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2009/01
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小吉
 風邪は、どうにかひと段落つきました。が、喉がまだ腫れてるらしく、呼吸がしんどい。
 この間、やっと血痰が出たので、喉の痛みが治まったんですね~。ここまでくると、楽。ただし、咳がちょっと出はじめてます。腰痛持ちに、これは、きついんですがね。くそっ。

 と、まぁ、近況は置いておいて。

 『ボンボン』
 アルゼンチンの映画。
 ドゴアルヘンティーノっていう白くてでっかい猟犬(闘犬説もあるような?)を親切のお礼に貰った、失業中のおじちゃんのロードムービー。なんだろうか。ロードムービーかなぁ?
 わらしべ長者風なストーリー展開ですが。
 この主役のおじちゃんが、実は、素人さんで。結構、そういう人たちを使ってるとか。
 いいですよ。
 でっかい犬が見たいばっかりに~な、魚里だったのですが。いや、顔が、おじちゃんよりでかいのよ。白いだけに余計でかく見えます。
 最終的に、これから先の展開を見出したおじちゃんと、その助けになるボンボン(犬の名前ね)に、拍手。

 追記

 借りたの返しに行って、“ショーンオブザデッド”が見つからなかったので、『ルパン三世』シリーズをレンタルしてきました。
 好きなんですよね。うん。
 むかーしむかし、ポプラ社で怪盗紳士にやられ、中学校高校時代に新潮社とか創元推理文庫から出てるのを必死で読んだ初代アルセーヌ・ルパン。そういう過去があると、好きとか嫌いとか分かれるんでしょうが。魚里の場合は、もろ嵌りました。もっとも、中学時代に午後5時台に流れてた何度目かの再放送ででしたけどね。それまでも結構アニメ見てましたが、ルパンに嵌れなかったのは、手の甲の毛のせいでした。うん。アレまで描いてるアニメって、はじめてだったのよ。で、避けてたのですがね。友人が嵌ってて、見てみる気になったのが、運のつき。ずっぽりと。もっとも、魚里のお目当ては、主人公じゃなく、お侍様でしたが。うん。最初の放送時のお侍様だったら好きになってたかどうか謎ですが。赤ジャケットのルパンシリーズだと、好きなキャラだったのですね。あと、原作もちょこっと一話だけ読んだことがありますが。漫画少年に載ってた無声漫画(ほぼ会話なし)で、荒野を行く四人の話だったような記憶が。あれは、よくわかりませんでしたね。
 甘塩っぱい記憶はともあれ。
 『ロシアより愛をこめて』と『Green vs. Red』の2本。
 左から。
 十七年前のテレビ版。
 面白かったです。いや、リアルで見てるはずなんですが。ストーリーとかまるっきり記憶から抜けてました。あれ? 五右衛門さんが、あまり活躍しないというか。ゲストキャラの女の子にころっと参っちゃってます。で、ラスト、ルパンにおねだりするとことか、結構、好きvv このある種の純情へたれなところが、ツボだよね五右衛門さんは。単に惚れっぽいとか? 結構美形好きだよね。
 あと、最初敵方で、裏切られる昔のギャングスターっぽい脇役。ラッキー君。ツボでした。うわ。どうしよう。脇役なんだけど、最後死ぬんだけど。儲け役よね。最近だとこういう味のあるというか男気のある脇って出てない気がする。途中から応援したくなるキャラって、貴重だ。

 どうも賛否両論分かれてるらしい、40周年記念OVA。
 絵が綺麗です。
 内容は、最初、「?」だったんですが。
 ああ!
 とね。
 そうかぁ。
 でも、そうだとすると、銭形さんだけ妙に年齢が若すぎんか?
 結構好きです。
 あと、これも脇なんですが、三上刑事さんが、なんも活躍せんのに、妙にお気に入りでした。
 くたびれたダンディっぽいひとに弱いんだよなぁ。結局。
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中吉
 脳トレとりあえず22歳。う~ん。ホントかねぇ………。

 『エド・ゲイン』
 なんか、そうなんか。で、終わってしまった。
 実話なんだからそんなこと考えたら悪い――と思いつつ。副保安官、ちょっと。ごめん。
 色々とぼやかしてるので、さして、怖さはなかった。
 10人殺したか墓あばいてたりしたのに、殺人の罪自体は2人分なんですか。でもって、責任能力なし。精神病院で84年に死んでしまうまで生きてたのね。
 これは、副保安官とその恋人がクライマックスで言ってた台詞とは真逆のラストということで、現実の不条理さというか、法律の柔軟さなのか融通の利かなさなのか。ぐるぐる。
 中途半端なイメージでした。

 『呪歌』
 インドネシアかな~のホラー。
 これまで手にしたことがない国のホラーなので、文化的素地がないからどうかなと首を捻りつつ。
 怖くないです。
 はい。
 伝承色が強めの話かなぁ。
 ヒロインのどっちつかずなふらふらさ加減が、ラストまで。あんた何がしたいんねん。突っ込みまくりです。が、まぁ、恋人も頼りなさそうな相手なので、結局あのラストは仕方ないのかなぁ。でもって、あくまで脇役なんだけど意味ありげな管理人の女性、逃げたはずなのにしっかり戻ってるのは? ラスボス系かと期待した貴族の末裔の女性が、どうも最後まで首尾一貫してくれないので、なんか拍子抜け。
 根底に、なんか、言い知れないポジティブさが流れてるような気がしたのですが。
 身につまされないというか。迫ってこない。
 もう少し捻って欲しかったな。
 何のかんのと、女性は強い。

 『Hot Fuzz』
 ホットファズでした。ファッジってxx
 イギリスが舞台のなんかよくわからん警察アクション。
 よくわからんというのは、どうもこれ、アクション物のパロディらしく。魚里最近アクションから遠ざかってたので、元ネタがわからなかったってあたりですね。
 ストーリー説明の、検挙率400パーセントの巡査部長ってあたりがありえんだろう。もっとも、周りが目立たないとかなんとかな理由で、ロンドンから田舎に左遷されるって言うのは、どこででもありそうですが。
 その田舎が、イギリスで一番の村って言うタイトルを二十年近く保持してて、凶悪事件とは無縁だ~ってとこなんですが。実はそんなわけもなく。秘密結社めいた組織が暗躍してるのでした。それに気づいたのが、主人公だけで、周りは、彼の主張を聞いてくれなくて、追い詰められた彼が切れちゃって、風光明媚な田舎の村で怒涛のアクションの幕が切って落とされるのでした。
 と、そういう話。
 話は面白いです。意外な、殺人の理由とか。何度も主人公に電話をかけてくるロンドンの警察の用件とか。
 どうにも、魚里、主人公が、ロバート・カーライルとか『タガート』のフレイザー巡査部長に見えて仕方なかったんですが。似てる感じがするだけでしたけどね。で、ロンドンの警視とか田舎の警官の中のオジィちゃんが、ラルフ・ライアック氏に見えて仕方なくて、キャストに目を凝らしたんですが。載ってなかった。ちがったのか。ま、まぁ、よくいるジィちゃんタイプだしな。
末吉
 え~と、この前こちらにアップしつつ最近頓挫してる話。
 一人称に変更かけようかと、ちょっと脳内ストーミング中です。
 で、一人称に変えるなら、前からどうしようかと悩んでる箇所も、もう少し練りたいなぁと。グダグダしてます。
 主人公は変更きかないので、そのまま。
 義理の兄ちゃんとか義理の家族を色々弄りたい。
 あと、義理の家族の社会的地位だよな~。ここで止まっちゃうんだ。最初村長さんあたりにしてたんですが、時代というか背景から考えると、村長さん家族はもう少し泥臭いだろうし。豪族となると頭の中じゃ準貴族くらいのイメージなので、ちょっと高すぎかなぁと。商人くらいか。いや。商人になると、あまり辺境の商人では面白みがないか。とか。で、それとも、も少し自由民のイメージで、やっぱジプシーあたりがすわりがいいか。色々変なところで悩んでるんですよね。

 喉が痛くてひぃひぃいいながら、DVD返却期限が今日だったので、出てきました。
 で、借りるつもりなかったのに、前に探して見つけられなかった『ホットファッジ』を発見したもので、ああ~泥沼。三本借りたよxx 『呪歌』と『エド・ゲイン』………xx なんか変なラインナップだ。
 で、中古でセルになってた、ワイヤーインザブラッドシリーズの3作めだか3rdシリーズだか。『シークレットガーデン』をvv
 そうやって帰ったら、注文して他物が届いてた。ああ。なんだかなぁ。
 若竹七海さんの『プラスマイナスゼロ』――コージー系のミステリ小説。架空の田舎都市葉崎市が舞台の1本。1時間ちょっとで読んじゃいました。高校1年生3人組が主人公。とはいえ、狂言回しというか語り手は、ゼロちゃんです。いいテンポでさくさくと。ただ、少々、考えようによっては、ヘビーです。それでいいのか? とか。ま、若竹さんテイストに久しぶりに浸れたからいいか。
 あとは、DVD~。
 『ノスフェラトゥ』『ボンボン』『森は生きている』の3本。
 さて。楽しいといいなぁ。
 ともあれ、これから、『エド・ゲイン』に挑戦。ちょっと恐々。
小吉
 はやめに薬を飲んでたのに、やっぱ、喉が痛くなりました。
 で、まぁ、一日ダウン。
 喉の痛みに効くという風邪薬なのに~~~xx どうせっ!
 熱は出てないのですが、喉が痛いって云うのは、不快極まりなく。
 寝るのもあまりできなくて、いらいらしながら、なぜか、数年ぶりにPSPの脳トレかなんかその手のソフトを弄ってました。
 一回目、まさかの58っ才xx うわ。
 最終的に29才までフィードバック(?)しましたが。
 20っ才への道のりは、遠いのでした。

 kinkiの『約束』が今日届きました。これに合わせて色々こちらで手に入りにくいの注文してたのに、三回に分かれて届くとはxx どうにかなりませんかね、これ。
 どうやら、風邪の
引きはじめのようです。
 映画館でうつされたかなぁ。
 そういえば、『k-20』は、一番目の放映時間で見たのですが、上映室の中、魚里含めて、6人でした。思わず数えちゃいましたよ。もっとも、結構前から上映してたはずなので、こんなもんなのでしょうかね。座席指定だったのに、なんか、寂しかった。
 『誰も~』は、20人くらいはいたかな。二番目の放映時間だったのですけどね。どちらにしても、少ないですねぇ。寒かったしな、当日。

 群青さんという漫画家さんの『橙星』を二巻まとめて読みました。1巻がズ~っと本屋さんの本棚にあって、気にかかってたのですが。今月2巻が出たのを機に、買ってみました。いや、一迅社刊なのですが。マイナーな出版社のコミックスって、なかなか次が出なかったりしますから、二の足踏んでました。うん。昔好きだった同人出身の漫画家さんたちのコミックスが、二巻出るまでに何年とかって間があく場合があったりしたのが、トラウマになってるんだね。そのまま打ち切りみたいのも結構あったしなぁ。
 さてさて、話変わりますが、昔好きだった漫画家さんに、同じ名前の方がいるんですが。
 同じ人なのだろうか?
 絵柄はかなり違うような気がしますけど。
 内容は、こちらは、異世界ファンタジィ。
 昔好きだった群青さんは、学園ミステリィみたいな感じで、SFとかファンタジィがらみだったんですよね。天狗の経文がからんでて、異世界に飛ばされた主人公の女の子がこっちの世界に戻ってきて、それで、打ち切りになっちゃったんですよ。女の子、おなかの中に子供がいて、さてどうなるかみたいな引きだっただけに、すっごく気になったものです。今も捨てられずに、コミックス残してますが。
 こちらのファンタジィは、王さまの宝物庫から逃げ出した女の子とロボットたちの、願いをかなえてもらうべくの道中物。
 印象として、『オズの魔法使い』が頭の中にありましたが。結構、ダークですよ、これ。
 続が気になります。
小吉
 朝から寒い一日でした。
 うっすらと雪化粧。綺麗ですが。
 なのに靴下はかない魚里って~なに挑戦してんでしょうね。ま、お出かけするときにははきますが。

 『機械仕掛けの小児病棟』
 ホラーです。
 多分、イギリスです。
 車が左側通行でしたし。
 『亡くなった方は、愛する人の傍にずっといるんだよ』
 と、まぁ、そういう内容。
 って、一人の患者に対する執着ゆえの狂気に駆られた看護士さんが巻き起こすホラーです。
 当たらずとも遠からず。
 結構、面白かったです。
 ちょっと、骨折とか、骨粗しょう症の昔の治療法のありえなさに恐怖しましたが。あれがほんとだとしたら、昔の患者さんの苦痛は、想像を絶するぞ。震えます。

 いいかげん、お話書かなきゃね。
 義務からじゃなく、自発的な気力をまってるんだが。
 萌が………xx
中吉
 寒いですね。
 雪花が散りました。

 ストレス解消に、映画を見てきました。しかも、久々のハシゴ。その上、2本とも邦画。めずらし。

 『K-20』と『誰も守ってくれない』の2本。

 左から。

○ これ、当たりでしたvv 邦画で集中切れずに最後まで楽しめたのって、久しぶりです。DVDになったら、買うかな。
 ネタばれてるかもしれないので、気になる方はスルーでよろしくです。
 ただ、役者の名前が思い出せなくて、それが気になって気になってvv しかも、それが主役2人だから、あなた。魚里がどれだけ俳優に疎いかわかろうってもんでしょう。
 金城武が出てる話、多分、始めてみました。ああ、このひとが~と、今頃わかるって云うのも相当ですが。
 中村トオル。ああ、このひとか。いや、大概疎いよな。どうも、印象が柳場敏郎(この字か?)に重なってしまいました。って、『踊る~』の彼しか知らんがな。
 オチ的には、ああ、あのネタ使ってるのねとか、明智さんと怪人二十面相の謎っぽいのが頭の中ぐるぐるしてました。色々あるんですよ。魚里も詳しくないですが。明智夫人が怪人二十面相だとかその愛人というか恋人だとかいうのがあったような気がします。明智さんの二役説。明智さんの妄想説。サーカスの某が正体だ。などなど。おおむねその辺とか色々伏線というか遊んで使ってますよね。そんな気がしました。
 最初の辺見てて、ああ、怪人の代代わり物かな~と思ったりしたり。
 ああ、彼が実はってオチかな。とか。
 それをフェイントにして彼が実は~かな。
 とか。
 結構ぐるぐると楽しんでました。
 ま、2/3は当たってましたvv
 あと、頭の中を過ぎったのが、『スポーン』とか『スパイダーマン』とか、『怪傑ゾロ』とか。ま、マントを翻したり帝都を飛び回ってますからね。しかたないか。
 マントが翻る殺陣って、好きです。軌跡が綺麗ですもんね。でも、きっと、やってるほうは鬱陶しいだろうなぁ。邪魔そうだ。
 あと、色っぽいシーンを無理に入れなかったあたりに拍手。うん。そのほうがいいよね。あのオチは。
 気になったというか、笑ったのが、帝都を直線に走る泥棒修行ってxx あれ、目抜き通りであんなことしとったら、どう考えても不審者以外の何物でもなかろうに。しかも、昼日中。おいおい。
 どこから焼き芋が?
 ラストの鳩は、あのアクションの最中によく殺されなかったもんだ。鳩を大切にしてる割には、粗雑に扱ってないか? とか。
 ま。その辺はフィクション~と、頭の隅に追いやりましたがね。
 楽しかったですよ。
 うん。

○ これは、まぁまぁかな。前評判がいい割には、可もなく不可もなくな気がしました。
 感情移入は出来たけど、どこか今一嵌れなかったのは、めちゃくちゃ個人的な理由でして。ヒロインがねぇ、顔見たら強張るくらい苦手な人によく似てるんだわ。歳が違うしね別人ってわかりきってるので最後まで見れましたけど。第一印象でそう思っちゃったんですよね。ああxx しまった~~~と思っても後の祭り。ヒロインの顔まで知らなかったしな。
 そういや、こっちに、柳場さんが出てましたが。あの役、多分二十年位前だと、西田敏行あたりがしそうだな。ま、苦手なので、柳場さんでよかった。
 内容はねぇ。
 う~ん。
 言いたいことはわかるが。
 難しいよな。
 殺人事件の報道とか見ると、他人殺したとか無差別とかは、もう、これは、駄目だなと思っちゃいますから。うん。加害者の家族がかわいそうっては一応思うんですよね。家族ったって、色んな家族がありますし、殺人の理由とか動機も色々身につまされるのがあったりする場合もありますし。被害者ももちろん可愛そうなのは云うまでもないですが。ただ、加害者の家族は、他人を殺してるって言うのは、もう、やっぱ、自殺が多いしなぁ。まだ、尊属殺人のほうが、救いがあると思うのは、他人を殺してないから。家族内だから――って、勝手に思っちゃってるんですが。どうなんだろう。今は、尊属殺人=死刑じゃないですしね。
 家族って、いろんな意味で凶器にもなるんだなって。
 家族のあり方なのか。
 社会の構造なのか。
 色々考えさせられる話ではありました。使い古されれるといわれたらそれまでですが。
 なにが言いたいのか、わからんな。われながらxx

 ま、そんな感じで。
大吉

本好きさんのためのバトンバトン

Q1 好きな作家さんは?
A1 若竹七海/加門七海/吉原理恵子/服部まゆみ/日明恩/近藤史恵/島田荘司/井上雅彦/マーサ・グライムズ/大デュマ/泉鏡花/赤絵瀑
Q2 最近読んだ本は?
A2 『京都宵』光文社刊、井上雅彦編集
Q3 好きなジャンルは?
A3 ホラー/ミステリ/ファンタジィ/伝奇/JUNE
Q4 一番好きな本は?
A4 『八月の交霊会』『蠱』『二重螺旋』『1888切り裂きジャック』『それでも警官は微笑む』『狼の寓話』『御手洗潔』『綺麗』『リチャード・ジュリー』『モンテ・クリスト伯』『夜叉が池』『舞え舞え断崖』
Q5 逆に読むのを挫折した本ってある?
A5 『グイン・サーガ』36巻まではがんばって追っかけてたのですが。挫折。
Q6 子供のころ好きだった本は?
A6 世界名作童話/世界の神話/少年少女世界名作全集/『ポイヤウンベ物語』/『銀の炎の国』/『木陰の家の小人たち』/『ゲラダヒヒの紋章』/A.ルパンシリーズ/『アーサー王宮廷のヤンキー』/『超能力者の島』
Q7 短編と長編どっちが好き?
A7 今は、短編です。
Q8 今までで読んだ1番長い本は?
A8 A.5と重なりますが。『グイン・サーガ』
Q9 これから読んでみたい本は?
A9 『プラスマイナスゼロ』by若竹七海
Q10 図書館を利用してますか?
A10 しません。
Q11 ネット購入派?書店購入派?
A11 両方。
Q12 ケータイ小説やラノベってどう思う?
A12 ケータイ小説は、読みません。ラノベは、好きですよ。
Q13 オチだけが納得いかない本ってない?
A13 特には。
Q14 装丁が好きな本ってありますか?
A14 ライアル・ワトソンの本。/『果てしない物語』
Q15 好きな書店はありますか?
A15 行きつけならありますが。やっぱり、そこが好きかな。
Q16 購入時にブックカバーしてもらいますか?
A16 最近はしてもらいません。
Q17 本がなくなったらどうする?
A17 暴れる。いえ、なくなって欲しくないです。
 昨日、『100年後』ってゾンビのDVDを見てから、『アザーズ』が見たくなったので、返却かねて借りてきました。

 『アザーズ』『オーメン666』『時計仕掛けの小児病棟』

 右2本はまだ見てませんが。あと、オーメン2は、絶対ジュネだと信じて止まない魚里ですが。

 ともあれ、アザーズ。
 二回目なんですがね。
 このお母さんは、はっきり言って、嫌いですvv
 どう見ても出来が悪いでしょう。
 うん。一回目見たときから厭だなぁこのかーさんと思ってましたが。
 それでも見たくなったのは、娘のアンと、キーパーソンのばあやさんが見たくなったんです。はい。
 最後のシーン。
 窓から見てたのは、家族全員だったのかぁ。
 アンだけが見てて、ヴィクターが見上げてるっていうイメージだけが頭にありまして、妙に好きだったんですが。あれ?
 カソリックのかーさんが、子供殺した挙句自殺して呪縛霊になるまでの話っていうと、身もふたもないですが。子供二人だけでも成仏させたらんかいと思っちゃ駄目なんでしょうね。きっと。でも、まぁ、子供二人も生きてたときに苦しんだ病気から解放されて、これから、幸せ――なんでしょう、ね。多分。そう思いたい。
小吉

洋画・俳優バトンバトン

Q1 好きな映画の製作が多い国は?
A1 アメリカが多いですね。
Q2 好きな俳優は?
A2 アンソニー・ホプキンス/ジャック・ニコルソン/キアヌ・リーブス/ヒュー・ジャックマン/ラルフ・ライアック
Q3 その理由は?
A3 幅広い演技力。
Q4 好きな監督は?
A4 意識したことないです。
Q5 その理由は?
A5 映画は、面白ければいいです。
Q6 好きな映画の題名は?
A6 『カンタヴィル城(家)の幽霊』『闇を見つめる瞳』『リーンカーネイション』『過去へ旅した女』『パンズラビリンス』
Q7 とても心に残る映画の題名は?
A7 後味の悪さで心に残ってるのが、『E.O.D~重爆物処理班~』です。
Q8 好きな映画のジャンルは?
A8 ホラー/ミステリ
Q9 苦手な映画のジャンルは?
A9 戦争もの
Q10 好きな(ラブ)コメディーは?
A10 プリティ~シリーズ
Q11 好きなラブストーリーは?
A11 あまり見ないので。
Q12 好きなサスペンス、ミステリーは?
A12 レクターシリーズ
Q13 好きなドラマは?
A13 『マクベス巡査』シリーズ/  『タガート』シリーズ
Q14 好きなアクションストーリーは?
A14 『コンスタンティン』『ルパン』――A.ルパンのほうね。孫も好きですけど♪
Q15 好きなミュージカル、ダンス映画は?
A15 『ヘアスプレー』『サウンドオブミュージック』
Q16 好きな戦争映画は?
A16 なし。
Q17 好きなホラー、流血映画は?
A17 館もの系
Q18 好きな法廷物映画は?
A18 見ませんね。  『目撃者』とか、女弁護士と少年が出てくるの――って、法廷物? ミステリよね。
Q19 劇場で映画を観る派? それともDVDレンタル待ち派?
A19 ケースバイケース。
Q20 劇場へは一人で行く派? それとも絶対誰かと一緒でないと行かない派?
A20 どっちでもオッケー。
Q21 劇場で1回以上観に行った映画は?
A21 なし。
Q22 その理由は?
A22 二回目はよほど気に入らないと無理ですし、そういうのは、DVD待ちになります。
Q23 どうしてもこの映画だけは耐えられなかった、または『金返せ!』と言いたくなった映画は?
A23 『ドリーム・キャッチャー』『フォーゴットン』
Q24 理由は?
A24 両方とも、あのオチはないでしょう。カタルシスを期待してるのに、みごとに潰された、もしくはj肩透かしにされた、不快感。
Q25 お疲れ様。 最後に一言。
A25 映画雑誌を買うほどのマニアじゃないですが、楽しませていただきました。ありがとうございます。

 ま、そんなこんなで、昨日今日で4本見ました。

 『ハムナプトラ3』『100年後』『スマイルコレクター』『白蛇伝』

 左から。

○ 物量作戦がキモだからか、3話目ともなると、やっぱ、見る側も驚きが少なくなりますよね。ジョナサンとかアレックスとか家族関係が今一良好じゃないのか。ま、まぁ、な。父親に息子が反発というのは王道ではありますが。母親も、なんか、こう、ね。思春期過ぎても難しい息子。手を焼く両親。でも結局ラストはハッピーエンドで。家族の再生(そこまで深刻じゃないが)がテーマのひとつか? 個人的には、あまり萌えシーンはなかったね。ま、こういうもんかって感じ。もう一組の家族のほうがしっかり邂逅しないのが、ちょっと不満ですね。ちなみに、伯父さん妙に可愛いです。いかん。やっぱ、へたれに視線が向くのだな。間抜けじゃなくって、へたれってところで、ポイント。外見が今一好みじゃないのが惜しいな。

○ 原題は、“zombies” はい。ゾンビ物です。でもって、舞台は、アメリカ。ペンシルバニアだかどっかの元炭鉱町。そこで、100年前、地主兼山主に炭鉱に生き埋めにされた移民の子供たちがゾンビになってニンゲンを襲うため、毎晩うろついているという設定。で、そこ出身の旦那さんを亡くした奥さんと二人の姉妹が越してくるんです。で、まぁ、事態が動き出すのかな。ゾンビ物にしては、話の筋立てとか、結構好きです。ちゃんと、復讐仕立てにもなってますしね。ラストは、一応、円満解決。よかったね。と。してるはずだ。魚里はそう解釈したんだよね。とまれ、ラストすっきりしないホラーはもう飽きたって人にはお勧め。

○ フランスのミステリ物。面白いですよ。うん。ちょっと、最初のほう冗漫かなぁと思ったりしましたが、そこも必要なとこですし。会社を首になった二人組の幼馴染の男が、180km/hで車を転がしてて、人を轢いちゃうんですね。で、その人が、200万ユーロなんつう大金を持ってたので、怯える助手席側の幼馴染を脅したりすかしたりして、死体遺棄して、お金を猫糞しちゃうんですね。猫糞されたお金は、身代金。犯人側は、最初の被害者を殺してしまって、次の被害者を。それと、奪われた身代金も取り戻そうとする。三つの謎が絡み合う事件の解決ですね。主人公のリューシーって女刑事さん、なんでそんなに上役に頼られてるんだとか、2,3疑問点があったのですが、それは、特典映像のプロモ見て解決。それ、しっかり本編で入れてくれないとわからんって。って、ぼけっとしてたときに流れてたのかもしれないんですが。少々不親切といえば不親切かな。リューシーと犯人の関係が、実は、今もって謎。書かれてたっけかなぁ。ところどころアレ? と思うとこもありますが。おおむね、楽しめます。結構鬼畜なのが、轢いて身代金猫糞したハンドル握ってたほうの男。もちろん、二人で仲間割れとかあるんですが。そこまでやるか。とかいろいろ。

○ 買ってから半年くらい経ってますが、やっと見ました。が、あれ? こんな内容だったっけ? 妙に記憶と違ってるんですよね。自分で色々脳内で変えてたのかなぁ。それとも、ラストまで見れたことがなかったのか。和尚さん、あんたが諸悪の根源やん! と、まぁ、突っ込みどころ満載で。昭和33年作のアニメですからねぇ。宮城真理子さんと森繁久弥さん、一人で何役してるんやら。ノスタルジィは満載ですが、ああ、今じゃこんな台詞使ったら笑われるよなぁとか思いつつ、それでもラストまで見れたので、よしvv


 いかん。
 まじで、何もする気が出ません。やっぱ、失業手当て認定前だしね。出たからといって、再就職先探さないとね。でも、ないのよ。近所のハローワークが、なんか、雇用のもちこみ率がワースト1とか2とかってとこみたいでね。かといって、遠いとこまで行きたくないしね。はぁ。――こんなんサイトのブログに書いてもなぁと思いつつ、溜め込むばっかじゃやっぱ、腐れそうなんで。吐き出させてね。ごめん。
 やばいですね。
 本を読もうという気力すらない。そのせいで文章が書けないのではないかと。
 なんか、萌えが、不足してるんでしょうね。
 で、かろうじてできるのが、DVDを見ること。それだけ。
 ま、ね。まだ、おうちもあるし、ましだと感謝しないといけないんでしょうが。やっぱ、渦中のニンゲンは、そこまで余裕はないのだろう。
 このDVD鑑賞は、所謂、逃避行動に他ならないんでしょう。わかっててもやめられん?!

 ごめんね~。
重症なBL好きさんへ質問①バトン

重症なBL好きさんへ質問①バトン

Q1 まずはあなたのBL歴をどうぞ♪
A1 人生の半分以上――うわ。
Q2 では、あなたの好きな言葉は? (クール攻め×誘い受けなど。)
A2 へたれ“受”け。 強気“受け”。男前“受け”。
Q3 あなたの好きなシチュエーションは?
A3 執着が過ぎて追いかけられる。挙句、逃げそびれて、絆されるもいいですね。あと、絆されず嫌がりつづけるが、どうやら、一押しらしいです。
Q4 ☆日常で、男子同士がじゃれあってると妄想しますか?
A4 場合によりますが、まぁ、なくはない――かな。
Q5 ☆これを見てるだけで萌えてくる!というものはありますか?
A5 濡れてる白いシャツとか。無防備に寝てるうなじとか、鎖骨。あとは、手の色んな表情ですかね。
Q6 あなたの持っている本の内、BL関連の本は何冊ありますか?何%ですか?(漫画含む)
A6 半分はないと思いますが。どうだろ。
Q7 それらの本の傾向はどんな感じですか?(強気受け・学園もの・メガネが多い)
A7 強気受けが多いかな。リーマン物とか、女の子っぽい受けは、少ないと思います。
Q8 ☆BLにはエロがないとだめだと思いますか?
A8 最近、どうでもよくなりつつありますが。商業誌はそれが売りなところがあるので、駄目でしょうvv
Q9 ☆あなたの携帯・PCのブックマークには見やすくフォルダわけされたBLサイトが入っていますか?
A9 あります。
Q10 ☆お気に入りのサイトはぶっちゃけBLサイトですか?
A10 はいな///
Q11 ☆正直、この人たち(もち男同士)は付き合っている!と思ったことがありますか?
A11 う~ん。リアルはどうでもいいと思ってるので、結構スルーかな。創作はたまに、ありますね。
Q12 双子・二重人格・人外・学生などなど好きな設定はありますか?
A12 苦手なほうのこだわりのほうが、きっちりしてます。誘い受け、女王さま受け、クール受け、女の子っぽい男の子受け。は、駄目です。
Q13 ☆マンガを読むときは必ずCP探しをしてしまいますか?最近ではどんなCPにはまりましたか?
A13 知らない間にこの二人CPだ~とするっと入ってくることがたまにありますが、特に探しはしません。最近は、特に無しです。
Q14 好きなCPの逆はありえない派ですか?何でもいけるクチですか?
A14 基本ありえませんが、まれに、相手固定で逆がある場合もあります。
Q15 ☆日常生活で「BL」から始まる言葉に異常に反応してしまいますか?
A15 それは、ないですね。好きなキャラの名前になら反応しますがvv
Q16 家族や友人には腐女子であることを暴露していますか?
A16 特に暴露する必要はないと。
Q17 ☆文房具等を脳内で擬人化してCPを考えられますか?
A17 無機物で考えたことはないです。
Q18 ☆本屋(ネットでも可)ではついBL本のそばにいってしまいますか?
A18 一度は必ず。本屋中回りますから。
Q19 ☆歌詞を見ていて、これはこのCPのことだなと思ったことがありますか?
A19 ありましたねぇそういえば。
Q20 では、☆のついてる質問に対しYESだった数をお答えください。8個以上の方は、ぜひ②も♪
A20 6~8。微妙なところがあるので。
Q21 お疲れ様でした。最後に、BLとはあなたにとってなんだと思いますか?
A21 生きがいとストレス解消法。
凶だったか大吉だったか
 『はじめニンゲンギャートルズ』のエンディングのテーマを歌いたい魚里です。
 うん。
 少々ウツ気味らしいです。
 ま、ブログ書く気力があるので、あくまで、気味ですけどね。

 最近の夢見がいいのか悪いのか、まるっと謎なんですけど。
 黒尽くめで、ツバ広帽の、夢幻魔実也(この字だったか?)氏――のほうね――が登場なさったり。
 君――じゃないところに、魚里の趣味が現われてる気がしますが。
 いや、まぁ、最初、微妙にコナンくんっぽかったのが、いつの間にやら、夢幻氏に摩り替わっていたのです。いや、どっちが好みだと訊ねられれば、もちろん、氏のほうですが。おかげで、他の登場人物も、高橋葉介氏タッチでありました。特に、妊婦さんが一人いたのですが~色っぽい妊婦さんで、三つ首がある赤ん坊を出産なさるという。うんだ後すぐに抱いて、こちら側に来るのですが。―――この夢をどう解けばいいのやらvv
 結構、意味ありげでなさげな夢のオンパレードなのですね。
 そんなわけで、少々ストレス溜まってるなぁと。
 で、まぁ、ウツらしいなと。
 それだけなのですけどね。
『王さまのお気に入り』3回目

 この章、恥ずかしくてですね、少しでも手を入れようと格闘してたんですが。
 負けました………。
 これ以上、手を入れられない。
 あくまで、ジュネです。
 すっ飛ばしてもよかったかもしれないのですが、ね。入れると入れないとじゃ違うかなぁと悩んだ挙句。





 アルジェント国王トラヴェリアスは、大国の王にしては珍しく、国王は王妃を持たず、妾をひとり持つぎりであった。

 トラヴェリアスは若いころに北の国の王女に恋をして、恋を成就させたのだ。妾の一人としてではなく、正妻として王女を迎えることが出来た。しかし、彼女はなかなか身ごもらず、世継ぎをとの家臣の進言も無碍には出来ず、公爵家の娘ソフィアを迎えた。王家の血筋を引くソフィアが生むであろう王子は、王妃の子として育てられることが前もって決まっていた。ソフィアが一年後にもうけたのは、しかし、姫だった。二人目、三人目と、どうしても王子を生むことはできなかった。

 そうして王は、王妃の勧めで彼女の侍女のひとりを妾として迎えることとなったのだ。

 エレナと言った侍女は、地方の小貴族の娘だった。彼女は、すぐに、身ごもった。しかし、生むことは、出来なかった。
 ソフィアとエレナふたりの間に、目に見えない緊張が生まれ、そうして、エレナの子供は、この世に生まれることなく終わったのだ。母親の命もはかないものとして、いくばくもせずに、エレナもまたこの世を去った。

 その直後だった。まるでエレナとその子の生まれ変わりででもあるかのように、王妃が身ごもり、待望の王子を産んだのだ。

 しかし。

 その直後の混乱と、国王の悲嘆は、アルジェントの暗黒と呼ばれるほどのものであった。

 そうして、今、先代の王妃が王子と共に行方知れずになって以来、王妃の座は、空白のままである。





 小身とはいえかりにも貴族の姫君が、公爵家のソフィアとその周りの者たちからどんな虐めを受けたのか。

 ひそやかに、侍女の間では噂が回っていた。

 王妃とはなれないまでも、未来の国王の母となるはずだった彼女は、その夢すらも奪ったであろう第一王子に対して、どんな感情を抱いているのか。誰も口にすることはなかったが、それでも、第一王子に恋人でも出来ようものなら、その恋人は、きっと、幸福を感じるよりも苦痛を感じることのほうが多いだろうこと、想像に難くなかった。







「わたしは、ただの、侍女です。それだって、分不相応で、わたしは最初、お城の門番の伯父のつてで、下働きをしていたんです」

 今にも泣き出しそうな少女の声に、

「侍女でも門番の姪でもかまわない。オ、私は、そなたの手を求めている」

 少女を見上げる少年の褐色のまなざしに、胸が痛んだ。

「わたしの手は、荒れています」

「オレ、私の母の手も荒れていた。働き者のそなたの手に、くちづけをさせてくれないだろうか」

 真摯なまなざしだった。

 王子の云う母とは、育ての母のことである。

 詳細はわからない。ただ、王妃は行き方知れずになってまもなく亡くなったということだけが、今となってはわかっていることだった。

 辺境の村長、セポー家の妻は、偶然、王妃の亡骸を見つけその腕に抱きしめられた王子を、そうと知ることなく拾いあげて育てたのだ。

 夫婦は、我が子と分け隔てせずに、王子を育てた。

 そのため、王子は、自分が四人兄弟の末っ子トマではなく、国王の第一王子オイジュスだとわかった後も、本来の場所に戻りたいとは思わなかった。

 王子にとって親とは村長夫妻であり、雲の上の神にも等しい国王は、まるっきりの異邦人でしかなかったのだ。

 多分、と、少女は、どこか遠いところで考える。

 今でも、王子さまは、ここがご自身のいるべき場所だとは、とうてい思えないのだろう。

 かわいそう。

 ふと、そう思った。

 王子のよく陽に焼けた小麦色の肌は、必要以上に肌を焼くことを好まない王宮では、異質だった。

 けれど、少女にとっては、馴染み深い肌の色だった。

 ただの町の少年のような王子を、たった今、少女は、まるで、籠に捕らわれた小さな生き物のように思った。

 それは、同情だったろう。

 雲の上の人に対して、不遜な感情でもあったろう。

 それでも。

 もしも。

 小鳥たちの求愛のさえずりが聞こえてくる。

 きららかに光を遊ばせる、泉の水面。

 やわらかく甘いそよ風に吹かれながら、身分の差を忘れて、ただの少年に戻った王子のなめらかな掌に、ただの少女の手が置かれようとしていた。

「ト……王子っ」

 大きな声が、その場の空気を揺り動かした。

 王子の手が止まる。

「兄き……ディル」

 ひょろりと丈の高い青年を、少女は知っている。王子の乳兄弟だった。

 王子を無事に育てたことで、国王は、貴族に列しようとした。しかし、セポー家の当主は、当然のことをしたまでと、辞退した。分不相応な褒賞は不幸の元だと。ならば――と、国王は、セポー家の三男を王子の乳兄弟として城に招くことにしたのだ。仲の良いセポーの家族は、ふたりと別れることを悲しんだが、三男と末っ子の出世を心から喜びもしたのだった。

 ディルと呼ばれた青年が、走ってくる。

「おま……王子。国王陛下が」

 ディルが全部を言い切る前に、

「オイジュス。何をしている」

 静かななかに深い威厳をたたえた声音が響いた。

 王子が、大きく震えた。

 大理石を鋭角に切り出したかの鋭い容貌だった。撫でつけた黒い髪が、その鋭さを、より際立たせている。

 ゆったりと足元まで覆う長い衣は国王のみがまとうことを許された禁色の黒。しっとりと艶やかな絹に、銀糸金糸で王国の紋章が縫い取りされている。

「国王陛下っ」

 少女があわてて腰を落とした礼をとる。

 王子が、壊れかけのからくり人形のように立ち上がった。

 しかし、王子が振り向く前に国王は歩み寄り、その両肩に背後から手を乗せた。

「何をしていた」

と、再度問い質す。

「な、んでもありません」

 王子の顔は、まるで自分の父親を恐れているかのように、蒼白だった。

 しかし、礼をとる少女に、王子の表情の見えようはずもない。

「そうか。ならば、私につきあってもらおう」

 そう云うと、王は、王子を従えた。

「仕事に戻りなさい」

 寂しそうに王子の後姿を見送る少女に、ディルとは別に王につき従っていた騎士が声をかけた。

 それに再び礼をとると、少女は転がるようにしてその場を去ったのだ。



 この後の自分の運命を、少女が知るはずもない。

 少女は、この日のうちに暇を取らされ、王城を後にしたのだった。



 それを王子が知ったのは、翌日のことである。

 王子は少女を探して城を出たが、結局見つけることが出来なかった。

 こうして、王子の初恋は、終わったのだった。



 こんな感じですね。
 しつこいようですが、ジュネです!

 話は変わりますが、今、9才の姪っ子が、『ときめきトゥナイト』とその後の話を読んでるそうで。
 久しぶりに、ランゼやら真壁くんやら懐かしい名前を聞きました。
 びっくりしたのが、ライバルだったようこちゃんが、学校の先生だそうで。お金持ちのお嬢様だったような気がするんですが。はて?
 懐かしいですねぇ。
 カークだったか、ダークだったか、真壁君そっくりの外人の兄ちゃんが結構お気に入りだったのですが。死んだんだよね、彼。当時、魚里の転ぶタイプの方たちというのは、俳優さんやら漫画のキャラやらの別なく、死亡の確率が高かったので、ああ、彼もかと、二次元三次元の別なくショックだったというxx

 『リトルミスサンシャイン』見ましたが。
 すっきりしないラストですよね。
 今一好みではなかったな。
 でも、勧められて見ようと思ってたのを見れて、すっきり。

 めちゃくちゃDVDを見まくってました。うん。

 『ナイトミュージアム』
 今更ですが、初見ですな。
 最初は、あまり食指が動かなかったのですが、以前白黒映画の『昇紘氏』―――『小公子』を見てから、靴屋のディック役の少年がじいちゃんになって出てると知って、見ました。ディック、ハンサムですvv アメリカの恋人と一世を風靡したアイドルですが、身長が伸び悩んで、後は、まぁ縁の下っぽい感じでしょうか。でも、マリリン・モンローという芸名をつけたのは、彼だそうですので、結構力はあるような。とまれ、じいちゃん警備員のうち一番ちっこいじいちゃんが、ディックの歳をとった姿だな。感慨深い。八十うん才。立派です。そっちに気を取られつつ、内容も、まぁ、楽しかったです。
 館長が食わせ者だろうと踏んでたのに、警備員三人組が食わせ者だったとは、とんだ伏兵ですvv

 『マナツの冒険』
 フランクフルトの一家族が主役のどうやら、『ジュマンジ』タイプの映画。
 マナツというニューギニアだかどっかだかの土着のゲーム盤に振り回されて、最後、ばらばらだった家族が癒されるという、いかにもありがちなストーリー。
 ジュマンジ――のが大掛かりではありますが、なんか、こっち、好きです。
 多分、ゲーム盤を送った、家族の奥さんの弟が、タイプだったからかもしれません。いい男でしたvv ちょい役ですがね。

 『プセの冒険~深紅の魔法靴~』
 フランス物。
 カトリーヌ・ド・ヌーヴが出てると思って借りました。
 あと、音楽担当が、ヒサイシジョウさんだそうです。
 ペローの『親指小僧』が元話です。で、結構忠実に映像化してます。内容知ってたら、ストーリー展開丸わかり。でも、まぁ、フランス物ですから、少々捻ってたりね。いろいろと違うところとかあります。お話を覚えてる方は、違うところ見つけたら面白いかな?
 惜しむらくは、主人公プセ役が魚里的に可愛いと思える子じゃなかったのが、惜しい。
 が、ヒロインの女の子が、めちゃ可愛いんですよっ。彼女見るだけでも、価値あるかも。いや、もう、ビスク・ドールのような――って、このこのためにある言葉だわって感動しちゃいました。

 『デスハウス~悪魔の館~』
 台湾映画。
 なんか、これ見て、台湾行ってみたくなった魚里って、変だよな。
 タイトルどおり、ホラーなんですが。
 映像が、一昔前のゴシック調なかんじです。
 よくあるパターン。
 外国から戻ってきた男が、遺産相続で古い家を継いで、恋人と住み始めるんだけど、そこでいろいろと怪奇現象が~~~ってやつね。
 首吊り屋敷~とかって結構センセーションな感じでCMありましたが、そうでもないです。
 怖がらせシーンは、さして怖くないです。
 淡々と見れますよ。
 ただね。
 この幽霊は、いったいなにが望みだったんだ~と、首を傾げました。
 ネタ晴らしになりますが。
 結局、まぁ、この男の母親が恨みを呑んで死んじゃったと。なのに、最後、この男のひと死ぬんですよね。でも、多分、恨みの連鎖は終わっていないのではないかと。
 終わってるのならいいんですが。
 恋人は、屋敷に住みつづけるみたいなラストになってましたからね。
 う~ん。こりも、主人公はある意味犬死だったのだろうか?

 『メモリー~殺戮のビジョン~』
 どうなんでしょうね、これ。
 ミステリーです。
 シリアルキラー物ではありますが、結構怖くないです。
 淡々と見れますよ。
 最後のオチも、いろいろとさりげない伏線があるので、やっぱりと。
 犯人は、う~ん。
 犯人の最後の辺の行動も、う~ん。
 面白いといえば、面白いとは思いますが、『ボーン・コレクター』好きな人はどう思うだろう。パターンですね。
大吉
 DVDです。

 四本レンタルして、二本見ました。
 『カンタベリー城と秘密の扉』と『ビーナス』『リトル・ミス・サンシャイン』『ルルの冒険』の四本。
 見たのは、前二本です。

○ これは、前にオスカー・ワイルド原作の『カンタベリーの謎』とか何とか言うのがもう一度みたいと書いてましたが、それの別バージョン。なんせ、イギリスの話をドイツがやってますから。全編ドイツ語。役者も多分、全員ドイツの人。
 ま、アリッサ・ミラノが主演でやってた話のほうが好みなのは云うまでもなく。
 こちらの主役は、十歳のポール少年。幽霊が特撮で某伽スパーを間延びさせて悪年寄せたような感じで。人間でやって欲しかったなぁ。
 内容もぜんぜん違いましたしね。

○ これは~以前に買おうかどうしようか悩んでたもの。買わんでよかったかも。いえ、内容は面白いんですけどね。
 少々年取りすぎたロリータをイメージしてしまった。
 ピーター・オトゥールがさすがな演技というか存在感でしょうか。今にもばったりいきそうな老人なのに、十代か二十代前半の女の子に恋してしまって振り回されるんですね。うん。
 女の子のまぁ、悪辣というか、考え無しというか。失恋中絶といろいろあって、結構自棄だったんでしょうが、田舎からロンドンに出てきて不良になるという王道の道を進むんですけどね。
 年寄りそこまで利用しますか。
 とか、じいちゃん~~~そこまで狂いますか――とか、少々物悲しさが漂います。
 ラストは、少々の救いがあったのでいいのですけどね。
 年寄りとか往年の俳優がお好きな方には、楽しめるのではないかとvv
 オトゥールさんの親友役、レスリーなにがしさんがけっこう、渋いかな。二人並ぶと小柄だが。
 でもって、二人、境界でワルツを踊るシーンはなんというか、迫ってきます。長年連れ添った親友だからこその、なんかこう、云うに云われぬ雰囲気で。きっと、彼は、少々ボケ来てるんだな。自分が云ったこと忘れてたりするから。
 彼もまた、女の子に惹かれてるらしいことを監督が言ってましたが、そうか? そんなシーン一個もなくて、結構身勝手な年寄りを演じてるなぁという感想だったのですがね。自分の思い通りの純朴で優しい女の子じゃなかったから、結構切れてる毎日ってあたり。う~ん。

 今回は、ホラーは一本もなし。といいつつ、カンタベリーは、ファンタジィだね一応vv
末吉
 えと、今回は『王さまのお気に入り』はおやすみです。
 ま、読んでくださってる方がいるのか、非常に謎なのですけどね。うん。
 読んでくださってる方がいらしたら、上の発言は、申し訳ありません。読んでくださると、もちろん、嬉しいんです。
 最近、コメントを承認必要にしちゃったんですねぇ。理由はまぁ、あれです。すみません。承認必要にしたら二日くらい放置してるのに気づいてあわてて削除~っていうのがなくなるなと。やれやれ。

 え~と、『王さまのお気に入り』一応オリジナルで書き始めてはいるのですが、キャラ自体は昇x浅で考えてたものだったりします。
 暴露しますと、魚里、中国の後宮ってやつはシステムがよくわからなくてですね(とはいえ、ヨーロッパやらイスラムやらわかってるってわけじゃなく)、しかも、中国風のネーミングにいつも悩むので、似非ヨーロッパにしちゃるとvv これなら結構、ロシア風な名前があろうとイギリス風な名前があろうとドイツ風があろうとフランス風があろうとスラブ風だろうとラテン風だろうと、まぁいいかなと――結構詰めの甘い極道な考えの下に、似非ヨーロッパに舞台を設定したわけですよ。要は異世界ですよね。うん。
 そこまで悩むなら現代にしたらええやんと思わないでもないですが。
 現代にしたら、あの冒頭が“絶対譲れない”シーンなのでどうかなぁと。
 あれが、頭の中で最初に沸いたシーンで、あれから妄想がわやわやとはびこったので、削れない。
 で、ですね。
 こりは、冒頭がああですからお気づきでしょうが。
 暗いです。
 救いはないです。
 うん。
 結構シリアスにダークに責めていこうかなと。
 最初のほうは、少女趣味なファンタジー風に。でも、やっぱり、報われない。
 で、冒頭に出てきた登場人物の邂逅シーンでただいま手間取り中です。
 主人公のバックグラウンドのささいなところで悩み中だったり。どっちでもええやんみたいなとこです。所詮、そこ書き込む気ないやろ、と、突っ込まれたらそれまでの箇所で引っかかってたり。

 なぜここまでグダグダ悩むかと言いますとですね、長編に挑戦! だからです。
 いつものテンポでざくざく切ってけばきっとここまで悩まないに違いないのですが。
 たまにある、長編書きたいよ病らしいのですねぇ。
 しかも、このところ一人称が多かったもので、長編の三人称というのが、どうも。今一しっくりこなくて手間取ってるのですね。
 リハビリも兼ねてるようですね、こりは。

 で、異世界ファンタジーに挑戦中だからか、『デルフィニア戦記』をだーっと二部だけ読み返してしまったのが、どうやらいけなかった。あれは、あくまで『戦記』ものですからね。
 魚里には、戦記を書く力量はないので。
 元々戦記でもない異世界ファンタジージュネだし。
 ああ。頭の中が、ぐるぐる。
 やっぱ、すぱすぱ枝葉末節きりまくりがよかったかも。

 悩みまくりで失礼しました。
中吉……三連続
 今日はかけなかったので、少々先行き怪しいのですが。
 あと、これ、今は女の子が中心みたいですが、あくまでジュネですので。念のため。



『王さまのお気に入り』2回目


「おまえ……そなたのことが、好きだ」

 白亜の白をのぞむ泉のほとりで、少年が少女に告げた。

「王子さま…………」

 軽くウェーブした黒髪の少女が、まぶしそうに、愛を告げた少年を見上げた。

 しっとりと艶めいて上品な衣をまとった少年が、少女を見下ろしている。

 少女はといえば、簡素な綿のドレスにエプロンという姿である。それは決して、少女の位が高くはないことを物語っていた。

「オレの………私のことが、嫌いか?」

 一歩後退さった少女に、王子と呼ばれた少年の褐色の瞳が翳る。

 少女が、必死に首を横に振った。

「なら、どうして?」

 王子が、すっとその場に膝まづいた。そのまま少女の簡素なドレスの裾を手に、くちづける。

「わたしは、ただの、侍女です」

 今にも泣き出しそうな少女の声に、

「そんなこと、かまわない。オレ……私は、お前………そなたの手を求めている」

 少女を見上げる少年の褐色のまなざしに、切なくなるような何かを感じて、少女の胸が、熱く脈打つ。それでも、うべなうことなどできようはずがなかった。

 彼は、王子なのだ。

 しかも、この国、大国との誉れ高いアルジェントの第一王子なのである。

 たとえ、彼が王位継承権から遠く離れた王子であったとしても、貴族ではない自分など妾としてすら、存在が許されないだろう。

 王子よりも二つ年上の少女である。夢見がちな年頃ではあったが、王子よりも長く王宮勤めをしている少女には、それが、よくわかっていた。

 つい先ごろようやっと王宮に帰還の叶った王子は、国王が傍から離そうとはしないほどの溺愛ぶりなのだ。

 そう。

 この王子は、生まれてすぐ、王妃であるその母親と共に何者かに攫われ、ほんの一ト月前まで生死すら不明だった。

 その間どこにいたかといえば、アルジェントの辺境と呼ばれる地域、隣国との国境付近の小さな村であったのだという。

 王子の母である王妃を愛していた王は、ふたりが消えてからの十三年という歳月、決してふたりを諦めず、探させつづけていたのだ。

 そうして、第二王子の誕生日に、第一王子が見つかったとの報が入った。
 
 残念なことに王妃はすでに身罷っていたが、王子は無事だった。

 自分がまさか王国の世継ぎとは夢にも思わず、ごく普通の少年として、暮らしていたのだという。

 年齢が近いからという理由で、王子の身の回りの世話係の一人へと、ある意味出世を果たした少女だったが、これ以上の出世など町場出身の少女には考えられなかった。

 たとえ、少女が王子をかわいらしいと思っていたとしても、ほんの少しだけ王子さまという雲の上の位にある少年に憧れじみた感情を抱いていたとしても、それが、王子さまからの思いもしない告白で恋心へと変わったとしても、絶対に、幸せになれはしないのだと少女には、わかっていたのだ。

中吉
 今書いてる話のさわりだけアップ。
 う~ん。
 最初から、オチばればれの構成なんですけどね。

 今のところ、タイトルは、『王さまのお気に入り』です。

 やわらかそうな毛足の絨毯の上にある丈の低いテーブルやそれと対になっているすわり心地のよさそうなソファ、鮮やかな色彩と構図も美しい綴れ織りのかかる壁際には細やかな細工の飾り棚が置かれ、暖炉の火も惜しむことの無い薪を抱いて踊っている。神話の絵が淡い色彩で描かれた天井からは、鏡と研磨されカットされた水晶とを使って蝋燭の炎を反射させる大振りなシャンデリアがぶら下がる。

 すべての家具調度は、ここに暮らす者に対する細やかな心配りから配置されているだろう。しかし。一見して居心地のよさそうなこの部屋の窓には、すべて、外側から鉄格子が嵌められている。

 庭に出るための窓にもまた、無残にも無骨な格子でその出入りを戒められているのだ。

 今は開いたままになっている両開きのドアにも、同じことがいえる。何者かが打ち破ったドアの取っ手には、大きな錠が壊されないままぶら下がっていた。

 そうして。

 すべての家具に、調度に、飛び散っている赤黒いもの。

 それは、室内のすべてから、調和を奪い去っていた。

 毛足の長い絨毯の上に横たわる少年は、すでに、こときれている。

 細かな刺繍の施された光沢のある布は、主の血を吸い、少年の病的なまでに痩せたからだに張りついていた。

 少年の顔からは、不思議と苦痛は見受けられなかった。

 たとえるなら、すべての罪をようやく肩から下ろすことができるのだという、ようやく与えられた救いに安堵するかのような表情をたたえていた。

 自分を殺したものに対する恨みもつらみもありはしないのだとばかりに、かすかに持ち上がった両の口角がほのかな笑みさえもかたちづくっていたのである。

 音をたてることもなく一振りの刃から落ちたものが、少年のからだの中に戻るかのように、不健康な白さの肌の上を伝う。

「あにうえっ」

 呆然と立ち尽くしていた若者が、ふらりとその場に頽れた。

「なぜ、あなたがっ」

 サラリ――と、若者の銀の髪が、少年の額にかかる。

 もはや息絶えた少年の骸を膝に抱え上げる若者の瞳から、涙があふれ出した。

 それは、いまだにほのかなあたたかさを保つ少年の頬を、いつまでも濡らしつづけた。
中吉
 犬が欲しい犬が欲しい犬が欲しい~~~!!! と、喚く毎日ですが。
 たまに妹んちのセッターを触ると癒されます。やんちゃボウズなんですが、人間大好きでもう、可愛い。遊んで欲しくてたまらないのねっ。
 はぁ。

 と、気分を換えて、セレクトしたカテゴリに従おう。

 『センターオブジアース』、『レッドアイ 幽霊列車』、『デッドホスピタル』の3本。
 ネタバレるですよ。多分。
 左端から順に。

○ 多分、ウェルズの地底探検の映像版。が、まるっきり面白くないのね。もうちょっとドキドキわくわくするかなぁと思ったんだけど。ウェルズって、『タイムマシン』やら色々映像化されてるけど、魚里的には、これも、駄目だったから。なんだろう、子供向け翻訳小説でももう少し細かくつめるだろうとか、思ったり。大味すぎなんね。要は。アンクルジョナサンと、甥っ子が呼ぶのが、鬱陶しかったり。味方のロシア人がまるっきり活躍しなかったり。せっかく出てきた地底人が、ただただ主人公たちを追っかけるだけだったり。いや、まぁ、ちょこちょこはありましたけど。たぶんヒールのつもりだろう、ヒロインの旦那さんが、どうもね。どっちつかずっつうか。魅力がない。やっぱ、悪役は、魅力的か、壊滅的かじゃないと駄目だな。キャラクターがこう、通り一遍かなとか思ったり。いつの間にかアンクルジョナサンとヒロインがくっついてるのがあれ? だしな。そりゃあまぁ、アンクルジョナサンが、ヒーロー役でしょうけどさ。引っ付くだろうと思ってはいましたが、個人的には、いつの間にというか。なんというか。ともあれ、あまりお勧めできません。
 結構昔、60~70年代かそれ以前のぎりぎりカラー映画って時代の北極探検やら南極探検やら色んな冒険物のほうが、面白かったよね。脚本も練ってたからなぁ。特撮が稚拙なあたり結構、がんばってたと思うんよね。

○ こりは、韓国映画のホラー。パッケージ裏面のストーリー紹介と少々重ならないような? 赤い目って、どこに出たんだ~~~?? 面白かったので、夢中で見てたんですけどね。韓国映画は~といえるほど見てませんけど、結構観客の感情を揺さぶるの上手だよね。
 15年前の列車事故と今の列車とのオーバーラップで幽霊が沢山出てきて今の乗客を道連れにしてやると企てるある種のパニック物か? ホラーなんですが、パニックって、当然か。
 誰が過去の幽霊で誰が今の生きてる人かなんてあたりが、錯綜してて、面白い。
 主犯の幽霊が、結構ハンサムさんで、魚里的には、うっふっふvv あの手の愛情は、ツボですがね。
 寡聞にして、列車幽霊物って、魚里あまり知らないので。そういや、小説でクライブ・バーカーの『ミッドナイト・ミート・トレイン』(こりは、エグいっすよ。うん。)っていうのを読んだのと、アニメの『怪し』の化け猫くらいかも。
 怖そうでエグそうなんだけど、さらっと見られます。
 ただねぇ、あのラスト近くとエピローグがどうも魚里的には矛盾して見えるので、減点。
 あれはないよ。
 うん。
 せっかく泣かしてくれたのに、あれで、カタルシスが一気に無くなった。
 監督に文句つけてもいい? それとも、脚本家かな?

○ ベタなタイトルからわかるとおり、こりも、ホラー。えと、ドイツの作品です。オリジナルのタイトルは“SOVIA”とヒロインの名前だったので、このタイトル見た途端、実は、魚里、覚悟しました。不条理物かもしれん――と。
 そうですね~、ブレアウィッチかなんかとやっぱ呪怨なんかの影響受けまくってるような。どうなんだろ? ラストは、呪怨的ですよね。多分。というか、魚里は、ラストがすっきりしないのは、全部このカテゴリに入れかねないですがvv
 魚里にとって、結構これまでドイツの映画はあたりが多かったので、残念な1本。もっとも、あの手のすっきりしないラストが好きな方には、たまらんかもしれんですが。


 話はまるっとかわっちゃいますが、まぜまぜ合成モンスターとかいうゲームがありまして、高遠くんとはじめちゃんと、昇紘さんと浅野クンで、やってみました。

 まぜまぜモンスター
高遠遙一と金田一一から生まれたモンスター
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も一個。
まぜまぜモンスター
籍昇紘と浅野郁也から生まれたモンスター
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 モンスターの説明文が結構ツボで、わらいました。
中吉
 少しずつ書き始めました。
 前に頭の中で転がしてた話なのですが、どうも取っ付きが悪くて、どこから切り出すかとかで悩んで書いては止め書いては止めを繰り返していたものです。
 とっつきが悪い理由は、攻めがね~~。
 ネタになるので触れられないのですが。
 どうにもこうにも、いつもどおり、受けが受難というか、不幸というか。
 で、ラスト一個前くらいのシーンから書き始めたのですが。
 致命的なのは、魚里が、エピソードを広げられないというか展開できないということが上げられるのではないか―――と、頭を抱えたりしております。
 この話はこういう筋だから、ここあたりでこんなエピソードを盛り込んでこういう展開に開いて、というのが、どうにもこうにも。
 それとなくこの二人はこういう関係なの―――という流れを読者にわかってもらいたいんだけど。魚里が書くと、ダイレクトな単語を出すしかないんですね。
 そこが、悲しい。
 くそっ!
 精進せねば。
 わかってはいるのですが。
 なかなか難しいぞ。
 よいしょっ!
大吉
 最近、頭がすっきりしないです。
 微妙に、頭痛気味。
 正月中そんな感じだったんですがね。
 いかんなと思いつつ、薬に縋る魚里でした。はぁ。
 気をつけるようになってから一番最初に変換されるのが“想”←この漢字ってxx これは、互いに想いあってるという意味でしか使わないようにしたんですがねぇ。どうも、辞書の変換機能って、魚里的には今一使い勝手が悪いのは、なぜ? なぞです。
 互いに想いあうって、魚里の書く話しには縁遠い漢字なので、それで、使わないように気をつけだした途端これって。いつもながら、どうにもこうにも。
小吉
 『天使といた夏休み』、『パンズラビリンス』『ぼくのピアノコンチェルト』
 昨日今日かけて、この三本。

 『天使といた夏休み』ネタバレありです。
 それは、いかんでしょう~みたいなvv
 いや、伏線らしき伏線が一箇所あるんですが。
 でも、すっごく普通に、少年の日常が淡々と続いてゆく中に、それは、めちゃくちゃ違和感が。
 内容は、難病の少年の成長ですね。
 ラスト、サイモンが助かったことを希望しますが。あ、サイモンは、脇役の少年で、主役と同じ病気にかかってます。白血病ね。
 デビッド・ボウィがやるからミスター・ライスの存在は、ありなんでしょうが。あれを、ブルース・ウィリスやらロビン・ウィリアムズやらがやったら、多分、ただの説教臭い話になりそうな気がする。
 すっごく意味ありげに出てくる葬儀屋か墓守のじいちゃん。存在感は凄い。が、ただの脅かし役ね。でも、深く考えると、ミスター・ライスの仲間かもしれないなぁ。
 彼が本当に亡くなってるかどうか、それは、なぞvv いや、魚里的にはなんですけどね。
 一時的に寝たくなっただけというのもありなきがしますけど。長い人生に飽きてもういいと思った可能性も、大ですかね。
 これが、ロマンスならもう少し嵌れたかもしれませんが、少年物だからなぁ微妙ですvv
 わざわざ埋葬される自分の棺の中に、友人に頼んで鍵を入れてもらって、それを主人公に探させるっていうの――――に疑問を持っちゃ駄目ですね。はなしそのものが成り立たなくなるからvv
 も少し、穏当なところに隠して探させるほうがいいと思うんだが。でも、やっぱり。
 墓暴きは、法に抵触しないか?

 後二本は、見返したくなって見たので、特には感想はなし。
魔法にかけられて & スパイダーウィック

今日の占いは、清春くん。


『魔法にかけられて』ネタバレあり。
 見たかったシーンは可愛かったですが、Gショックが少々xx ううう。ジゼル、主人公、ヒロインよ、あれを、指に乗せますか。退いたぞ。マジ。あれがたくさん泳いで掃除したバスタブには、入りたくない。
 まぁ、さすがDe図にーというか。ラストのハッピーエンドは間違いなく。
 ただ~う~ん。
 ま、細かいことはいいか。
 主人公は間違いなくハッピーエンドわかってるので、エドワード王子とナンシーが気になって気になって、可愛そうでしたね。ま、彼らもハッピーエンドだったのでいいですが。彼らのキスシーン、ちょっと萌えました。やっぱ、王子様はへたれ設定のようで、○。当て馬二人組みが、魚里的にはツボでした♪

『スパイダーウィックの謎』ネタバレあり。
 主人公家族のいろいろな事情が、魚里的にしんどかった。
 てんぱってるお母さんがねぇ。生活かかってるので必死なのはわかるが。後、長女の性格がきついなぁ。双子もなんかこう、今一魅力が無くてさ。あまり夢中にはなりませんでした。
 諸悪の根源のアーサー大大叔父さん。と、その娘のほうが、ドラマティックで、好み。彼らくらい妖精に翻弄されたら、あのラストは、ご褒美だよね。特に、娘さん。アーサーは、自業自得だけどね~。
 最後十五分ほど早送りでした。
明けましておめでとうございます。
 旧年中は、拙サイトにお越しいただいて、ありがとうございます。
 更新が滞りがちな、駄目サイトですが、今年もよろしくお願いいたします。
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 今日の占いは、凶。

 『ビタミンエックスエボリューション』残り二人どうにかプレイ。夜中の二時までかかりましたxx 何やってんでしょうね~。でもって、必死こいてプレイしたのに、ノーマルストーリー。ありゃ。ま、まぁ、いいんだ。これで全員プレイできたので。後は、パーフェクトストーリーにチャレンジなんですか。うぁ………。目が疲れた。

 目が疲れたと言いつつ、DVDを2本片付けました。

 このごろ不完全燃焼なホラーを2本立てで。あまり怖すぎるのも駄目なのが敗因かな?

 韓国版『アパートメント』
 日本の女優さんが出演してました。が、あの役は、最初の脅かしと、主人公の心に多大なダメージを植えつけるためだけの役どころだったんね。後まで出るかと思いきや、ちょっち肩透かし。
 でもって、エンディングの音楽が、日本語なんだ~。びっくり。で、特典映像を見たらば、ガジェットとかガゼットとかいうビジュアル系のバンドの『千鶴』って曲なんだそうだ。ロック系の歌は、魚里日本語だろうと外国語だろうと下にテロップ流れない限りあまり歌詞が聞き取れないので、あまり関係ないといえば関係ないんですが。あれ? っと違和感というか韓国語っぽくないなぁと耳を澄ましたら日本語だったとvv
 さて、内容は、ネタバレごめんね~。多分。
 韓国じゃアパートというのは日本のマンションに相当するそうです。と、あらかじめ仕入れていないとなんでこのタイトルと、首を傾げたかもしれません。
 ともあれ、最初ののりは、少々『裏窓』ちっくに。
 ところが、段々、ホラーテイストで。
 進んでゆくにしたがって、『仄暗い水の底から』っぽくなってって。
 ラストは、『呪怨』のノリですな。
 そんな感じかな。
 霊になっちゃう女性が、かわいそう過ぎて、少し泣けました。
 ああ、この人、生きてるひとじゃないなと言うのは、途中でわかります。計算の上か?
 が、だ。
 『仄暗い水の底から』っぽく、追い詰められた主人公が霊を受け止めようと手を差し出したのに、差し出したのに、多分、犬死なんですよっ!
 結構、仲良くしてもらってたのに、彼女の覚悟だけでは、癒されなかったのか。
 彼女を虐待した人たちは、多分、全滅したというのに、呪いだけ、アパートに残ってしまったのか。
 だとすると、このアパートは、以後『凶宅』となるんですね。
 せめて、呪いは残ったとしても、彼女は、浄化されたと思いたいんですけどね。無理かxx

 アメリカ版(多分)『アパートメント』
 こちらのアパートメントは、以前アパートだった建物を大学の寮として現在は使ってますというバックグラウンドで。
 夏休みで寮生が全員帰省。
 残ってるのは、守衛のおじさんと、5人の寮生だけ。
 女性が三人、男が二人ね。
 女性のうちの一人が自分の部屋には幽霊の女の子がいると常々言ってたのですが。誰も信じてないの。ところが、グラントというパソコンオタクのお兄ちゃんは、回りと交流はしてなかったものの、霊の存在を感じてて、録画してたりするのね。それを知った主人公は、なんで女の子の霊がここに残ってるのか知りたくて、仲間で降霊会をするんだけど、もう一人、五人の女の子を殺して死刑になった男の霊を呼び出してしまう。
 パニックになる寮生たち。
 巻き込まれる守衛のおじさん。
 彼らの運命は。
 って、感じですね。
 名前を覚えてるだけあって、実は、グラントくん、結構好みなタイプなんですが。
 肉体派じゃないっていうのがね~ツボか? あと、やっぱ、髪がさらさらっぽくて、前髪が時々目にかかるのが………ああxx も一人、ラテン系の寮生の男の子、髭面だが、結構甘いマスクかな~な、色男タイプでしたが。肉体派なんだよな。でも、ちょっとお腹がぽにょvv 彼女と二人して、お色気担当だな。
 途中、グラントくんは、へたれぶりを発揮して、株を落としますが。
 後で、男を上げたが、それが、彼の最期でもあったのだxx か、かわいそうに。
 どう考えても、低予算なB級ホラー。
 明かりを消すと見える幽霊。でもって、人間は幽霊をぶったたくは、幽霊を感電さすわ。幽霊も人間相手に、暴力振るうしな。力技勝負のホラーってどうよ?
 解決策も、ラテン系クンのCマイナス評価を貰ったレポートからってあたりが凄いし。
 ラテン系クンのペットだったオウムはその後どうなったんだって言うあたりも気になるしな。
 う~ん。
 微妙といえば、微妙なんだけどね~。
 魚里が求める怖さじゃないのだな。

 2本を見て思ったこと。最近の幽霊の描写は、コマ送りっぽい感じが流行りなんでしょうかね。カクカクカク―とした動きが、う~ん。なんか………。
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