2007-10-29(Mon)
といいますか。
ロイさんハボさん、アイさんが出張っておりました。
ロイさんが、左遷されて、どっかへ飛ばされる日、ハボさんが現われて、俺を呼ばずにどこいくつもりっすかってな感じで。他の部下もずらりと並んで、敬礼。それに感激しながら、ロイさん、アイさんに、プロポーズって。で、ま、結婚式。したら、いきなり、ロイさん、死亡で、埋葬。
場面転換、ハボさんの実家。かわいらしい雑貨屋さん。ピーターラビットのベビーベッドなんか置いてある、明るい感じの雑貨屋さんでした。そこに、赤いリボンの女の子が。どうやら、ハボさん目当てらしく、リップクリームかなにかを買って帰ったような。赤いくつだったかもしれない。
そんなこんなで再び場面転換。
いきなり、不穏な世界情勢。
世界は、吸血鬼に侵略されておりました。しかも、耽美な吸血鬼ではなく、昆虫が人の皮をかぶってるという吸血鬼。そんなんいやじゃ~と喚いたって、夢。夢はなかなか醒めてくれません。
で、埋葬されたはずのロイさん。
吸血鬼になったらしく、昆虫の本体に元の皮をかぶって、友人の元を訪れます。
が、友人も、吸血鬼。
あわてて人の皮をかぶる友人夫妻。
まだ人の心の残ってるロイさんに襲い掛かるも、彼も吸血鬼。友人として、口を合わせて、挨拶するのでした。――が、ロイさん、嫌がってるvv
さてさて再び場面転換。
どうやらハボさんは吸血鬼になっていないらしく。
商店街を歩いていると、でかい吸血鬼がのっしのっしとやってくる。避ける。このままじゃ襲われると焦るのだが、どこに隠れるべきなんだか。そうこう迷っていると、十人くらいの幼稚園児に囲まれた。子供たちも、人の皮をかぶってるものの、吸血鬼らしい。らしいが、見た目は子供。撃ち殺すわけにも、倒すわけにもゆかず、ぐるぐる悩むハボさんなのでした。
ってところで、目が覚めたのでした。
なんつー夢やねん。あいかわらず。
スポンサーサイト
2007-10-28(Sun)
「悪魔~」3を書きたかったのに、突然頭に湧いたのが、「業」のリメイク。かといって、これも書けたわけではなく………。
ダメダメですね。
あれもこれも書きたくて、結局玉砕というのが、このところの魚里のパターン。はぁ。
まぁ、土日、台風が近かったせいで、みょうに頭が痛かったというのを言い訳にしておこうxx
そんなこんなで、やっとこ「モノノ怪」を見ました。はい。座敷童子の巻ですね。
なんであんなに色っぽいんでしょうか。
全体的に、色っぽい。
薬売りさんはもとより、登場人物が生々しくって、それで、色っぽいって思うのも、なんか………いや、薬売りさん以外、はっきりいって、美形はいないんですが、それでも色っぽいと思ってしまうのは、場の力なんでしょうか。
結局、あのちりちり頭の番頭さんは、助からなかったんでしょうか。さて、あのラストからは、そう思うしかないんですが。疑問。いや、別に、彼が気に入ったとかじゃなくってね。
ともあれ、彼女にとってはハッピーエンドだったということで。きっとやや子は、彼らが助けてくれたんだろうと、魚里勝手に思っております。ありがちか?
でもって、突然、『地獄少女 二籠』とかいうのの1,2を、ついでに見てしまった。話はまぁ、なかよしだよな~って侮りがありまして。一話完結だから、オチは丸わかりだし。とかって、高飛車な態度で見てましたが(なら見るなってつつかれそうだvv)いや、和風な絵柄がねぇ、きれいでしょ。――個人的に、この絵柄で、萌え系のコメディかと考えてた魚里って、少々、変ですが。いやほらよくあるじゃないですか、死にかけた少年が、この世とあの世の境目で地獄少女と出会っちゃって気に入られて、彼女は彼を追っかけて転校生になって、あまつさえ隣の家に越してきて~~~って、そんな内容かなって、思ったんですってvv けど、違いましたね。はい。結構ディープな話がメインで。でも、魚里的には今一物足りない。も少し深みが欲しかったし。二話目では、やっぱ、行方不明の妹の死体は最後見つかるべきでしょうなどと、創作的ご都合主義を支持したくなる有様で。でも、一期も気になって検索かけたあたり、少し、嵌ってるのかな。レンタルショップで、一期、見かけなかったしな。
2007-10-24(Wed)
コミックスを見つけました。
“BLOODY MONDAY” とりあえず、既刊で二巻まで。作者はよく覚えておりませんがxx 講談社のマガジンコミックスです。結構有名? よく知らないんですがね。とりあえずって感じで手に取った漫画だったもので。お話は、天才ハッカー少年とその仲間たちと、世界的テロリストの頭脳バトル――――ってとこだと思うんですが。
テロリストのトップの“K”が、どうしても、主人公の親友に思えて仕方がない。
そんなことはないと思いたいんですが~~~~ないとも言い切れないもんね。少年物では、隠れた最大の敵は親友というパターン、結構王道っぽいですし。
隠れてないけど、ほら、天空戦記シュラトってーのも、結構そのパターンっぽいですし。いや、ガイは、表出張ってますがxx ここのところ、不思議とそのオープニングやらエンディングの歌が頭の中でぐるぐるしてるなと思ってたら、よく似た話のパターンを無意識のうちに探してたんだな。
他は、ほら、銀狼怪奇ファイルとか。とか。って、最後まで見てないのですが。多分そうだったとvv これも最後まで見てませんが、サイコメトラーエイジ――も、もしかして~~と、思った記憶がvv エイジの親友役が、イノッチだったのだけ、記憶にあるんですけどねvv なんか、彼が大化けしそうと思ったんですが、さて、どうだったのだか。
いや、土曜日の九時からは、これらが放映されてた頃は、土曜ワイド劇場が我が家の定番だったので、めったに見れなかったのですねぇ。かといって、ビデオにとるほどまめじゃない魚里立ったりするのでxx ま、そんなに興味なかったっていうのが、ほんとのとこかも。金田一少年のドラマ版の後番かなにかで、つらーと、見てただけというか。うん。多分ね。
2007-10-23(Tue)
方言なんでしょうかね。
「隣のヤオイちゃん」なんてコミックスありますが、まるっと無関係で、おそらくはこっち方の言葉で、やわらかい――のことだったりするんですが。全国的に通じると思ってたのですけど、どうも、微妙かもしれないので。
「これ、やおい」とかって使いますが。
変化形で、「やおー」とか。
あとは、「やらかい」っていうのもありますが。変化形だと、「やらかー」となりますね。ともかく、語尾の「い」がなくなります。
いつものごとく、若いお友達には通じなかった単語であります。
2007-10-21(Sun)
ともあれ、まだ終わらないので、途中経過をアップ。――サイト更新できてないから、しかたないよね。今月ヤバxx
で、以降どうなるか、丸わかりという引きで。
でも、やっぱり、時間系列ばらばらに書いてるので、サイトにアップするときは、時間系列ごとになるべく無理ないように並べるほうがいいのだろうか。魚里的には、このモザイクっぽい展開は嫌いじゃないんですがね。まぁ、下手だから、読む人が苦労しちゃうという難点はありますが。う~ん。どうでしょうか?
ではでは、少しでも楽しんでいただけますように。
飽きない。
どの表情も、どんな行動も。
その一つ一つが、ユージーンを魅せないことはなかった。
できるだけ早く、彼をこの腕に抱きとめたいと、そう思った。
木漏れ日の中で出合った若者を思い出して、ひとりでにラウルの頬が赤く染まった。
見たこともないような、立派な衣装をまとった、一目で上流階級に属するとわかる、若者だった。
信じられないほどの美貌に、やわらかな微笑をたたえて、金色の眸が、ラウルを見た。
刹那。
心臓が、ひときわ大きく弾んだのだ。
一目ぼれ――――だった。
はじめて会ったばかりの、名前すら知らない、男であるというのに。
同性の。
なのに、生まれてはじめて、家族以外の誰かを、好きだと、心が切なく、竦みあがった。
動くことすらできなくて。
ただ、ラウルは、その漆黒の髪を、金色の眸を、見つめていた。
「ラウル」
いつの間にかすぐ目の前に、そのひとは立っていた。
白い、まるで象牙細工のような手が、やさしく、ラウルの頬に触れた。
「オレの名前………」
震えがはしる。
莞爾とばかりに微笑むその白皙に、目を奪われて、それでも、恥ずかしさに、顔を背ける。
「なんだって知っていますよ」
耳元にささやかれる蠱惑を含んだ甘い吐息に振り返れば、
「僕の名は、ユージーンというのですよ」
金の眸が、ラウルの目を覗きこんだ。
「呼んでください」
あなたの声で。
ラウル?
乞われるようなひびきに、こわばりついた喉を震わせた。
「ゆーじーん」
と――――――――――。
その瞬間、襲いかかってきた戦慄。
まるで、雷にうたかれたかのような、衝撃。
目の前の美貌の主との間に築かれたなにかを、ラウルは強く感じた。
うっとりと、目を細めて笑うユージーンが、耳の付け根に、くちびるを押し当てた。
かすかな痛み。
痛みから広がる、じわじわとした心地よさに、ラウルは、全身から力が抜けてゆくのを感じていた。
「これは、約束の証。君と僕の………次に合うときまで、僕のことを忘れないで」
そう言って、ユージーンは、どこへともなく去っていったのだ。
名前しか知らない彼を思い出すと、同時に、全身があのときの陶酔を思い出す。
甘く切ない、痛み。
これまで知らなかった、不思議な感情に、ラウルは、ただ、捕らわれていた。
繋がった。
ラウルが自分の名を読んだ刹那、どれほどの陶酔に襲われたか、知るものがいるのだろうか。
倦怠を忘れて、ただ、至福を感じていたあのひととき。
――――彼がいるから、この冬を乗り切らなければならない。
そんな欲が生まれていた。
兄も姉も、この感情を、持ちえなかったのか。
冬を越えれば、彼をこの手に抱こう―――と、心の奥底から欲しいと願うものがなかったのか。
これが、恋。
でなければ、執着。
彼を、自分以外の誰にも奪われないように、必ず、自分は、冬の果てに、目覚めよう。
どれだけ、あのまま異界へと、彼を奪い去りたかったことか。
それをしなかった理由は、ただひとつ。
魔王の純血の子がユージーンだけであるのと同じく、混血の子もまた、ラウルだけだったからだ。
冬の間、ラウルを守ることは、ユージーンであれ、困難なことでしかなく。
しかし、王の血を欲しがるあまたの異形たちからラウルを守れるものもまた、彼以外にはない。
人界にあれば、異形からは、守られる。
今の時代、人界へと足を運ぶのは、よほどのツワモノだけである。
自分以外には、王しかいない。
王が、ラウルを害するわけもなく。
だからこそ、安全な地であるはずだったのだ。
ユージーンは、ゆるゆると、瞼を閉じる。
目覚めの果ての幸福を疑いもせずに。
ラウルの笑顔を思い描きながら。
いやだいやだいやだ。
首を振り、後ずさる。
目の前に立つのは、大きな男。
白い僧服を身にまとい、胸元に金の十字架をぶら下げて。
厳しい労働を知らない、ふにゃりとやわらかな手が、ラウルに向かって伸ばされる。
壁に背中がぶつかった。
二の腕を掴まれて、ラウルの全身が、大きく慄く。
顎を捉えられ、掌の感触に、首を竦めた。
背中があわ立つ。
「家族を助けてくれるなら、と、約束しただろう。そうして、私は、約束を果たした」
ん? と、顔を覗きこまれ、ラウルの動きが、止まった。
僧侶のことばが半ば真実であれ、残りが嘘であることを、ラウルは知らない。一度、ラウルの目の前で解放した彼の家族を、もう一度捕らえて、地下に繋げと命じたのは、彼自身だったのだ。
教会前の広場でいつものように出し物をしていた。
ただそれだけだったのに。
突然教会の扉が開いたと思えば、修道士たちに取り囲まれていた。
逃げる間も何も、ありはしなかった。
なにが起きたのかもわからないままで、ラウルたちは、教会へと連れ込まれたのだ。
石の床が冷たい。もうじき冬支度が必要だった。
怯えた妹が泣いていた。
青ざめた、母親と、ラウラ。
ジーンが、ラウルの手を握った。
やがて現われたのは、この教会の責任者というにはやけに若い男だった。男は、しずかに、ラウルたちを見渡した。その視線がラウルを見て、にやりと細くなる。そうして、ラウルだけが、家族から引き離されたのだ。
三十過ぎぐらいなのか。のっぺりとした白い顔が、いやらしい欲望に歪んでいる。
目を硬く閉じたのを承諾ととった僧服の男が、ラウルの髪を掻きあげた。
鳥肌が立つ。
くちびるを耳元に寄せられ、ラウルの眉間の皺が、より深いものになった。
いやだっ!
食いしばったくちびるから、赤い血が、糸を引く。
目頭から、悔し涙が、にじみこぼれる。
「可愛がってやろうというのだ。なにを泣くことがある」
丈の短い上着の裾から、掌が、もぐりこんでくる。
ピッとやけに甲高い音をたてて、シャツが、引き裂かれた。
ぞわぞわと、ただ、肌があわ立つだけの感触に、ラウルの脳裏に、金の眸が、過ぎった。
「ユッ」
名を呼ぼうとしたその時、
ガツンッと、全身を襲ったのは、これまでとはまったく別の、痛みだった。壁に突き飛ばされ、床に蹲る。
「おまえっ」
男の声が、硬くこわばりついている。
見上げようと、かすむ目を凝らすが、白くかすむ視界に、ぼんやりとしか見えなかった。
「まじょかっ」
僧服の男の悲鳴めいた声を最後に、ラウルの意識は、失われた。
ラウルはただ、悲鳴を上げていた。
半ば狂った頭でわかるのは、ただ、痛みだけ。
幾多の炎が、自分をじりじりと焙る。
空気が熱を帯び、喉を焼く。
咳こむたびに、喉の奥が痛い。血が、にじむ。
全身が、痛い。
拷問の傷が、間断なく、全身をさいなむ。
どうして。
どうして。
誰か、誰か、誰か。
誰かを、求めていた。
救いを求めていた。
誰に求めるのか。
繰り返し、繰り返し、ただ、誰かを求め続ける。
誰か。
助けて。
誰か。
痛い。
苦しい。
熱い。
誰か―――――――
群集の興奮が炎が呼んだのか、空が、曇る。風が、吹く。
ひときわ強い風に煽られ、大きな炎が、ラウルの目の前に、立ち現われた。
金の炎は、ラウルを飲み込もうと、鎌首をもたげる。
その金の炎が、ラウルの半ば狂った記憶を刺激した。
「ああああああ……………」
言葉を奪われた喉が、大きな悲鳴をほとばしらせた。
言葉にならない声が、ひとつの名前を、縋りつくように、呼ばわった。
群集には悲鳴としか聞こえない声を、しかし、誰が、名前とわかるというのだろう。
ごぽり――と、厭な音がかすかにして、ラウルの喉から、赤黒い血が吹き出した。
もうあと少しで、足を焙る炎が、ラウルをじかに飲み込むだろう。
群集の狂乱はすさまじく、さながら、魔女のサバトの態だった。
風が強くなる。
空が、黒々と塗りつぶされようとしていた。
ごろごろと、遠雷すらもが耳に届きはじめたが、誰一人、気にかけるものはいなかった。
「あああああ……………」
巨大な炎が、薪を崩して吹き上がった。
炎がラウルを飲み込むその刹那、金の矢が天空から下された。
耳を聾する雷鳴とともに、教会の鐘衝き塔が、金の矢に突き崩された。
悲鳴を上げ顔を背けた群衆は、やがて、頬に大粒の雨を感じて、目を開けた。
そうして、見たのだ。
降り出す雨が分厚い帳と化す前に、長い黒髪を束ねた白い顔の男が、燃え盛る炎をものともせず、火刑に近づいてゆくのを。
禍々しい炎が、まるで恥らう乙女のように、男に道を開けるのを。
ラウル―――――
切ないまでのささやきを、その場にいるものは皆、耳にした。
そうして。
いったい誰が、君にこんなひどいことを。
その痛切なまでの苦痛の奥底に、加害者に対する滴らんばかりの憎悪を感じ、後ずさろうとして、誰一人かなわないことを知った。その場から逃れることができないことを知り、蒼白になりもがくものの、指一本、動かすことはできなかった。
痛いほどの雨に打たれながら、ラウルはもっと苦しかったですよ―――と、不思議と穏やかにすら聞こえる声に、背中を震わせた。
突然、雨が、やんだ。
たぎる憎悪をまなざしにたたえて、男が、振り向いた。瞬間、彼らは、自分たちを縛めているものから解放されたのを、感じていた。
誰もが濡れねずみであるというのに、男と、腕に抱かれた少年だけが、髪の毛ひと房、濡れてはいない。
その不思議に打たれるより先に、
「悪魔めっ」
叫んだのは、僧侶だった。
ぬかるみに尻を落としながらも、胸の金のクルスを掲げる。
僧侶の声に叱咤されたのか、這いずるように、修道士たちが、立ち上がる。
聞こえはじめた聖句に、
「くっ………」
喉の奥で抑えたような声。
効ありと、聖句を唱える声が、よりいっそう大きくなった。
しかし、やがて、それは、ほとばしるような笑い声に、掻き消された。
ひときわ大きな雷鳴が鳴り響く。
一瞬後に、重々しい錬鉄の扉が、引き開けられた。
まろぶようにして室内に走りこみ、あわてて威厳を正す。
「どうぞこれをお使いください」
差し出された布で全身を拭いながら、司教は室内を見渡した。
高い天井から釣り下がるのは、鏡板つきの反射式照明である。数十はあるだろう蝋燭が、鏡とクリスタルに反射してオレンジの炎を揺らめかせている。それでも薄暗い室内には、どこかの異国から持ち込んだのか、異教徒的な趣向のシルクの段通が壁一面を覆いつくし、左右対称に作られている二本の階段へと向かうものの目を楽しませていた。そうして階段を上りきった二階の正面壁には、等身大の肖像画がかけられ、屋肩の主らしい人物が、階下を見下ろしている。
なんと豪勢な。
暖炉には炎が燃え、司教は、その前にある椅子を勧められた。
「温かなスープでもお持ちいたしましょう」
恭しく頭を下げて、まだ歳若い青年が、階段脇の扉の奥へと消えていった。
「うまい。いったいなにを使っているのですかな」
ほどなくして供されたスープを味わいながら、からだがぬくもるのを、司教は感じていた。
「それは、料理人の秘密ですよ」
にこやかに笑う青年に、司教の悪い虫がぞろりと腹の奥でうごめく。
青年の手首を握りしめる。
「ダメですよ」
まんざらでもない反応に、司教がくちびるを舌で湿した。
腰を抱き寄せようと伸ばした手が、
「彼が雨宿りの客人か」
朗々と響く美声に、空で強張る。
あわてて立ち上がり、
「新たな教区へと向かう途中雨にやられまして。一夜の宿を供していただき、感謝いたします。神のみ恵みがあなたの上にありますように」
十字架を切る手が、途中で止まった。
揺らぐ灯火に照らし出された城主は、黒地に金糸のふんだんにあしらわれた衣服をまとい、まるで、王者然とした雰囲気で、階段の半ばに立っていた。
白皙の面には、紅を指したかと思えるほどに赤いくちびると、珍しい琥珀色の眸。それらを際立たせる、黒い髪。
どこぞの王族かもしれん。
これは、印象を悪くしては、ことだぞ。
「丁寧な挨拶。ありがたく受け取っておきましょう。ジュール。寝室を準備しなさい」
「はい。ご主人さま」
優雅に腰を折った青年が、今度は階段を上がってゆく。
青年の耳に、城主の赤いくちびるが寄せられ、なにごとかをささやいた。
通された部屋は、予想にたがわず豪奢なものだった。
炎の燃え盛る暖かい部屋の壁といわず床といわず、絨毯が張り巡らされ、天蓋つきの寝台の四隅には、帳が束ねられている。
やわらかなクッションが、彫刻の施されている長いすの上にいくつも据えられ、客が腰を下ろすのを待っていた。
司教は、その上に音を立てて腰を下ろすと、サイドの飾り棚から切子のデキャンタとグラスを取り上げ、なみなみと注いだ。
煽るように喉の奥に流し込む。瞬時にして全身をアルコールの熱が焙った。
疲れと酔いとに誘われるようにして、司教は僧服を脱ぐと、寝台にもぐりこんだ。
後は、司教の寝息と、暖炉に炎が踊る音だけが、静かな室内に響いていた。
白と金、それにやわらかな色調で飾られた室内に、城主はいた。
広々とした寝台に、ひとりの人物が眠っている。
「……………」
力なく寝具の上に投げ出されている手を握り、自分の額に当てる。
「もうじきだ」
2007-10-18(Thu)
いえね、時々引っかかるんですよね~。
う~む。ダイレクトに文字にするのははばかりがありすぎるのですが。
あのですね。『少年愛の美学』言うところの“A”ですな。多分。だいぶ前にぱらぱらめくった程度なので、確定はできないのですが。で、その“A”ですが。衆道文化盛んな時期とか、あの部分は、きつすぎるので、いわゆるお稚児さんは、広げるわけです。――――そう。ある程度ユルイのが、名器だそうで。となると――――と、ちょこっと引っかかるわけです。
もっとも、魚里、JUNEはファンタジーと認識して書いているので、まぁ、別物ということでもいいんですけどね。たま~に、引っかかる。うん。
そう、引っかかるといえば、ほら、その、作法とかvv 場所が場所だけに、きれいにしてないとやばいとか。
――――いや、まぁ、引っかかっちゃったのは、とあるお話を読んだからですけど。
まぁ、いいんですが。そこまで露悪的に書かんでもとか、ちょっと、こうvv ねぇ。
ま、ここまでぐちぐち言うのは、そのお話の攻めの男の人を魚里が魅力的と思えなかったからなんですけどね。う~ん。なんともはや。
漫画がねぇ、不発なんです。特に、BL漫画。
あ、このひと、BL書いてるんや。昔案外好きだったしなぁとかって、買ったら、絵柄が魚里的には下品に変わりすぎで、ダメxx 内容もなぁ。登場人物がホストなだけにSEXに禁忌がないのね。も少し捻るかと思ったんだが。はぁ。出てくるひと出て来る人みんながみんな男とくっつくっつーのも、魚里的には、ダメダメ――でしたxx
魚里好みのBL漫画は、最近ないのかぁ~~~xx
さてさて、愚痴ばっかもつまらないので気分を変えて。
ここのところ読んでて、面白かったBL小説は、『これって愛だろ』とか何とかってタイトルの小説。タイトルは、ちょっとあやふや。刑事物で、ドSな先輩たちにいろいろと迫られる、不幸なちょこっとMかもしれない後輩のコメディなんですが。
魚里のタイプは、直先輩の刑事さんじゃなくって、検死官のほうの先輩ですが、残念ながら、あまり直に後輩と絡む位置じゃないから、影が薄い。う~~~残念だ~~。ちょこっと、性格的には、高遠クンっぽいかな。外見は~~あの、服部あゆみさんのかかれるキャラ、左沢(あてらざわ)さん――あ、このひとも医者というか検死官だったかも。――っぽいですかねvv
2007-10-14(Sun)
ともあれ、最初に日記。
いえ、ね。最近言語中枢がやばい魚里です。書くほう書くほうと
もともと力入れてたせいなのか、単なる老化現象なのか、喋る方向がやばくなってきました。
漢字検定で遊んでる場合じゃない――かもしれん。
喋る場合に、ボキャブラリがめちゃくちゃ少なくなってる魚里です。
この間なんか、係――って言葉が思い出せなくて、冷や汗ものでした。――――――やばすぎです。滑るどころか、思い出せんねんよxx
さてさて、サイトの更新今度の休みこそと、先週の休みに書いてましたが。書きあがらなかったので、ブログにこっそりアップしときます。が、オリジナルになっております。――出来上がってからツーパターンに分けるかもしれませんが、未定ということで。中途ですが、少しでも楽しんでいただけると、嬉しいです。
『悪魔と踊れ 1』
「ああああああ……………っ」
悲鳴が広場にこだまする。
まだ甲高い、子供のものだ。
積み上げられた薪の上、太い杭に縛められた十台半ばほどの少年が、空を見上げて、泣き叫ぶ。
短い栗色の髪が、上昇気流に煽られて、まるで、黒々とした炎のように、顔の周りで揺らいでいる。
ぱちぱちと、音をたてる、薪からは、煙が立ち上り、そこここから、いまだ低い火の手が、趣味の悪いダンスを踊っていた。
身をよじり、涙を流し、それでも、少年には、逃れるすべはない。
全身のいたるところに、苛烈な拷問の痕跡が残されたからだは、おそらく、鎖に縛められることで、かろうじて、立つことができているのに違いない。
潰された喉からは、押し出されるような悲鳴がでるばかり。流れる涙すら、痛みにつながり、ただ、本能的な恐怖に、捕らわれているだけなのに違いない。
悪魔と契ったってさ。
魔女だって。
腰骨のところに、ドラゴンの羽の痣があったってよ。
ひそひそと、恐ろしそうに、面白そうに、火刑に処される少年を見上げては、ささやきかわす群集に、慈悲の色は、深くない。
なぜなら、少年が、流れの民のだったからだ。粗末な馬車に家財道具一式を積み各地を放浪し、祭があれば、その地で出し物をして日銭を稼ぐ。漂泊の民は、教会の教えから、遠いところに存在した。
だから、そのひとりが魔女として断罪を受けるのに、容赦はいらない。他人ごとの、見世物感覚のほうが強い。
つい数日前まで少年たちが町外れで見せていた見世物の一つであるかのように、人々は、固唾を呑んで、少年がじりじりと火で焙られるさまを眺めていた。
少年の名前は、ラウルといった。
栗色の髪に明るい琥珀色の眸の少年は、その象牙色の肌から、どこか異国の血を引いているのだろうと思われた。もっとも、それは、漂泊の民の特徴でもあったから、彼らの間にいる限り、それは、少しも、特別なことではなかった。ただし、ラウルの肌の色は彼らよりは明るく、肌の質は、彼らの誰よりも、肌理が細かかった。
「いいかい、ラウル。人前で服を脱ぐんじゃないよ」
腰に手を当てて、ラウラが、諭す。
スカーフで束ねた赤毛が、揺れる。
「わかってるって、姉さん」
「ジュールも、弟のことなんだから、気をつけるんだよ」
黒い髪の少年が、
「ラウルに過保護過ぎだって」
と、苦笑をこぼした。
「わかったら、いっといで」
ぱしんと二人の背中を叩いた。
森の中の空き地で、彼らは、一夜を過ごすことにした。
まだ日は高い。
しかし、この日のうちにこの森を抜けられるかどうかは、心もとない。
「ラウラ、こっちをてつだっとくれ」
母親の声に、ラウラは朗らかに答えた。
「なんでオレだけ。不公平だよな」
シャツの袖をまくりながら、ラウルがぼやく。
「しかたないって。お前の背中になにがあるか、知ってっだろ」
「うん。けどさぁ、川遊びするくらいいいと思わないか?」
こう暑いとさ。
空を仰ぐと、針葉樹の細い葉の奥から、金の雨が降り注ぐ。
雨のような日の光に、ラウルの栗色の髪が、金粉を帯びたように輝いた。
「ひとがいなけりゃな」
「けち」
頬を膨らますラウルに、ジュールが笑う。
少年たちの笑い声が、森の奥に明るくこだました。
ささやかな馬車を背に石で囲った囲炉裏に火をつけ、鍋をかける。
馬車のひさしにぶら下げていた野菜を数個切り刻んで、入れた。
木のへらでかき回していると、背中にしょった赤ん坊が、泣きはじめる。
「はいはい。おっぱいだね。ちょっとお待ち」
「母さんごめん、鍋見ててくれる」
赤ん坊を下ろして、ラウラは、ブラウスの前をくつろげた。
嵐が近いことを、空が告げていた。
司教はひとり、馬を走らせる。
森の中での野宿など、とんでもない。
従者が留めるのも聞かず、司教は、馬に鞭を当てる。
僧服が、風にひるがえる。
雷が、空を引き裂き、司教の耳を聾した。
馬が後ろ足で立ち、もがくように空を掻く。
「うわっ」
馬から振り落とされる。逃げる馬を追うことすらせず、ぬれねずみの司教は、とぼとぼと、風の中を歩きはじめた。
どれくらい歩いたのか。
目の前に、みごとな城館が、現われた。高い塔を従え、黒々とシルエットが空にそびえていた。
オレンジの明かりが、城館に人が住むことを教える。
司教は、扉にやっとのことでたどり着き、黒い鉄のノッカーを握り締めた。
ろうそくの炎がかすかに照らすだけの質素な一室で、ひとりの女性が、ひざまずいて祈りをささげていた。
その姿から、女性が、尼僧であることが見て取れる。
一心に壁にかけられた十字架に向かい額づく女性は、背後に近づく影に気づくことはない。
ただ、十字架の左右に据えられた一対の炎が、ゆらゆらと、はためいていた。
黒と金と白の豪奢な廊下に、赤いマントがひるがえる。
頭を垂れて突然現われた男に、礼をとるのは、大小さまざまな異形である。
その中に、目を惹く端正な姿があった。
漆黒の髪はつややかに白皙の面を引き立たせる。すっきりと冷ややかなまでの美貌の中、ひときわ目を惹くのは、金色のまなざしと、鮮やかな朱唇である。ゆったりと口角をもたげ、
「お帰りなさい父上」
と、腰を折る。
「ユージーンか」
まだ少年らしさの残る第一王子に、よく似た金の目を細めて笑いかけるのは、魔王である。
森羅万象、異形と謗られる者たちを統べ、守り、裁く。慈悲深く、気高い、そうして同時に冷酷の、王だった。
ついと息子の細い頤を持ち上げ、
「遠からず、我が子がひとり増える。それを、お前に与えよう」
ユージーンの金の眸が、珍しく驚愕に見開かれた。
「対となすもよし。喰らうもよし。いずれ、お前の役に立とう」
周囲の異形が、ざわめく中、王は王たる笑いを響かせながら、廊下を奥へと消えていった。
ひときわ大きな悲鳴の後に、頼りない赤子の鳴き声が聞こえだす。
当惑に顔を見合わせるのは、いずれも、尼僧たち。
赤子を産み事切れた尼僧は、彼女たちの誰よりも、気高く信仰心にあふれたものだった。
その彼女が産み落とした男の赤子を見て、誰一人として、動くことができない。
赤い肌も、栗色の髪も、握り締めた手すら、いとけないほどの存在に、しかし、その仕打ちができたのは、信仰心の故であったろう。
腰骨の上、くぼんだ箇所に、灼熱に熱した鉄を押し当てる。
赤子が、ひときわ激しく泣き出した。
赤子の背に禍々しく刻みつけられたのは、紛うことない、魔女の烙印。――――ドラゴンの一対の翼だった。
「汚らわしいものを、尼僧院になど置いておけません」
吐き捨てるように言ったのは、年かさの尼僧である。
「院長さま」
尼僧たちが、頭を下げた。
「ではどうしろと」
「捨てるのです」
院長の言葉は、神の次に絶対である。
布にくるんだ赤子を、院長が、尼僧見習いに手渡した。
「いいですね。誰にも知られず、捨てるのですよ」
尼僧院から赤子など、とんでもない醜聞である。――絶対にありえないというわけではなかったが、禁を犯し、神を裏切った尼僧には、それ相応の処罰が。そうして、堕胎もならず生まれた赤子は、ひそかに、尼僧院から出されるか、処理され、裏庭に埋められる。
裏庭に埋めることすら厭ったのは、院長が、死んだ尼僧の信仰を信じていたからに他ならない。
彼女が、神を裏切るはずがない。彼女は、俗世すら知らない、誰よりも清らかな、この尼僧院の申し子であったのだ。僧院の外にでたことすらない彼女が、どうして、子を孕めるだろう。また、この僧院は、外からの進入に鉄壁を誇っている。
だから、この赤子は、ひとの子ではないのだと。
ましてや、神の子などでは、決して。
であれば、汚らわしい、悪魔に、かの尼僧が犯されたのに違いないのだと。
だからこそ、そのようなものを、殺すことすら恐れたのだ。
災厄が尼僧院に降りかかることを避けるため、院長は、心を、鬼にしたのだった。
異形のものたちが住まう異界――魔界であれ、月も巡れば、太陽も昇る。
ユージーンは星々を見上げ、気だるいからだをもてあましていた。
おそらくは、成長期の終わりが来たのだ。
最後の段階を駆け上るために、冬が訪れる。
冬をすごさなければ、成人とはいえない。
冬――それは、眠りの季節である。長い眠りの果てに目覚めた時、ユージーンは、大人として復活する。
永い眠りのさなかに、いくたりかの王子王女が、命を落とした。目覚めることのなかった兄と姉。いまや、彼のほかに、純血の魔王の子はいない。
その彼のために、王は、混血の子をもうけたのだ。
ユージーンのためだけの。
混血の子は、純血に比べて、生命力が、段違いに強い。それは、執着心が強いということなのだろう。常に倦怠をもてあます純血の魔物に比べて、他で劣っているからこその、執着なのかもしれない。それは、その血に、からだに、精神に、孕まれる。だからこそ、魔王は、父は、ユージーンに与えるのだ。
守り――の存在を。
肉を喰らい、その執着を身に着けるもよし。
対となして、目に見えない守護を受けるもよし。
父の愛情を確かに感じ取り、ユージーンは、掌を見つめた。
青白く輝く月の光が、掌に、降り注ぐ。
月光の鏡を覗き込めば、そこに、尼僧の姿があった。
寝台がひとつあるきりの、狭い部屋の中、床に跪き、神に祈りをささげる姿からは、清冽なばかりの信仰が、あふれだしている。
しかし、信仰とは反対に、その迫り出した腹に、違うことのない、魔王の血を感じ、ユージーンは、かすかに口角を引き上げた。
清冽ではあれ、自分たちの信じる神のみを絶対として、以外は迫害する。その狂信を嘲笑うかのように、鮮やかな朱のくちびるが、月光の鏡に息を吹きかけた。
朝もやの中、赤子の泣き声が、心もとなく耳に届く。
川のほとりにしゃがみこんだ、まだ少女のような女性が、芦にかかって揺れる塊を抱き上げた。
今にも死に絶えそうな弱々しい声。
「大丈夫。大丈夫だからね」
優しくささやきかけながら、赤子の体温を奪う布を取り去った。
水を拭い、腰骨の上に見つけた紛れもない刻印に、息を呑む。
「ああ。可哀相に………」
いたいけな身に背負わされた魔女のしるしに、この赤子の一生が、決して晴れやかなものとはなりえないだろうことを、ラウラは、悲しんだ。
戸惑い、笑い、泣き、怒る。照れたようすも、拗ねた顔も、ころころと変わる表情が、忙しなくも愛しい。
古びたリュートを見よう見まねで爪弾いて、芦で作った横笛を吹く。ジュールの奏でる音楽に合わせて踊れば、そのステップに、観客が、一斉に沸いた。
拍手とともに足元にばら撒かれるコイン。
拾い集めるのは、小さなぷくぷくとした手。
幼い妹を抱き上げて、ラウルはもう一度上流階級風のおじきをして見せた。
客が去ってゆくのを見送り、
「やった!」
ジュールと顔を見合わせ、手を高く合わせる。
「ごくろうさん」
ラウラが、笑顔で、彼らを迎えた。
「ご飯、できてるよ」
さっさとたべちまいなよ。
言われて椀を取り上げて、
「あちっ」
もう少しで、取り落としそうになった。
「まったく、そそっかしいなぁ」
ジュールに小突かれて、へらりと笑う。
「ああ、その顔だけはよしなよ」
母親にたしなめられる。
「わかってるけどさぁ」
椀の中のスープに息を吹きかけながら、ラウルが答えた。
「馬鹿みたく見える」
「あっ、言ったな!」
ジュールに掴みかかれば簡単にいなされて、
「力じゃオレにかなわないってば」
ムッとばかりに、ラウルが膨れる。
「二つばっか上だからって」
「骨格が違うからなぁ」
続く
2007-10-10(Wed)
なんでなんだか、めちゃくちゃ眠い魚里です。
休み明けから、毎日眠い。昨日は頭痛が久しぶりに来て、そのせいかとか思ったりもしてますが。さてさて。なぞ。ともあれ、後二日だ。よいしょ。
DS 漢字検定に嵌り中………。これ、ムキになりますね。ともあれ、準二級から一級の間を行ったり来たり。なんといっても、政治経済系の漢字がネックです。わ、わからんxx 予想通りではありますが。政治経済系の漢字なんか、使いませんからね~。なに、これ? です。あと、タッチパネルに書き順とか気をつけて書いてるのに、なんでまったく違う感じになるんだ~とかvv 結構、このミス多いです。
次は、英語かな。
などとやってるから、小説書けんねんなxx 書きたいのに~~。いえ、ホントよ。次の休みこそはっ!
2007-10-06(Sat)
この二人の漫画家さんのことで、ちょこっと悩みがvv というか、疑惑が………。
って、そんなご大層なことでもないんですけどね。
最近、コンビにコミックスで、「修羅の門」の第二部導入変を見つけて、買ったわけです。作者が、川原正敏(修羅の刻のほうが知名度高い? 何年か前にアニメになったし)さんね。で、十話目のタイトルページのイラストが、どうも、川原正敏さんじゃない。主役に似せようとしているのですが、どう見ても、違う。そんな気がして仕方がなくて。思い浮かぶのが、川原由美子さんの初期の漫画。「前略ミルクハウス」あたりかなぁ。そういえば、偶然とはいえ、姓が一緒だなぁ。でも、ペンネームだし。とか。
この二人のことを調べようとネットで検索しても、わからん。もともと調べるの上手じゃないしな。
アシスタントに入ってるだけかなぁとか。いろいろ考えてたりするんですがね~。ま、川原由美子さんの絵と思ったこと事態、勘違いの可能性も高いんですが。なんか、気になってしまってvv
見たことない人には、なんのこっちゃ――な話題で失礼しました。
2007-10-05(Fri)
読む本が見当たらなくって、というか、これといって読みたい本がないので、電子書店パピ○スを覗いております。
気楽にというか、仕事前の時間つぶしをかねてるので、簡単に読める怪談とか、BLとかvv で、まぁ、どっちのジャンルも高いし、そうそう嗜好に合うのが見つかるわけでもないので、最近は、フリーダウンロードの投稿ものとか、ボランティアがアップしてる無料の小説とかを、ぼちぼちと。
とりあえず、チェスタトンとかドイルとかルブランとか。
チェスタトンはよく知りませんが、多分、ブラウン神父シリーズの一本かなぁとvv タイトルは、「作男ゴーの名誉」だったかな。ドイルは、ホームズシリーズの「黄色い顔」。ルブランは、なんか知らんが、ルパンシリーズだ。
ホームズの、「白銀の失踪」とかって言うタイトルがあったので、ダウンロードして数行読んで、おや? と思った。もしかして、銀星号とか、銀流号事件とかってやつかなと。ありゃ、ビンゴでした。と、これまで読んでたの、文体が古いやねとか思ってましたが、昭和3年か5年の訳………。古いはずだvv
さてさて、このシリーズというか、フリーダウンロードで、やっぱ戦前だろう頃の日本のミステリとかいうのがありまして、よりによって、「かわいそうな姉」だったかなんかを読みました。が、読まんがよかった。後悔した………。この姉に育てられた弟の語りで話が進むのですが。最低ですよ、この弟。はい。姉さまも姉さまですが。弟が、やっぱ、鬼畜というか、人間じゃねーと、叩き切りたいタイプだ。最後まで読んで、気分悪くなりました。最後まで読んで(読むなよxx)即座に削除しましたよ。ううう。
今日見た夢は、細部までまるっと覚えていないのですが、イメージ的に、薬売りさんが登場していたらしい気配です。
2007-10-04(Thu)
夢を見ました。
高遠くんとはじめちゃんと明智さんが出てくる夢。久しぶりだなぁ。でも、珍しく、美雪ちゃんは、不在でありました。あれ? 代わりにオリキャラの女の子が二人。
どうも、夢に出てくる高遠くんは、原作設定のバージョンのようです。確率高いです。
で、新規のアニメの一話分っぽい感じでしたね。
オリキャラの女の子の恋人が、ぐるぐる巻きにされた上足に石をくくられて海で殺される。で、女の子だけが犯人たちを知ってて、多分、復讐をするんでしょうねぇ。で、明智さんは、別件を追っかけてて、その事件と遭遇。――明智さんの追っかけてる事件の容疑者が、女の子に惚れちゃって~んでもって、絡むんですよ。はじめちゃんは、なぜか、記憶喪失で、どうやら、高遠くんが原因らしい。それで、環境を変えようと、別の高校に編入してて、そこで、この事件と遭遇するんですねぇ。だから、はじめちゃんは、明智さんと出会っても、認識しない。という感じ………。ラストがどうなるのか~~~なんて、夢なので、わからんですvv
さてさて、アニメとなれば、オープニング曲が必須ですが。
曲はなぞ、だけど、曲のバックの画面は、覚えてたり。
たくさんの通行人がいて、スポットライトを浴びたキャラだけが、突然踊るという………。魚里、後姿の高遠くんを発見。おおっと、思ってると、突然スポットライトが当たって、鮮やかなベストにスーツという格好の高遠くんが、ラテン系のみごとなステップを披露してくれるのでした。
この夢の中、笑えるシーンはいろいろありましたが、ベストは、明智さんでしたね。いや~なんでか、天井に張り付いてる明智さん。はじめちゃんを刺激しないようにと気を使ってるみたいですが、夢とはいえ頓狂すぎです。なにせ、全身ボディースーツって………しかも、オレンジ。隠れてませんって!
んでもって、逃げる高遠くんを追いかける明智さん。なんでか、御神輿を担いでる明智さん。あまつさえ、高遠くんも、明智さんも、あの、御神輿を担ぐスタイルです。はい。いえ。フンドシではありませんでしたが………いっそそっちのほうが、潔かったかも。なんせ、腰までの長い法被の下、あの、ブ、ブリーフ一枚なのは、いったいxx
魚里の精神状況がいかにストレス下にあるかって夢なのかもしれないですねぇ。いやはや。おそまつ。
2007-10-02(Tue)
自分でもなにやってんだかわからくなりそうな、魚里です。
つ、ついに、DS Lite 注文してしまいました。ゲッxx う~ん。考え直すなら、今のうちだぞ、魚里! と、自分で自分に突っ込みを入れつつ………。
ピタテンとか言うのと、読みそうで読めない漢字とか言うのやってみたいなぁと思ったのが、運のつき。ううう。
でも、両方ともまだでてないので、とりあえず、シータとかいう、パズルを一緒に。色は、グロスシルバーにしてみました。
PSPは持ってるんですが、漢字やら英語やらのパズルには向いていないんですよねこれ。選択するしかないからさ。タッチペンで書くほうが、英語とか漢字のパズルなら、学習兼ねてるって感じが出ていいのではというのもあります。やって、PSPの漢字検定準二級、買ったその日にクリアしちったんですもん。全部、選択………。書き取り、意味ないやろ、選択じゃ。
やっぱ、この手は、DS向きかなぁと、思ってしまった経験でありました。
と、愚だ愚だ書きながら、姪っ子に見つからないように使わないとね。絶対、めちゃくちゃされる。姪っ子は、DSを持ってるんだが、すでに、ぼろぼろだからなぁ………。
そういえば、9/30の日記に、高遠という文字だけで萌えれると書きましたが。最近、浅野って苗字でも萌えてる魚里がxx う~ん。どこにでもある苗字なだけに、結構おろおろしちゃいますよ。うん。忠臣蔵なんぞ見た日には、どうしようって感じになりそうですが。いや、見ませんがね、今更。
2007-10-01(Mon)
「不精して」~って、方言じゃないですよね??
標準語だと思って使っておりましたが。
若い子に、通じなかった………。ショック。
でも、やっぱ標準語だよなぁ。使い方が間違ってた? のだろうか。
「不精して、リンスしなかったんだ~」って続けたかっただけなんですが………。はて?
はい。無精者ですので。魚里は。
先週、しんどいのもあって、リンスしなかったわけです。したら、髪が飛び跳ねて、結構収拾つかないことに。で、やっぱリンスいるか~と、したら、治まったので。いや、まぁ、当然といえば当然なんでしょうが。めんどいときってありますよね。
ボディーシャンプーで髪洗ってしまって、洗いなおすのが面倒でそのままリンスとか。魚里だけですかね。
髪じゃないですが、一番ショックだった間違いは、化粧水と間違って、除光液を顔に塗ったことだったりxx 顔が退き縛りましたよ。きしきしって。あわてて、水で洗い流しましたし、目も洗いましたがね。目になんかあったら~~~が、一番怖いは。