなぁと思ったりもしつつ。
 ま、見たとはいえ、ダイジェストで5分くらいか10分くらい。しかも、男の人は出ない。これはある意味見やすいといえば、見やすいvv だからといって、女同士というものでもなく。おそらくね。後の展開がどうなるかは知りません。興味もない。
 どんなかなぁと思って見ただけなので。
 マニアックと言えばマニアックな、触手モノというものなんですが。
 やはり、そういう世界は資金が少ないのねぇと、しみじみとしてしまったのが実のところです。
 へたしたら、監督持ち出し? 資金をかき集めるのが大変そうと、変な方向に思考が行った魚里でした。
 女優さんはけっこう声が上手でしたよ。うん。色っぽい声でした。ただ~もすこし抵抗しろよな~と、シチュエイションを考えれば、気色悪過ぎなんだから抵抗するなり嫌悪感で怖じけるなりしてくれないと。
 笑えるのが、触手。
 まだCGで合成したほうが良さそうです。
 それとも、あれでも使ってたのか?
 拘束するのに、玉結び状態の触手って………。あり得ない気がする。はい。
 どう見ても無機物だよね~。
 しかも、触手の声が、いろんな動物やら宇宙人の声に使うようなのやら、極めつけが、馬のいななき。う~む。やはり、お笑いなのか?
 突っ込みどころ満載ではありました。
 
 
shock!
 いつもご来訪ありがとうございます♪

 microsoft office 2008 for mac family & academic version  って、単語登録機能がないのねxx

 色々とさまよったあげく、ことえり機能というのにたどり着いたのだけど、どこを探しても出てこない。もしやと思い再びさまようと、ない! だと?!
 泣くよ?
 あと、単語登録機能以外に泣きそうになったのが、漢字数の少なさ。
 カンタイ……って変換できないもん。
 秋海どう……って、“どう”がないんだもん。
 魚里にどうしろと???
 もうさまよいたくないんだけど。
 調べるの疲れたんだもんなぁ。
 ううう。

 ショックだぁとわめきつつ。

 昨日ニアミスしてしまった、ディアゴスティーニの時代劇コレクション。
 「天下の副将軍」が最後の一冊でした。
 こ、これを買わずして、月形さんファンが名乗れるか? いや、魚里は、充分なんちゃってファンですけどね。月形さんが出てる作品の全作網羅は無理xx 時代劇と言えば悪役で出てる可能性が高い俳優さんだからなぁ。でも、でも、これは、主役なんだ! 一応主役だ。
 水戸黄門は充分主役だよね。たとえ、この話で目立っているのが中村錦之介と美空ひばりだとしても……だ。
 美空ひばりが讃岐高松藩の殿様である錦之介を慰めるために劇中で歌っていたりしても。
 錦之介のハンサムさが、月形さんをかすませようとも……だ。
 息子がまた、父ちゃん大好きなんですよね、この話。へろへろですがりつくんだこれが。で、父ちゃんがわざわざ来てくれたってなったら、元気になるんだよなぁ。もともと狂言で狂人ぶってるわけなんだけど。
 一歩間違って腐女子の手にかかろうものなら、全く違ったジュネと成り果てそうです。
ちょこっと
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます♪

 え~と、ですね。
 なんだかちょこっと落ち込みの波が襲ってきてしまったようなのですが。
 いや、別に、躁鬱の気があるわけではないんですが。
 ただ、今、ちょ~っっと、落ち込んでるような。
 すみません。メールは明日ということでご容赦ください。
 落ち込みメールになりそうな気配があるものですから。
野の白鳥
 いつも拍手&ご来訪ありがとうございます♪

 『野の白鳥』というソ連製のアニメを見ておりました。
 そうですねぇ『エルザと十一羽の白鳥』と言ったほうが通りがいいかな? アンデルセンの童話ですね。
 制作年が1962年。生まれるより前だ~。
 『太陽の王子ホルスの冒険』に絵が似てないこともないです。
 話に寄ると、ソ連のアニメは日本のアニメに影響を及ぼしているそうなので。
 個人的に、前に見た『クマとハリネズミ』よりも、童話シリーズのアニメのほうが好き。って、『クマとハリネズミ』も童話が元かな。とすると、伝承系の童話のアニメのほうが好きって言ったほうが正しいか。
 でもって、『野の白鳥』の監督は『蛙になったお姫様』のひとなんですが。
 『蛙~』のワシリーサよりも、『野の白鳥』のエリーサのほうが健気度が高い。
 『蛙~』は、王子様が戦う話で、『野の~』はお姫様が戦う話だから仕方ないんだろうけどね。
 たとえ戦う相手が、呪いだとしても、棘のある刺草を素手で摘んで揉んで糸を紡ぐって言うこと自体既に苦行以外の何ものでもないわけですからね。しかも、呪いが解けてないのは兄弟なんですよね。自分じゃない。なのに、一言も喋っちゃ駄目って言う決まり事をすべて守って、火刑寸前まで追いやられるんだからなぁ。
 僧侶は悪役です。評判悪いよな~。
 しかし、いまいち不満が残るのは、彼らを呪った義理の母に対する復讐もなにもないってあたり。と、女の子は美しくないと駄目なのねってあたり。お約束とはいえ、ちょっと、おにーさんにおとーさん、それはないでしょうと。
 凄いと思ったのが、11人のおにーさんたちにすべて名前がついてること。
 あと、昔の記憶を引っ掻き回すと、エリザは末っ子だったような気がするんだけど、これでは、末っ子ではないってこと。で、おか―さんがわりまでしてたってことかな。

 この監督の他のアニメも見てみたい魚里なのでした。
ただいま♪
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます!

 無事山陰から戻ってまいりました~。
 午後四時には家についておりました。それからお歳暮を配ったり、猫のえさを買いに行ったり。ついでにDVDの会員証を更新しに行ったり。

 しかし、高所恐怖症にはきつい高速だったなぁ。
 高速って、高所高速道路なんだろうか?
 米子から高梁にかけてが一番怖かったなぁ。いや、その後にもあったかも。
 めちゃくちゃ久しぶりに瀬戸大橋を渡ったのですが、それも、怖かった。
 なんといいますか。
 自分の高所恐怖症というのを再認識したドライブでした。
 でもね、橋桁が見えないところは平気なんですよ。
 橋桁が見えるもしくは左右の景色を見下ろせる箇所が駄目だったのです。
 鳥取の最後の高速が~~~~めちゃくちゃ高い。
 香川の高速なんて、高さはたかが知れとります。
 岡山鳥取なんて~~~~高過ぎだ。
 それに、最悪なのが、雨! 雨雲を追いかけて行ったようなドライブでした。
 帰りが、最悪。
 岡山に抜けるまでず~っと雨だったので。

 しかし。
 海抜が陸すれすれなんかしらね?
 境港どんづまりの日本海、簡単に堤防を越しそうでした。
 瀬戸内の海なんか優しいもんです。
 内陸の海は基本、波が荒くないよね。
 個人的には、ハワイの波もすんごく荒いと思う。落ち着いて浮いてられないんだもん。

 DVD会員証を更新したついでに、『路上のソリスト』『ムーンプリンセス』『ワイヤーインザブラッド シグネチャー』の3本をレンタル。

 『シグネチャー』は、今一かな。個人的に一話目が一番好きかもしれません。

 『ムーンプリンセス』は、結構見応えはありましたが、ヘリオトロープ先生、お笑いキャラだったのね。映像とかドレスとかは奇麗。時代設定はいつだ~と悩みつつ。

 『路上のソリスト』は途中で挫折。嵌れなかったのでした。
昨日の話なんですが
 ご来訪&拍手ありがとうございます♪ 嬉しいですよ~!

 昨日の雑記の前半分は、妹と妹の友人の間の話です。念のため。
 母からの又聞きですが。
 そんなわけですので、妹の犬とくだんの犬との相性が悪いと、チョコラブは我が家に来るはめになるのでした。
 ラブねぇ。
 基本犬猫に好き嫌いはほぼないのですが。
 ラブは結構パワフルだし。
 しかも、チョコレート色のラブは、ハイパークラスという噂だしな。
 性格がね。
 というか、要するに、暴れん坊ってことだよなぁ。
 妹の家の犬もまだ3歳ということを考えると、2歳のチョコラブと3歳のポインターだかセッターだかが集まると、おそらく、収拾がつかなくなるのではないかと推測されます。がきんちょふたりもいるしなぁ。あの手の犬は大人になるまで最低三年くらいかかるらしいし、三年でおとなしくなるというのも、ある種の神話とか言いますし。
 家が壊されるぞxx
 魚里は知らんからねぇ~~~~!
 下取りなんか知らんぞ~~~~!
 ま、今は飼う気満々の妹夫婦に何を言ったところで通じないだろうなぁ。
 魚里は知りませんよ! ええ!

 さてさて、どうなるか分からない犬の話はこの辺で終わってしまおう。

 最近、魚里は鼻の中を怪我しているのか、血が出るんですよね。
 鼻血とは基本無縁の魚里なんですが。うん。今まで一度として出したことないんですよね。鼻粘膜が丈夫なのか。
 それが、最近、鼻の掃除をしてると、血がつくのです。
 鼻をかむと血が出たり。
 う~む。
 まさか白血病? いやいや。それなら他のところからの血求まらなくなるでしょうから、あり得ないと思われます。
 やはり、鼻の中を怪我してるのが原因なんだろうなぁ。
資格なし
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます。


 チョコラブ2歳。
 元々欲しかった犬種が手に入らなかったので買った。
 けど、やっと元々欲しかった犬種が入手可能になった。
 「xxの山に連れて行って捨ててこい!」
 悩みながらも、元々欲しい犬種がやっぱり飼いたいからどうしよう。
 妹が引き受けるらしい。
 が、妹はイングリッシュポインターを飼ってる。二頭目を前から欲しいとはいってたが。
 うちとこの犬と合わなかったら、
 「ねーちゃんが引き取って」
 ………。
 …………。
 ……………。
 どちらも飼う資格がないような気がする魚里なんですが。
 どうなんだろう。

 それはともかく、朝方、猫がベッドに飛び乗ってきた気配。でも、魚里は起きれずに、突っ伏したまま寝ていました。
 いつもなら背中で寝るしとぼんやりと思ってたんですが、背中には既にジュニばあさんの気配が。あれ? 茶々どうするんだろう。
 眠気に負けつつそんなことを考えてて、気がついたら。
 茶々さん!
 いくらなんでも魚里の頭で寝るのはやめてくださいxx
 いくらへちゃとはいえ、顔が潰れます。
 ぐーzzz
 しばらくして苦しくなって動いたら退いてくれましたが。
 頭に近いところで寝るようになるほど飼い主に懐いてるとは言いますが。いくらなんでも頭過ぎでしょう。
微妙かな。
 いつもご来訪&拍手、それにコメントありがとうございます♪ レスは後ほど。

 お話書くのは土日にしようと決めてたのですが。ちょ~っと雲行きが怪しくなってまいりました。
 魚里の家は、毎年12月は、境港に買い出しに行く日があるのですが。
 正月準備にしては早かったりしますが、そこはご愛嬌。まぁ、お歳暮とか買いに行くようなもんです。
 で、最初は父が始めた習慣だったのですが、叔母の旦那さんに引き継がれ、母と祖母が連れて行ってもらうという形に変化しました。それが、どうも、今年は私が二人を乗せてくことになりそうです。いや、まぁ、叔母たちにつれてってもらうのは楽でいいのですが。叔母たちに引き継がれると大事になるから、実はちょっと苦手。最初なんか家族だけで行ってたのが、三家族の合同行事とかになったんだもんなぁ。魚里、泣きます。うん。叔母はいいんだけどね、叔母の家族は案外苦手な魚里だったり。これは、まぁ、肌が合わないというかそう言う感じなんですね。しかたないやこればっかは。ごめんxx
 一応予定が12日。最初は23日とか言ってたのが、従兄弟家族の都合が付かなくなりまして、延びるとか。そうなると、今度は祖母の用に絡んでくるんだなぁ。で、空いてるのが、12日だけなんですね~。はぁ。
 結局、魚里が重い腰を上げるはめになりました。
 年末には早すぎる。もちろん正月なんかまだちょっと……。
 年末の恒例行事ではあるのだが。
 さて。
 境港に無事にたどり着き、あまつさえ帰ってくることができるのか。
 一応、頭に地図がはいってるとは思ってるんですが。
 魚里の車にはカーナビなんかついてませんし。人間ナビは大狸だし。さてさて。どうなりますやら。
 まだ日にちがあるので、そのうちキャンセルとか予定変更になる可能性もあるんだけどね。どちらにせよ、溜め息ではあるのです。

 久しぶりに漫画を買いました。
 注文扱いになってた『動物のおしゃべり』4巻と、『裁判の女神』3巻、『ゼロ』70巻。あとは、ダ・ビンチ今月号。う~む。全部読んでる本だからいいけどね。

 2月発売予定の、「のだめ」のDS用ゲーム。注文してしまいました。百何曲入ってるとかありましたし。なんか手軽でいいかなと思ったのですが。
 あと、悩んでいるのが『ビタミンZ』とかいうPSP用のゲームです。PS2からの移植版らしいのですが。『ビタミンX』は魚里にしては結構楽しめたゲームだったので、悩んでます。同じキャラが出ると嫌だなぁと思ってみたり。でも、あのあまり派手こくない絵が気に入ってたりするんだな。取り消しはいつでもできるから、一応ポチットしておいてみようかなぁ? 悩む魚里でありました。




 さてさて、この辺で、レスです。

 引っ越し さま

 こんばんは~♪ コメントありがとうございます。
 皇帝ペンギンな来栖先生~vv 燕尾服はきてるでしょうから、当たらずとも遠からず? でしょうか。
 こおりのこうてい って、なんか頭韻踏んでるような踏んでないような微妙さがあるので、唸ってたのですが、こおりのていおう なら、その微妙さがないような気がしまして。何となく響きも雰囲気も落ち着いた感じで、よかったです。
 『どつぼ』と『自業自得』の違いを楽しんでいただけてうれしいです。ほんの少しですが、魚里違いを意識してるところがあります。このふたりは陰と陽の関係です。ついでに、おじさんズも、陰と陽なんです。『どつぼ』のおじさんは、裏社会の帝王のイメージですが、裏社会だけに、色々と鬱屈してるって感じで書いてます。で、『自業自得』のおじさんは、表社会の帝王なイメージなのですね。だから、挫折知らずの怖いもの知らずなのです。やってることは一緒だったりしますが、そこにある感情のあり方が、微妙に違うという二組なのです。気づいていただけて、嬉しい魚里なのでした。
 イクちゃんは~ね。可哀想なイクちゃんのほうがお好きですか。そうですね。イクちゃんには申し訳ないですが、『自業自得』が明るくなればなるだけ、『どつぼ』が暗くなるかもしれません。そろそろ書かないとなぁとは思ってますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
 それでは、いつもありがとうございます! 嬉しいです。
早めにアップ。
 いつもいらしてくださって、拍手もくださって、ありがとうございます♪ しあわせです///

 会社行く前に、『ビロードの闇』2回目をアップしておきました。
 ちょっと荒めの仕上がりなので、文字が揃ってなかったりするのが、魚里仕上げですxx
 皇帝→帝王に直しておきました。
 氷の皇帝よりも氷の帝王のほうが語呂が良さそうだしね。
 気になってたんだ。
 直したのはそれくらいかな。
 あとは、もとのまま。
 それでも、ブログ見てない人もいるだろうから、楽しんでいただけるとうれしいのでした。
本日三回目xx
 笑ってやってください。なにやってんだ~って。

 ご来訪、拍手、ありがとうございます。


***** ビロードの闇 4回目 *****


 エレベーターのドアは、興味津々な視線を断ち切ってくれた。

 オレは、ほっと息をついて壁にもたれた。

 まったく。

 こいつといると、いつも落ち着けない。

 今だってそうだ。

 肩を抱いていた手は外されて、昇紘はドアのほうを向いて立っている。

 けど、オレは、なんだか居心地が悪い。

 息苦しいんだよな。

 それは、ここがエレベーターの中だからなのかもしれない。

 会長室に直通だというエレベーターは、乗り心地がいいんだろう。オレなんかはエレベーターはエレベーターにしか思えないんだけどな。これを使うのが、昇紘だけなのか、それとも秘書は使っていいのか。会長室に用事がある社員が使っていいのか。どうなんだろう。なんて、変なことを考えてた。

 でも、これに乗ってるときに地震が起きたり、突然故障で止まったりしたら、ひとりきりだとつらいよな。

 密室で閉じ込められるって話も聞くしなぁ。

 壁に絵なんかかけられてて、下にはカーペットだ。どうせ、絵もカーペットもついでに照明も、高いんだろうなぁ。金持ってるやつって、ほんと変なところに金をかけるよな。

「何を呆けている?」

 突然顔を覗き込まれて、我に返った。

「べつに」

 びっくりするだろ。

 こいつの香りが鼻先をかすめる。

 かすかな、ほんのかすかな匂いなんだけど、変な気分になっちまう。

 なんだろうなぁ。

 これって。

 たくさんの視線を向けられてどこかささくれ立っていた神経が、弛む。

 ふっと、鼻孔を満たす匂いが強くなった。

「しあわせが逃げるぞ」

 そんなことを言って、触れるだけのキスをよこした男を、オレは見上げた。

 また溜め息だ。

 オレのしあわせなんか、お前と知り合ったことでどっかに行っちまったさ。

 こう言うと、どうなるんだろう。

 見てみたいような、怖いような。

 あわててオレは頭を振った。

 横にだ。

 きっと、言わないほうがいいに決まってる。

 いくら墓穴堀でも、これくらいの判断はできる。

 なんか、今日は疲れた。

 明日からが休みじゃなきゃやってけやしない。

 一気に年を取った気分だ。

 ああ、もうすぐ十八になるんだなぁ。

 そう思った時だった。

 感じるか感じないかの振動がして、音もなくドアが開いたんだ。

 会長室に直通ってこういうことなんだ。

 ほんとうにそうなんだ。

 見ただけで判る。となると、このエレベーターは、昇紘専用ってわけだ。

 なんてまぁ。

 オレは、肩を竦めた。

 呆れるしかないってやつだよな。

 広い。

 まったく、こいつが何さまかって言うのが、よくわかる。

 どうしてこう、金をかけるんだろう。

 エレベーターの外は既に会長室だった。

 濃紺のカーペットが床を覆ってる。

 その中に、ソファセットがあって、あとは、仕事用の机にやたらと凝った細工をしてある棚に、観葉植物が色々置いてある。ああ、一面ガラス窓の壁がある。高所恐怖症だったら、どうすんだって、突っ込み入れたい。眺めはいいけどな。広さもかなりある。二十畳は余裕でありそう。まったく。会社にどうしてこんな部屋が必要なんだろ。判らん。

 エレベーターを出たオレは、ドアの横にドアがあるのに気がついた。ここを開けるとどこに行けるんだろう?

 促されるままソファに座ってたオレの疑問はすぐに解けた。

 昇紘が机の上の受話器を取ると、何か喋った。すると、ほどなくしてそのドアが開いたからだ。ちらっと見えたけど、外にはまた部屋があるみたいで、ひとの気配があった。

 入ってきたのは、一目でエリートって判る男だ。奇麗に整えられた髪型と、ノンフレームの眼鏡のせいか、怜悧な印象をオレは覚えた。それに、なんというか、突っ込みどころがないようなビジネススーツ姿なんだ。隙がないっていうのか? そんな男が手にトレイを持って、入ってきたんだよな。

 突っ込めるとするなら、そこだけかもしんない。

 普通はこう、奇麗なおねーさんが運んでくんでない?

 そうでもないのか?

 会長室なんて未知の空間だからなぁ。オレには何が正しいのやらさっぱりだ。

 男は、オレに気づいたんだろう、入ってすぐに足を止めた。

「どうした?」

「いいえ」

 すぐに我に返った男が、オレの近くまで歩いてきて、トレイの上のものをテーブルに置いた。

 コーヒーかぁ。
「ありがとう」

 いつもならサンキュで済ますんだけどなぁ。相手がちょっと取っ付き悪そうな印象に見えたから、オレってば、取り繕っちまった。

「どういたしまして」

 男の視線が外れたのを見て、オレは、砂糖を入れてかき混ぜたコーヒーにミルクを流し込んだ。

 濃い褐色のなかに白い渦が生まれてく。

 オレは、ぼんやりとそれを眺めてた。

 と、昇紘が手にカップを持ったまま、オレの隣に腰を下ろした。

 見ると、オレから受け取った白い封筒は、男の手に移ってる。

 ああ、このひと秘書なんだ。遅ればせながら、オレはやっと気づいた。やっぱ、ちょっと惚けてるんだな、オレ。

 だから、昇紘がオレの肩を抱いたのに反応するのが遅れたんだ。

「ああ、一条。紹介しておこう。籍郁也、先日私の籍に入った」

 ちょうどカップに口をつけた時だった。

 よくこぼさなかったもんだ。

 けど、咽せかけちまったじゃないか。

 慌ててカップをテーブルに戻して、オレは何度か、咳をした。

 はぁ。

 涙が出ちまった。

 ティッシュが欲しい。

 見渡してると、

「どうぞ」

 差し出してくれたのは、一条さんだった。

「郁也。私の第一秘書の一条だ。覚えておくといい」

「さ、サンキュ」

 変なタイミングで、オレの猫は剥がれた。いや、違う、変なタイミングで、オレは礼を言ったんだ。

 ああ、オレ、真っ赤だろうなぁ。

 ティッシュで涙を拭いてると、

「一条司と言います。よろしく。郁也さま」

 さま?

 ここでもかい。

 慣れないんだよ。据わりが悪いというかなんというか。ムズムズしちまう。

「よろしく、一条さん。えと、“さま”は、つけなくていいですよ。そんなガラじゃないし」

「なら、私も、“さん”はいりません。どうぞ、一条と呼んでください」

 切り返されちまった。

「一条でいい」

 昇紘の一言で、なんとなく、そういうことになっちまったのだった。

 けど、どうにも居心地が悪い。

 テレビくらいはあるのかなぁ。

 昇紘も一条さん(さんつけないとどうも落ち着かないんだよな)も、部屋を出て行った。

 独り残されたオレは、手持ちブタさんだ。

 うん。

 なんもすることがないんだもんなぁ。

 とりあえず窓から外を見て、某国民的アニメの悪役のまねをしてみたけど、空しいだけだったし。いや、きっと昇紘がやったら似合うんだろうが、何を間違ってもしないだろうなぁ。

 で、オレは、ソファに戻ってぼけっとしてた。

 棚の戸とか勝手に開けていいのかどうか、わからなかったしなぁ。

 携帯のゲームって、どうも、慣れないしな。

 佐々木にメールは駄目だ。あいつ、今日は映画をはしごするとかって張り切ってたし。

 どうせ、井上さんと一緒に決まってる。うん。オレが断ったのは、井上さんも一緒だろうと踏んだからだ。あのふたりなんとなく、いい感じだしな。ふたりはそんなことないっていつも否定するけど、実のところ似合ってる。オレが行ったら、お邪魔虫だもんなぁ。

 あ~あ。やっぱり来るんじゃなかった。

 寝ちまおうか。

 ふとそんな考えがよぎった。

 でも、この部屋の外で、秘書さんたちが仕事してると思うとな。

 落ち着かない。

 帰ろうか。

 だよな。

 勝手に帰ったら、怒られそうだけど、ここでぼーっとしてるよりましだ。

 思い切って立ち上がった時だ。

 ノックの音がして、ドアが開いた。

「失礼します」

 ああ、やっぱり秘書ってイメージは、こうだよなぁ。

 うん。

 奇麗というよりも可愛らしいって感じのおねーさんが、トレイを持って入ってきたんだ。

「どうぞ」

 オレの前に、こんどは紅茶が置かれた。そうして、ケーキがふたつ。

 ザッハトルテとドーム型のケーキだ。

 それに、おねーさんが小脇に挟んでた雑誌をくれた。

「会長は、まだしばらく戻って来れないと思いますので、もう少しお待ちください」

 頭を下げておねーさんが部屋を出て行った。

 見送って、オレはふと、思いついたことで呻くはめになった。

 やっぱ、話は通じてるんだろうなぁ。

 オレが、あいつの養子というかそういうんだって。

 ああ、気づかなきゃよかった。あいつもなんであそこでああいうことを言うんだろう。知り合いくらいにとどめておいてくれればいいのに。

 泣きたい。

 はぁ。

 気を取り直して、オレはケーキと紅茶の攻略にとりかかったんだ。

 けど、それだってそんなにかかりやしない。

 おねーさんが食器を下げにきてくれたとき、オレは雑誌を読んでいた。これは、オレが買おうと思ってた漫画雑誌だったからラッキーだけど。エリートばかりがいそうなここにもこういうの読むヤツいるんだなと思ったら、安心した。まさか、わざわざ買ってきたり、は、してないよな? まさか、な。

 静かな部屋にオレが雑誌のページを繰る音だけが、響く。

 どれくらい夢中で読んでただろう。

 またドアをノックする音がした。

 顔を上げたオレは、ドアのところに、一条さんとなんだか記憶にあるひとの顔を見つけた。

「ご無沙汰しております」

 頭を下げたのは、

「え、と………仕立て屋のおじさん」

 そう。昇紘のところに引っ越してすぐに、つれてかれた仕立て屋の主人だ。

 あそこで、スーツを何着か注文したんだった。

 何時間もかかって、採寸された時のめんどくささがよみがえる。

「また?」

 つい、本音が漏れちまった。

「いいえ」

 けど、おじさんは笑って、ついてきてたふたりの弟子を呼んだ。ふたりの弟子とも、あのとき、顔を合わせてはいた。

 なんだか、時代錯誤だなぁと思ったけど、本場のイギリスとかイタリアとかじゃ、仕立て屋もあまり珍しくはないそうなんだ。でも、ここ、日本だし? と、突っ込みはお約束。

「先日ご注文を受けた品ですが、細かいところを確認したいので、手を通していただけないでしょうか」

「はい?」

 ここで?

「どうぞ」

 下手に出られたら、弱いんだよなぁ。

 ちょっと一条さんが気にはなったけど、オレはしぶしぶ立ち上がって、制服を脱いだ。

「シャツもご用意しております」

 全部脱げってか。

 ああ、めんどくさい。

 やだなぁ。

 思いながら、オレは手渡される服に着替えたんだ。

 オリーブグリーン系のシャツと、モスグリーンの上下、それにシャツの襟のところに金具がネックレスみたく渡されてる。ネクタイの代わりか?

 シャツはイタリアかどっかの極上の綿だそうで、軽い。で、スーツの上下が、シルクか? ウールか?

 宗ポケットのチーフまで入れられて、カフスまでつけられて、靴まで用意されてたのに替えたときには、オレとしては、もう何だっていいやって気分だった。

 いつの間にか一条さんは消えてたし。

 だいたい、こんなん着てどこに行くのよ?

 それに、オレって、おしゃれに興味ないしなぁ。

 だいたいが、陽子ねぇが選んでくれたりおふくろさんが買ってくれたりする服を、そのまま着てるだけだったし? あとは、親父の土産な。オレの好みなんか、はっきり言って、シンプルイズベストよ。せいぜいが柄同士を合わせないってくらいの知識しきゃねぇもんなぁ。

 疲れて立ってるオレを、おじさんたちは矯めつ眇めつしながら、服のあちこちを引っ張ったり、オレに手を挙げさせたり、色々させた。

「なら、大丈夫ですね」

 最後に、部屋の隅からオレを確認して、満足そうにおじさんがそういった時、オレは、へとへとだった。

 なにげに時計に目をやると、一時間近く経ってた。

 おじさん、拘るね。

 それが、オレの正直な感想だった。

「も、いい?」

 どっかでタイミング見計らってるのかってくらいの、タイミングの良さで、ノックの音もなくドアが開いた。

 確認するまでもない。

 ドアのところにいるのは、昇紘だった。



***** と、まぁ、こんな感じですかね。 愛されてますね、イクちゃん。ここまでで、だいたい原稿用紙50枚くらい。長い。あと一回で締めれるか? 微妙だなぁ。
本日2回目のブログ
 拍手、ご来訪ありがとうございます♪

 トラックバックのテーマを見てて、ふと思い出しました。

 今日見た夢。
 なんだか、『動物のお医者さん』チックな夢でした。
 菱沼さんが出てた記憶はあります。
 それだけ。
 起き抜けは詳しく覚えていたんだけどね。うん。

 最近見る夢は、結構外人さんの登場頻度が高いです。だから、今日の夢はこのごろにしては珍しい。
 不思議だな。
 環境の変化で、価値観が違う人たちと接触してるからかな。外人さんは夢占いじゃそういう意味らしいです。
 
 せっかく書こうと思ったけど、あまり詳しく思い出せなくなってるな。
 ふむ。

 今日あったうれしいこと。
 プチラッキーですね。
 某社の懸賞にあたりました。物はファイルですけどね。
 好きな漫画家さんのイラストつきのファイルです。書き下ろしかどうか記憶にないですが。
 たかの宗美さんの『金髪社員白鳥ヒロシ』のファイル。この四コマ漫画家さん結構好きなんですよね。前から時々書いてますが。
 ともあれ、懸賞に当たったのは、十数年ぶりね。
 むかしお茶の懸賞で猫の根付けが当たって以来だから。
 どれだけ前だxx あのお茶は今もあるのだろうか?
更新!
 いつもご来訪&拍手ありがとうございます! うれしいんですよ~~~~♪ なんといっても掲示板外してますからね。無法地帯になっちゃってxx

 ともあれ、『You asked for it.』の番外編っぽい近未来バージョン、『ビロードの闇』1回目をアップです。
 こちらにアップした1回目と2回目をまとめてアップなのでした。

 ファイルアップマネージャーもどうにかこうにか、私流ではありますが、弄れるようになりました。ここにたどり着くまで、かなり悩みました。
 Windows専用のFFFTPは偉大です。はい。
 汎用機械の便利さをしみじみと実感中です。
 もっとも、なれちゃえば、Macintoshも便利ですけどね。なんといっても反応が早い! はい。
 一応ワードも入れましたし、テキストでも字数設定できるらしいのが(ちゃんと確認してませんが)うれしいところ。詳細はまだまだ勉強中だけどね。完璧に使えるとは思えないんですけどね。PCはそんなところありますよね?!
 ただ~、HTMLでの問題がないわけではないのでした。“~“と“―"を理解してくれないので、使えないxx ~は、メニュウで使うしね。ま、from~to~で代用できる使い方の場合は良いのですが、同盟のurlに使われてる場合、エラーメッセージを無視してアップしないとだめなので、飛べるのかどうか。凄い不安。確認するのが怖いですvv


 ともあれ。
 『ビロードの闇』1回目
 某さま(隠しても隠せてないような?)とのメールのやり取りで派生した話です。
 某さまのおかげで、コメディモードを取り入れることができました! 感謝感激です。
 問題は、魚里モードのコメディだってことかな。
 もっとハイなコメディが理想なんですけどね。難しい。
 すっかり昇紘おじさんがスケベ親父と化してしまいました。
 イクちゃんは魚里のいつものパターンですけどね。このパターンの受けが萌えなんだもん。仕方ないよね。
 ごくごく平凡なイクちゃんが、美形な親父さんやおじさんに溺愛されてるというのがなんとも。親父受けするんだろうvv 身もふたもないxx
 年配の人が考える子供の幸せと若者が考える自分の幸せの乖離が、なんとも。おふくろさんは何となくですが、ふたりの男の結託に肩を竦めてそうです。こうなると誰の言うことも聞かないからなぁとか。イクちゃんも可哀想にとか思ってます。でも、彼女も、イクちゃんが昇紘を愛してるんだと思っちゃってますからね。その辺はおねーさんからのリーク済みだったりしますから。だからあまりの成り行きで放心してるイクちゃんを、うれしいからかなとか思っていたりして。家庭に戻れば敏腕な女性監督もただの親ばかです。はい。
 イクちゃんだって冒険したい年頃だとは思うんだけどなぁ。囲い込まれて冒険できやしません。

 さて、そろそろ、続きを書かないとな。
ビロードの闇 3回目
 拍手ご来訪ありがとうございます♪ うれしいなぁ~。

 長目ですが、失礼します。

***** ビロードの闇 3 *****

 嫌になるくらい全身が怠かった。

 自分の痴態なんか思い出したくもない。

 忘れたふりをして、いつまでも布団に懐いていたかった。

 しれっとした面して着替えてるあいつの背中を睨んで、オレは、唸ってる。

 腹が立つ。

 いつも思うことだけど、なんだってあいつはああ元気なんだ。オレは、へろへろになっちまうっていうのに、余裕で鼻歌なんか歌ってるやつを見ると枕のひとつも投げつけたくなる。現実には、あちこちが痛くて怠くて、できやしないけどさ。

 オレの怒りの波動に気づいたのか、あいつが振り返った。

 昨日のかしこまったスーツとは違う、ラフなセーターとスラックスだ。

 着替えも完備なわけね。準備のいいことで。

 溜め息も出ようってもんだ。

「ご機嫌ななめだな」

 そういうあんたは、ご機嫌でいいですね。

 怒りも湧こうってもんだ。

 昨日の夢の原因を思い出して、オレはむっつりと黙り込む。

 そう。

 昨日の夢。

 克服したはずのオレのトラウマだ。

 あれよあれよという間に、こいつ。

 たった今キスをかすめ取ったこいつ! だ。

 こいつの策略にまんまとのせられて、引きずり回されたオレは、さぞかし間抜けだったに違いない。

 もっとも、こいつにかかるとオレはいつだって、ただの間抜けに成り下がっちまうけどな。

 腹が立つ。

 誰に?

 決まってる。

 自分に……だ。

 それと、決まってるだろ? こいつに! だ。







 昨日のあれは、ショックだった。

 あれって、夜の話じゃない。

 その前の話だ。

 以下しばらくオレの過去語りになってしまうけど、我慢してほしい。



 オレは、はっきり言って、ひとの視線を集めるのが好きじゃない。

 目立たずにひっそりと………というのが、オレの座右の銘なんだ。

 実際、それは上手くいってた。

 オレが並みだっていうのもあるけどさ、親父もおふくろさんも姉さんも、インタビューなんかで家族の話題になっても、オレのことは避けてくれている。それがオレのことを恥ずかしがってるからっていうのじゃないって知ってる。昔の誘拐のことがあるから、オレが育った今になっても、また攫われるんじゃないかって、心配してるんだ。過保護だよな。実を言うと、オレの“浅野”って姓は、おふくろ……オレを生んでくれたおふくろの姓だ。親父の姓は、“浅野”じゃない。親父は、来栖千早っていう。本当なら、オレは、来栖郁也なんだよな。使ったことないから、なんか他人の名前みたいだ。

 それはともかく、高二の時は、色々あった。

 うんざりするくらい、色々だ。

 元凶は、悪友というか、親友というか、腐れ縁の佐々木だ。

 あんなゲームをするなんていわなけりゃ、オレは、昇紘と出会うことなんかなかったろう。

 色々あって、すったもんだして、オレは、結局、昇紘に掴まっちまった。

 半年くらいの間に、そうなった。

 で、もう今となっては、オレも諦めの境地ってやつだ。

 高校三年になったオレは、とりあえず大学受験に向けて勉強した。

 時々は昇紘と会ってたけど、勉強があるって判ってくれてたから、抑えてはくれてたみたいだ。

 だからって、ありがたいなんて思わないけどな。

 オレにとってのあいつは、避けることができない天災みたいなもんだ。

 今もな。

 ともかく。

 この十一月に、一足早くオレは大学に合格した。

 私立だったし、推薦だったっていうのもある。みんなより一足早く受験から解放されたってわけだ。ああ、佐々木も一緒だ。つくづく腐れ縁なんだよなぁ。さすがに学科は違ってるけどな。

 あとは、自宅学習を心待ちにして、学校に通ってた。

 んだけど。これが、問題だった。

 誘拐されるのって、体質になるんだろうか? オレは、オレの十七年間、もうじき十八年になるけど、その間で、三回誘拐されたって計算になる。

 ちびっ子の頃と、去年の思い出したくもない真山に攫われた時と、ちょっと前だ。今はちょっと、思い返したくないからパスするけどな。

 ともかく、三回目があってから、なにがどうなったのか、親父が突然帰ってきた。おふくろさんと一緒にだ。ちょうどおふくろさんは、親父が招かれてたオーケストラがある国で映画の撮影をしているところだったらしい。ああ、言うの忘れてたけど、おふくろさんは、映画監督をやってる。オレは見たことないけど、結構マニアでコアなファンがつく作品ばっかりを作ってるらしい。批評家に言わせると、女性特有の繊細さと男勝りの大胆さを併せ持つ作品群なんだそうだ。

 で、次の日に、あいつが来たんだ。

 言うまでもないよな、あいつだ。

 親父とおふくろさんと、あいつとオレ。

 応接間でテーブルを挟んで顔を突き合わせた。

 なんかやな雰囲気だなって思った。

 親父が見たことないみたいな厳しい雰囲気をまとってる。いくらクラッシックの世界では“氷の皇帝”なんてベタに呼ばれていても、家ではそんなそぶりも見せない親父が、ソファに座ってあいつと対峙してたんだ。

 なんか似てるって思った。歳は親父のほうが少し上か、二人がそろうと迫力だ。

 おふくろさんもなんとなく複雑そうな顔をして座ってた。

 そこで交わされた会話が何だったかなんて。

 オレは、思い出すたびに大声で叫びだしたくなるんだ!

 会話の終わりに、二人は手を握りあった。

 冷静そうに見えたおふくろさんまでだ。

 オレの意思は?

 そう思ったけど、すっかり意気投合してしまったふたりには、オレの声は届かなかったに違いない。

 そうして。

 オレは、“浅野郁也”から“籍郁也”に変わってしまったんだ。

 何がなんだか判らなかった。

 いや、判りたくなかったんだろう。

 親父たちがオレを捨てたわけじゃないっていうのは知ってるさ。

 けど、なんだって、男のオレが、“嫁”に出るわけ?

 そうだろ?

 でも、誰も彼も、オレが昇紘を好きだって思ってるからな。相手がオレを欲しいと言ってきたら、相手のことを確認してこれならって思ったら、オッケーなんだろう。

 結局そういうことなんだろうなぁ。



 オレは、あいつの家の住人になった。

 待遇は、今更だが、聞いてくれるな。

 発狂したくなってくる。



 それで、だ。

 我が家から高校までは、近かった。毎日佐々木と歩いて通ってた。

 けど、籍家から学校までは、遠いんだ。

 自転車だと一時間か。

 電車だと、何度か乗り換えないといけない。

 これがあいつのお気に召さなかったらしい。

 かといって、今更転校するわけにもいかないだろう?

 もう数ヶ月もすれば卒業だ。

 そこで、あいつが選んだのが、自動車通学だったわけだ。

 溜め息だ。

 あいつの自動車なんて、どれもこれもが高級車ってやつだ。

 目立ちたくないオレとは、相容れやしない。

 泣きたい。

 オレは後数ヶ月の辛抱だって、興味津々の視線を我慢してたんだ。



 そうして、やっと、昨日がきた。

 今日から自宅学習期間なんだ。

 おかげで、オレはこんな…………だけどな。



 それで、だ。

 オレとしては、晴れ晴れとした気持ちで家(籍だけどな)に帰った。

 これで、興味本位の視線とはおさらばできるって。まぁ、後は、卒業式があるけど一日くらいなら何とかなる。ま、まぁ、大学があるけどな。なんとか目立たずに過ごしたい。オレの本音はこれだけよ。うん。

 閑話休題。

 元に戻って。

 玄関に入ると執事の相模さんが電話を受けてたんだけど、オレに気づいて、受話器を渡すわけよ。

「旦那さまです」

とかってさ。

 その旦那さまってどっちのだ? と、突っ込みたいのはやまやまだけど、自分で穴掘ってどうするよと、戒める。

 何気なく受け取った受話器から、あいつの声が聞こえてきて、

「会議に使う書類を忘れたから届けてくれ」

 だと。

 珍しいよな。

 いいけど。

 ここにいてもすることってあんまないしな。

「わかった」

 いいお返事だ。我ながら。

 帰りにどこか寄り道して羽伸ばそう。

 こんなんだって判ってたら、佐々木に誘われたの断らなきゃよかったな。

 そんなことを考えてると、相模さんが、白い書類封筒を差し出してきた。

 さすが、第一執事さんだ。準備万端。

「じゃ、行ってくるから」

「お車を……」

「いいって」

 さっき帰ったばかりで運転手さんも一服してるだろうしな。たまには動かないとな。なんて、オレは珍しいことを考えた。

「自転車で行くから」

 制服のポケットに財布はあったよな。小銭入れの中に札を折り畳んで押し込んであるのを確認して、まだ何か言いたそうな相模さんに手を振った。

 久しぶりの自転車は気持ちよかった。

 風は冷たいけど、それすらもが心地よくてさ。

 時間が時間だから、電車も混んでないしな。駅に着くまで、さあ帰りはどこに寄ろうかなって色々考えてたんだ。

 で、オレは、こんなところで躓いてる。

 うん。

 きれいなおねーさんが、不審者を見る表情でオレを見てる。

「籍……会長ですか?」

「え? あー、うん、そう」

 籍グループの本社の受付にオレはいる。

「ご用件は?」

「届け物なんだけど」

「お名前を」

「……………」

 ここで詰まっちまったのが、敗因かなぁ?

 いや、だってよ、オレの意識の中じゃオレの名前って、まだ“浅野”なわけよ。で、ここでいきなり“籍”って、言えるって?

「お名前は?」

「あーと、浅野郁也で大丈夫だと思うんだけど」

 我ながら微妙な受け答えよな。

 自分でもそう思うんだから、おねーさんが、ふたり顔を見合わせてひそひそしてるのも判らないでもない。けど、

「申し訳ありませんが」

って、きっぱり断られると、情けなくなる。

 オレ、そんなに怪しそうに見える?

 会社にくるんだから、って、スーツくらい着てきたらよかったのかもしれない。

 相模さんの何か言いたそうな目を思い出す。

 溜め息が出てくるなぁ。

 しかたない。

「すみませんでした」

 オレは頭を掻いて、とりあえずそこを離れた。

 いぶかしむような視線が、痛い。

 太い大人の男が三人がかりくらいでやっとひとまわりできるかもしれない太さの柱があったから、それに凭れて、オレはポケットを探った。

 携帯持っててよかった。

 必需品と言われてるけどな。あんまり使わないからなぁ。めんどくさい。

 短縮の何番だったかまで忘れてるくらいだから、使用頻度も判ろうってもんだろう。

 一だったか、二だった? いや、ゼロとか。仕方ないのでアドレスを開く。

 あいつの名前を見つけて、オレは、ボタンを押した。

「どうした」

 ワンコールで出た。

 溜め息何個目だ、オレ。

「届け物。今下にいるんだけど。なんで、受け付けに話が通ってないんだよ」

 声が大きくなりそうなのを、抑える。

 柱の陰に隠れたら悪いことしてますとかってますます不審がられそうだから、受け付けとはほぼ直角の位置でオレは立ってるんだけどな。視界の隅じゃあ、おねーさんたちのちろちろとした視線を確認してたりする。

「今行く」

「はい?」

 待ってろって言われなかったけど。待ってないといけないんだろうなぁ。

 珍しそうにオレを見ていくビジネス姿の男や女。

 本社だから、エリートとかだったりするんだろうな。

 ひとの出入りがかなりあるんだ。

 仕事中の会社なんか静まり返ってる印象があったりしたけど、そうか、結構にぎやかなんだな。

 ぼんやりと待ってると、受け付けのおねーさんの一人が近づいてきた。

「君。いつまでもそこにいられちゃ邪魔なんだけど」

 きついなぁ。

 結構美人なのに。

 それにそんなこと言われても、オレだって、困る。

「あ、と。今来ると思うから」

「来るって、誰が?」

「知り合い」

 ちゃんと届け物って最初に言ったよな、オレ。

「これ届けてくれって」

「誰に?」

 目が吊り上がってますけど。

 おねーさん、ひとの話聞かないタイプなのね。

「せき……」

 全部言う必要はなかった。

「郁也」

 聞き慣れた声がホールに響いた。途端、ホールのざわめきが消えた。

「会長っ?」

 おねーさんのひっくり返った声で、ざわめきがよみがえる。

「君は?」

 冷たい声だった。

「う、受け付けの……」

 この子がと、オレを示しかけたのを昇紘が遮った。

「悪かった」

 鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして、おねーさんが昇紘を見上げる。そうして、その台詞が自分に向けられたのじゃないと知って、目をますます大きく見開いた。

 ま、いいか。これさえ渡せば、用は済むんだし。

「じゃ、これ。渡したからな」

 ひさびさにファストフードでも食べて、本屋とゲーセンでも覗こうかな。ああ、一応相模さんには連絡入れといたほうがいいんだろうなぁ。

 なのに、

「急いで帰らなくても、暇だろう」

 寄っていくといい。

 そんなこと言われてさ。
「え。いいよ。どうせ暇じゃん」

「制服でこの辺をぶらつくのか?」

 まぁ、たしかにオフィス街だけどさ。

「あんたが持ってこいって言うから、急ぐかな~って思って、着替えられなかったんだって」

「それは、悪かった。だから、償いをしようというのだ。おとなしく従え」

 あんた何さまよ。

 突っ込みたかったけどさ。ふと我に返っちまったんだって。周囲の興味津々の視線と、すぐそばのおねーさんの存在に。

 だから、

「わかった」

 オレは本当にこの日何度目なんだかしれやしない溜め息をついて、うなづいたんだ。

「え、ちょっ、な、なんでよっ」

 なのに、昇紘ってば、オレの肩を抱き寄せようとするんだ。

 首から上が煮立ってるみたく熱い。

 そんなときに限って、

「目立つぞ」

 なんて、言うんだ。

 こいつ絶対苛めっ子だ!

 オレが目立つの嫌いなの知ってて弄ってるに決まってる。

 オレは、そうして、こいつの計略にまんまと嵌っちまったのだった。


********** という感じでしょうか。イクちゃんの義理のおふくろさん、色々悩んだ末に、映画監督vv 変えたほうがよかったかなぁ? 女優さんのがいいかな? 綺羅の環境で一人地味なイクちゃんなのでした。でも、君がいつも台風の目なのだよ。ちなみにおねーさんはこの時期すでに結婚してます。臨月かな? できちゃった結婚か。うん。少しでも楽しいと思ってくださるとうれしいです。

 一日、ひいては二日の出来事を書きたいだけなんですけどね。
 イクちゃんの過去語りがあるから、長いのは仕方ないですが。後もう少しかなぁ。
 SSに収まる予定だったのになぁ。

 テキストに打っていて、一度原稿用紙換算したら、なぜか93枚などというえらい数字がはじき出されて焦った。確認したら、どういうわけか、途中に同じ話が2~3回ペーストされてました。泣きそうになりながらそこを削除。三十うん枚という穏当な枚数に落ち着きました。
 なぞだ。仕方ないので、自動更新は、解除したのでした。わからん。
朝っぱらから、すみませんxx
 ご来訪拍手ありがとうございます♪


***** ビロードの闇 2 *****

「も………やだぁ」

 しつこい。

 喘ぎ声なんかあげたくないのに、食いしばった口はゆるくなってるから、どうしても、でてしまう。

 それをかみ殺そうとするオレを、こいつは、楽しそうに笑う。

 見られてる、知られてると思うと、それだけで全身がよりいっそうの熱を孕んで、ちょっとした動きでも刺激になってしまう。

 こいつに慣らされてしまったからだが、こいつに触れられることを喜んでいるのが、判る。

 それが悔しい。

 自分が、完全にこいつのものにされてしまったことが、悔しくてならないんだ。

「どうした」

 笑いを含んだ声に、全身に小波が立つ。

 判ってるくせに。

 涙がにじむ。

「何が欲しい?」

 意地悪い声に、オレは首を左右に振った。

 いらない。

 からだが求めてはいても、認めたくないと最後の意地を張る。

 自分からは絶対に、求めたくなかった。

 そんな無様なこと、したくない。

 オレの譲れない一線なんだ。

 何もかもをこいつに明け渡したオレの。

 だから、これくらいは、いいだろ。

 だって、オレはこいつには適わないんだから。

 だから、せめてここだけでもオレはこいつに譲ってやってるんだって、そういうスタンスをとらしてくれたって、罰はあたらないって思うんだ。

 ククッと、こいつが笑う。

「欲しいだろう?」

 ささやかれて、真っ赤になる。

 こみ上げてくる欲求に、うなづきそうになる。

「強情だな」

 楽しそうな声だ。

「これでも、か」

「ひっ」

 全身が慄き、震える。

 いいざま、こいつのくちびるが、胸に降ってきた。

 過敏になった皮膚の上、昇紘のくちびるが滑る。

 声が、出る。

 必至になって、オレはくちびるを両手で押さえようとした。

「やぁっ」

 なのに、根性悪い。

 こいつは、オレの両手を押さえてしまったんだ。

 離せっ。

 言いたいのに、口からでるのは、情けないくらいの喘ぎばかりで、自分が追いつめられているのをいやでも感じる。

「いっ」

 さんざん弄られて放置されていた胸の飾りをいきなり噛まれて、目の前が真っ白になった。

 痛い。

 耳の奥で鼓動が大きくなる。

 それと一緒に、オレ自身が大きく反応をしたのが判った。

 けど、

「や………た、のむからっ」

 塞き止められた熱が、荒れ狂い、全身が激しく震える。

 どうにかなってしまいそうだった。

 もう、何も、考えたくない。

 こいつに、すべてをゆだねたい。

 そんな思考がオレの頭の中を浸食してゆく。

「いきたいか?」

 笑いを含んだ昇紘の声に、オレは、多分、うなづいたんだろう。

 その瞬間、オレの意識は、途切れたんだ。


********** ということで、突然朝っぱらからこんなシーンがわいてしまいましたので。ちょっと長くなりそうな予感です。リハビリにはいいか。
 少しでも楽しんでいただけますように。
You asked for it. その後のその後
 いつもご来訪ありがとうございます。

 某さまと『自業自得』のその後で色々とやり取りをしています。
 で、ちょっと調子に乗って、今アップしてる話よりも少々未来の二人というのにチャレンジしてみました。
 が、どうも、最近文章書いてなかったからか、乗りがいまいち。で、最後までたどり着けてませんが、最近更新してないので、こちらにアップ。
 そのうち書けるといいなぁと思いつつ。

***** 『ビロードの闇』 *****







 それは、ガキの頃の夢だった。

 ちびっちゃいときのオレは、親父につれられて、世界各国を回っていた。

 親父が、成功したピアニストだったからだ。

 世界で名が売れて、どこの国でもチケットは完売御礼。それは、今も変わらないけどな。

 よく陰口を叩かれていたらしい。

 顔とからだで人気があるんであって、技術的には二流だとかなんとか。

 親父は、ハンサムだったんだ。美形って言えばいいのか。言っとくが、オレは並みだ。少しは似てればいいのになぁ。どうも、オレは死んじまったおふくろに似ちまったらしい。おふくろと親父が結婚する時は、かなり騒がれたらしい。財産も家柄もない、ホンットどこにでもいるような平凡な日本人の女に、世界的なピアニスト、しかも絶世の美声年が、熱烈なプロポーズをして結婚となったからだ。事実、親父はやらずぶったくり、セレブな女のほうからのプロポーズも日常茶飯事だったらしい。それがなぜ? とか、おもしろおかしく書き立てられてた。ネットで調べたりして、知ったんだけどな。

 正直なところ、ほっといてやれよって、オレなんか思っちまう。

 大きなお世話、だ!

 雑音は気にもしないシビアさが親父にはあったから、潰れなかったんだろう。

 けど、母さんのほうが参ってしまって、精神的に追いつめられて、死んでしまった。けど、オレはちびすぎて、覚えていない。

 薄情なやつなんて言われても困る。ちびもちび、オレは、そん時おふくろの腹ん中だったんだから。

 オレは、死んじまった母さんから生まれた訳だ。

 結構ヘビーな生い立ちだろ?

 ま、本当に大変だったのは、オレよか親父だったと思うけどさ。

 けど、オレは、自分で言うのもなんだけど、結構真っ当に育ったと思う。

 ともあれ、夢の中でオレは二つか三つだ。

 まだ幼稚園に上がってない。

 そりゃあそうだろう。

 このことがあって、親父は本拠地を日本に決めることにしたんだから。それ以前は、金はあっても家はない状態で、あちこちのホテル暮らしだった。日本にはおふくろの思い出が多すぎたんだろう。

 当時の親父はまだ三十代前半ってとこで、美貌には渋さが加わりだした頃だったみたいだ。

 男も女も数秒で悩殺できるだろうって、まことしやかにささやかれてるような親父には、もちろん、熱狂的なファンがくっついていた。

 けど、当時の親父にとって、愛情を感じられるものと言えば、死んじまったおふくろと、その忘れ形見のオレだけだったんだ。

 それが、不幸のもとだったのかもしれない。

 オレは、親父のファンに誘拐されたんだ。

 その間のことは、まるっきり覚えていない。だから、多分、そんなにひどいことはされなかったんだと思う。そうだな、それ自体はオレのトラウマにはなっちゃいない。

 オレのトラウマは、その後のことだ。

 助けられたオレを待っていたのは、たくさんのフラッシュや興味本位のひとの目だった。

 丸い光や、まぶしい閃光、それに、ぎょろぎょろのいろんな色のめんたま。それらがオレを苦しめた。

 ま、オレもがきんちょだったんだ。

 けど、だからこそ、その辺りの記憶は結構明瞭だったりしてな。

 とはいえ、ず~っと忘れてたんだ。

 なんでいきなり夢で見るかなぁ。

 オレは、半分まだ眠ったまま、そんなことを考えた。

 とっくの昔に克服したトラウマを今更見る理由が思い出せない。

 うん。

 まだ、眠いんだよ。

 頭がまだ死んでんの。

 だから、触るなってば。

 オレは、そんな気分じゃ、な……いっ?

「えっ?」

 突然、オレは眠りから覚めた。

 なにがなんだか、ちょっとの間わからなかった。

「少しの間だというのに、よく眠っていたな」

 オレの視線の先には、前髪をたらしたままの昇紘がいたんだ。風呂を使った後らしく、石鹸の匂いがする。

 床に手をついて、オレを覗き込んでいる。

 床?

 なんで……。ベッドじゃないっけ?

 そうして、オレは周囲を見渡した。

 どこよ、ここ?

 純和風の部屋みたいだった。

「え……と?」

 こんな部屋記憶にないぞ。

「どうした、寝ぼけているのか?」

 顔を近づけてくる。

 ぽたりと、昇紘の髪から、しずくがこぼれ落ちた。

 はだけ気味のガウンの合わせから、四十男の逞しい胸板がのぞいている。

 デスクワークが基本のわりには、結構いいからだしてんだよ、こいつってば。

 むかつく。

 オレなんか貧相きわまりないっていうのに。

 そんなことを考えて返事をしないオレに焦れたのか、昇紘は、いきなりくちびるを重ねてきやがった。

 やだも、なにもない。

 有無をいわせない強引さってやつだ。

 いつも、こうなんだよなぁ。

 ため息をつきそうな気配が伝わったのか。

「余裕だな」

 一旦くちびるを離して、昇紘はオレを見下ろした。

 いつもは引き結ばれている口角がくにりと持ち上げられる。

 背中が、ぞわりと逆毛立った。

 こういう笑い方をこいつがする時は、ろくなことがない。

 どこか意識がまだ眠りこんでるらしいオレは、なんだか他人事のようにそれを見上げてる。

 それが気に入らないんだろう。

 オレの隣に滑り込んできたと思うと、オレの胸元を撫ではじめた。

 そうして、オレは、やっと、オレを眠りから引きずり戻したのが、こいつの悪戯だったんだと理解したんだった。


********** と、まぁこんな感じでしょうか。タイトルだけ少々色っぽく。って、KinKi Kidsの歌からですが。この状況がどういう意味合いを持っているのかは、続き出かけるといいな。
 それでは、少しでも楽しんでいただけると………いいのですが。

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魚里

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